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ほけんしょ通信3月号

[2020年3月2日]

ID:27716

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「災害時における食事の備え」について(令和2年2月6日放送分)

皆さま、災害時における食事の備えは万全ですか?

近年、日本各地で発生している地震や台風による大きな被害が相次ぎ、枚方市においても平成30年の大阪北部地震や台風21号など、これまでにない災害に見舞われました。

今回は、災害時に自分たちの身を守るための災害食のポイントについてお話します。

災害による被害をできるだけ少なくするためには第一に、自分の身は自分で守るということです。そのための災害に備えた備蓄食としては、水道や電気・ガスなどのライフラインが停止して使えなくなる場合を想定し、調理不要ですぐに食べられるもの、常温保存できるものを準備することが大切です。

また、災害時でも栄養のバランスを考えて、主食となるパンやコーンフレーク、乾パン、メインのおかずとなる焼き鳥やサバの缶詰、魚肉ソーセージ、副菜となる野菜やフルーツの缶詰、ジュース類などを備えておくとよいでしょう。

カセットコンロやガスボンベがあると、お湯を沸かしてインスタント麺や粉末のスープを作ったり、カレーやハンバーグなどの調理済みのレトルト食品を湯せんしたり、フライパンを使って野菜炒めなどの簡単な調理をすることもできるので便利です。

また、災害時用の食品として、予め賞味期限が長く設定された食品を準備しておくこともひとつですが、普段食べているものを備蓄するローリングストック法といわれるものがあります。

ローリングストック法とは、備蓄用に特別買い揃えなくても、水や缶詰、インスタント食品など、常温で日持ちするものを普段から多めに買っておき、日常の食事で使った分をその都度買い足し、常に食品を保管しておく方法をいいます。

それらの食品はどこかへしまい込まずに目の付く場所に保管して1つ使ったら1つ買い足し、賞味期限切れで処分することがないよう、予め食べる日を決めておいたり普段の献立に取り入れたりする計画を立てておくと良いでしょう。電気が止まった場合は冷蔵庫に入っている食品が無駄にならないよう、優先的に効率よく使用していくことも大切ですね。

災害時は不便な生活や緊張から食欲が落ちてしまいがちです。必要な食事が摂れるよう、なじみのある味や食材など、各家庭にあったものでストックをしましょう、また、タンパク質やビタミンの不足など栄養バランスが整わないことが心配されるため、肉・魚などの缶詰、野菜や果物のジュースなどを意識して買い揃えましょう。

調理をする際は衛生面に十分注意し、下痢や嘔吐などの症状がある人は調理を担当しないようにしてください。その他調理の際にあると便利なものとして、手洗いが十分にできない場合に使える消毒ティッシュや使い捨て手袋、包丁代わりに使用できるキッチンバサミ、極力洗い物を出さないようお皿の代わりに使用できるラップやアルミホイルがあります。

最後に、人間の体に欠かすことのできない水は、一日一人当たり3リットルを目安にしましょう。水は飲むだけでなく、調理用の水としても必要になりますので、意識して多めにストックしておくべきものの代表です。

備えあって憂いなし。いつ起こるかわからない災害に備えて、自分や大切な人を守るための災害食について一度考えてみてください。

「食中毒予防の6つのポイント」について(令和2年2月13日放送分)

食中毒というと外食が原因と思われがちですが、家庭の食事でも発生しています。

今から『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』をお話ししますので、普段の食事作りをチェックしてみましょう。

1つ目のポイントは、食品の購入です。

・肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。

・消費期限などの表示を確認して購入しましょう。

・肉や魚の汁が他の食品につかないように分けてビニール袋に入れましょう。

・購入後は食品の温度が上がるのを防ぐためにすぐに帰りましょう。

2つ目のポイントは、家庭での保管です。

・持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保管し、庫内温度が上がらないよう詰めすぎに注意しましょう。

・生肉や生魚はビニール袋や容器に入れて、他の食品に汁がつかないようにしましょう。

3つ目のポイントは、下準備です。

・生肉、生魚は、果物やサラダなど生で食べるものから離して取扱いましょう。

・生肉、生魚に使った包丁・まな板は洗剤で洗って熱湯をかけましょう。

・冷凍食品の解凍は、冷蔵庫や電子レンジで行いましょう。

・作業中はこまめに手を洗いましょう。

4つ目のポイントは、調理です。

・台所を清潔にしましょう

・加熱調理する食品は、中心部まで十分に加熱しましょう。

・電子レンジで加熱するときは、時々かき混ぜるなど、均一に加熱しましょう。

5つ目のポイントは、食事です。

・食べる前に手を洗いましょう。

・盛付けは清潔な器具、食器を使いましょう。

・食品は長時間室温に放置しないようにしましょう。

6つ目のポイントは、残った食品です。

・早く冷えるように清潔な容器等に小分けし、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

・温め直すときは、中心部まで十分に加熱しましょう。

・時間が経ちすぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、思い切って捨てましょう。

皆さまの普段の食事で気になるところはありましたか?本日お話しした『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』に注意し、家庭での食事を楽しんでください。

「自殺対策強化月間」について(令和2年2月20日放送分)

平成18年に制定された自殺対策基本法において、国民の間に広く自殺対策の重要性に関する理解と関心を深めるとともに、自殺対策の総合的な推進を図るため、毎年3月を自殺対策強化月間と定めています。

平成29年に閣議決定された「自殺総合対策大綱」においては、「自殺は、その多くが追い込まれた末の死」であり、「その多くが防ぐことが出来る社会的な問題である」とされています。

また、その背景には過労、生活困窮、育児や介護による疲れ、いじめや孤立などさまざまな社会的要因があることが知られています。

枚方市におきましても、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し、自殺対策を「生きることの包括的な支援」として総合的に推進することを目的に「枚方市いのち支える行動計画」を平成31年3月に策定し市を挙げて自殺対策に取り組んでいきます。

現代社会においては、さまざまな問題や悩みを抱える人が少なくありません。そして、そのような苦しみを抱えながら日々を過ごすことは、とても辛くしんどいことです。このような状況にある人達が発するサインに気付き、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげていくことが出来れば、辛く、しんどい気持ちを少しでも救うことが出来るのです。

いつもと違う様子がある人に、「最近元気がないけど、どうしたのかな」「何か悩んでいるのかな?」「ちゃんとご飯食べてる?」「眠れてる?」と、ちょっとした声かけをすることで、辛く、しんどい気持ちに気付いているよ、と伝えることが出来ます。

そして、その人が少しづつでも心の中を話し始めてくれたら、本人の気持ちを尊重し話に耳を傾け、そして早めに専門家に相談するよう促してください。サインに気付き、声をかけて、専門家へと つないでゆく。こういったことが、本人の気持ち、そして命が救われるきっかけとなります。

枚方市には「ひらかたいのちのホットライン」という電話相談窓口があり、月・水・金曜日の午後1時から午後8時まで開設しています。また、枚方市保健所でも「こころの健康相談」をお受けしています。「こころの健康相談 専用ダイヤル」845-3177、または保健予防課807-7625へお電話ください。

「女性のがん」について(令和2年2月27日放送分)

今日は、代表的な女性のがんである「子宮頸がん」と「乳がん」について、お伝えします。

最初に「子宮頸がん」についてお話します。「子宮がん」は「子宮体がん」と「子宮頸がん」に分類されますが、「子宮頸がん」は子宮頸部と呼ばれる子宮の入り口にできる「がん」です。子宮の入り口付近にできるため、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすい「がん」です。最近では、20~30歳代の女性で増えています。

「子宮頸がん」は、正常な状態からすぐ「がん」になるのではなく、異形成といわれる「がん」になる前の状態を何年か経てから「がん」になります。異形成の時期では、おりものや出血、痛みなどの自覚症状がありません。

「子宮頸がん」の多くの原因は、ヒトパピローマウイルスの感染です。このウイルスは、性行為で感染するとても身近なウイルスです。

ヒトパピローマウイルスに感染しても多くの人は自分の免疫力でウイルスを排除することができますが、ウイルスを排除できずに感染が続くことで、「子宮頸がん」の前がん病変である異形成や「子宮頸がん」に進行します。

ウイルスによる感染から子宮頸がんに進行するまでおよそ10年かかるといわれています。

また、喫煙により、「子宮頸がん」発生の危険性が高まります。

続いて「乳がん」についてお話します。「乳がん」は日本人女性に一番多いがんで年々増加傾向にあり、11人に1人が「乳がん」にかかる危険性があるといわれています。

「乳がん」にかかる女性の数は30歳代後半から増加し、40歳代後半から50歳代がピークを迎えます。ご自身や身近な人がかかる可能性の高い「がん」の一つといえます。

「乳がん」の発生要因として、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっています。体内のエストロゲンが多いと「乳がん」の発生の危険性を高めます。また、飲酒や閉経後の肥満、運動量が少ないことも「乳がん」発生の危険性を高めると言われています。

「乳がん」は乳管の中に悪性のがん細胞ができ、それが増殖していくものが多いと言われています。

また、しこりとして見つかる前に、乳房の周りのリンパ節や遠くの臓器に転移して見つかることがあります。

しかし、早期に発見し適切な治療を開始すれば約90%以上が治癒します。

早期発見のためにも、日々の自己触診とあわせて定期的に検診を受けましょう。