ほけんしょ通信4月号
[2020年4月3日]
ID:28381
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今回は健康な体を保つための「適正体重」についてお話します。
皆さんは、定期的に体重を測っていますか? 食生活や食習慣が多様化している中、近年、食べすぎや運動不足による「肥満」や「メタボリックシンドローム」がある一方で、不適切なダイエットによる「やせ」も問題となっています。健康でいきいきと過ごすためには、自分に合った「適正体重」を認識し、管理することが大切です。
枚方市のアンケートによると、20から60歳代の男性の約25パーセントが肥満であり、特に40歳代の男性では約35%が肥満という各年代の中で最も多い結果となりました。
「肥満」は糖尿病や脂質異常症・高血圧症などの生活習慣病を始めとして数多くの疾患の原因となるため、早期に予防することが大切です。
20から60歳代の女性の肥満者の割合は男性の半分程度ですが、一方で20歳代の女性の約5人に1人が「やせ」という結果でした。若年女性の「やせ」は、骨密度の低下、低出生体重児を出産するリスクなどとの関連があることがわかっています。
「肥満」や「やせ」がもたらす健康上の影響を理解し、適正体重に近づけましょう。
「肥満」や「やせ」を予防するために、適切な運動、食事、歯と口の健康づくりが重要となります。
運動に関しては、近いところには歩いていく、エレベーターではなく階段を使うなど、意識して歩くだけでも運動不足の解消になります。
食事に関しては、年齢や活動量に合った量を食べることや主食・主菜・副菜をそろえたバランスの良い食事を心がけることが大切になります。
歯と口の健康づくりに関しては、虫歯や歯周病になると、適切な食習慣を保つことが出来なくなり、肥満ややせの原因となるため、毎食後に歯磨きをすることや歯間部清掃用具を用いることで虫歯や歯周病の予防をすることが大切になります。
保健センターでは、健康診査の結果の見方や生活習慣病などについて気になることを保健師に相談できる健康相談を月に1回、食事に関して管理栄養士に相談できる栄養相談を月に4回実施しています。どちらも無料で専門職に相談できますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは広報またはホームページをご確認ください。
枚方市では毎年市内各所で狂犬病予防のため、集合注射を実施しておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、令和2年4月の2日から16日の間に予定しておりました狂犬病予防集合注射及び愛犬お悩み相談会を中止いたします。ご参加を予定されていた方々に多大なるご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
狂犬病の予防注射は動物病院で接種することができますので、令和2年度の狂犬病予防注射は各動物病院で受けていただきますようお願いいたします。注射料金は各動物病院等で異なる可能性があります。
なお、一部の動物病院では犬の新規登録や狂犬病予防注射済票の発行をおこなうことも可能です。新規登録等可能な動物病院は枚方市のホームページや広報ひらかた4月号に掲載いたします。
狂犬病予防注射を打つために病院に行く際、すでに犬の登録がお済みの方は、3月中に保健衛生課から送付する犬の登録番号等がわかる書類を持参していただくようお願いいたします。
狂犬病は人も犬も発症すると、ほぼ100パーセント死亡してしまう大変恐ろしい病気であり、いまだに世界各地で、毎年5万人以上もの命を奪っているともいわれています。
日本では犬の登録を行い、飼い主の責任と犬の所在を明らかにし、狂犬病予防注射を徹底することにより、狂犬病の撲滅に成功しました。昭和32年以降これまで犬での狂犬病は発生していませんが、日本と同様、狂犬病が発生していなかった台湾で平成25年に50数年ぶりに狂犬病が発生しました。諸外国との交流が盛んな現在、海外から狂犬病が侵入した場合に接種率が低いと狂犬病の発生とまん延を防ぐことができません。
狂犬病予防法により、犬の登録と毎年1回狂犬病予防注射を受けさせることが飼い主に義務付けられておりますので、4月に入りましたら、6月までの間に各動物病院で狂犬病予防注射を飼い犬に受けさせるようお願いいたします。
繰り返しになりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、令和2年4月の2日から16日の間に予定しておりました狂犬病予防集合注射および愛犬お悩み相談会を中止いたします。ご参加を予定されていた方々には多大なるご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
お問い合わせ等ございましたら枚方市保健所 保健衛生課まで。電話番号は072-807-7624です。よろしくお願いいたします。
本日は、「特定不妊治療費の助成」と「不育症治療費の助成」についてお伝えします。
まず、特定不妊治療費の助成についてですが、枚方市では、不妊に悩む方へ、特定不妊治療費の一部を助成しています。
特定不妊治療とは、体外受精または顕微授精のことで、子どもが生まれてくることを望んでいるにもかかわらず、特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか、極めて少ないと医師に診断された法律上のご夫婦に、指定医療機関で受けた治療費の一部を助成しています。
ご夫婦のどちらかが枚方市にお住まいであること、ご夫婦で合算した所得が730万円未満であること、治療開始時点の妻の年齢が43歳未満であることなどが条件となっています。
助成金額は、治療内容によって1回7万5千円または15万円が上限です。初回申請の方と、特定不妊治療のうち主治医の治療方針で男性不妊治療を受けた方は、助成金額の加算があります。
申請期限は、治療が終了した日の属する年度の末日3月31日までです。ただし、治療終了日が3月中の場合は、4月14日まで申請できます。申請期限を過ぎると、申請を受け付けることができませんので、ご注意ください。
次に、不育症治療費の助成についてお話します。
不育症とは、妊娠しても、2回以上、流産、死産を繰り返し、結果的に子どもが持てないことを言います。
枚方市にお住まいの方で、不育症の治療が必要であると医師に診断され、国内の医療機関で受けた治療や検査について、1年度につき30万円を上限に助成しています。
申請期限は、治療が終了した日から3ヶ月以内ですので、早めに申請してください。
なお、特定不妊治療費の助成、不育症治療費の助成ともに、対象となるのは保険適用外の治療費で、治療途中での申請はできません。
申請について、詳しくは、枚方市保健所のホームページをご覧いただくか、保健予防課へお問い合わせください。今日は、マタニティマークについて、お伝えします。
たとえば電車の中でマタニティマークを身につけている妊婦さんに出会ったとき、皆さんはどうしていますか?
マタニティマークとは、妊産婦の健康を守るための大切なマークです。おなかが目立たない妊娠初期にこそ身につけてほしいマークですが、周りに気を遣わせたくないという気持ちや、身に着けたことで怖い思いをした経験から、妊婦さん自身がつけることを躊躇する場合もあるようです。
妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、妊婦さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。
妊娠初期に、脳や内臓、目や耳といった赤ちゃんの体のさまざまな器官が作られていきます。しかし、妊婦さんが喫煙しなくても、近くでたばこを吸っている人がいれば、たばこに含まれるニコチンの影響により赤ちゃんの成長が阻害されてしまいます。たばこから立ち上がる煙である副流煙には、吸ったたばこの煙の2倍のニコチンが含まれていると言われています。つまり副流煙のほうが妊婦さん自身で喫煙するよりも赤ちゃんへの影響が大きいということになります。
また、妊婦さんによって個人差がありますが、妊娠するとつわりによる胃もたれや胸のムカつき、嘔吐、においに敏感になるなどの体調の変化が生じます。さらに、体が熱っぽくだるく感じられ、眠たくてたまらなくなるなど、風邪に似た症状も起こります。その他、足の付け根がつったり、腰が重く感じられるようになったり、ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなるため便秘になることもあります。
しかし、妊娠初期には外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など、妊婦さんにはさまざまな苦労があります。
枚方市ではマタニティマークを妊娠届出の際に母子手帳と一緒に配布しています。直径約5.5cmの円形ストラップで、ピンク色のハート型の中央でお母さんと赤ちゃんが目をつぶって微笑んでいるデザインです。もしマタニティマークを身につけている妊婦さんを見かけたら、近くでタバコを吸わない、席を譲るなど思いやりある気遣いをお願いします。
Tel 072-841-1221(代表) Fax:072-841-3039(代表)
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