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あしあと

    (仮称)市民総合文化祭について意見交換会を行いました

    • [公開日:2020年1月29日]
    • [更新日:2022年3月20日]
    • ページ番号:27352

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    (仮称)市民総合文化祭について意見交換会を行いました

    令和3年9月上旬に枚方市総合文化芸術センター(以下、「センター」という。)がオープンします。

    センターでは、これまで実施してきた合唱、吹奏楽、人形劇、演劇に加え、あらゆるジャンルで市民の文化芸術団体の横断的組織に発表する機会を提供するとともに、ジャンルを越えた交流を促進できるように、「(仮称)市民総合文化祭」を開催する考えです。

    事業を具体化するため、令和元年(2019年)10月に、文化芸術活動に取り組んでおられる市民団体の皆さんと意見交換を実施しました。

    1.「(仮称)市民総合文化祭(案)」の概要

    ・文化芸術振興審議会の答申を踏まえて、センターの大・小・イベントホールや美術ギャラリーを活用した短期集中型全館活用方式で開催する。

    ・開催時期は、枚方市文化芸術振興計画や文化芸術振興審議会答申を踏まえて、児童・生徒など子どもたちが参加しやすい夏季休業期間中で、枚方まつりなど、枚方市駅周辺一帯での賑わいが創出される8月下旬から9月上旬のうち、2週間程度(週末2回を含む)とする。

    ・対象事業の範囲は、(1)市内横断的な組織による発表(ホール等)や市展(ギャラリー等)、(2)収益を目的としない市民企画の文化普及事業、(3)枚方市アーティストバンク登録アーティストによる公演や学生選抜メンバーによる発表などとする。

    ・各事業の調整を行う組織として、市・指定管理者・参加団体で実行委員会を構成し、運営をサポートするボランティアを募集する。

    ・令和3年度に実行委員会を創設し、令和4年度から開催する。

    2.意見交換会の概要

    日時 令和元年(2019年)10月9日(水) (1)午後1時~、(2)午後6時~ (2回開催)

    参加団体 (1)枚方演奏家協会、枚方演奏家クラブ、枚方合唱協会、枚方三曲協会、枚方人形劇連絡会、枚方市芸能団体協議会、枚方市舞踊協会、枚方南おやこ劇場、枚方中部おやこ劇場(9団体/19人)

    (2)枚方吹奏楽協会、枚方演劇連盟、枚方バレエ協会、枚方東部おやこ劇場 (4団体/9人)

    主なご意見と回答
    市民団体からの意見 市からの回答 
     市民総合文化祭に参加するにあたって、枚方市から何か補助はあるのか?

    公演当日の施設使用料は無料で使用できます。

    また、「枚方市市民企画イベント促進事業」制度を活用していただくと、規定条件を満たせば1団体最大30万円の枠内で助成します。 
     機材や照明など専門人材の手配はどうなるのか? 舞台の専門的な操作はセンターの専門人材が行います。 ただし、必要な機材を生涯学習市民センター等から運ぶ等、館外の業務はできません。
     市民総合文化祭はセンターの開館の年だけ開催するのか、今後も毎年継続していくのか? 毎年開催することを想定しています。
     令和3年度は枚方市文化国際財団との共催で行っている発表もできなくなる。市民総合文化祭を令和4年から開催するとすれば、令和3年度の発表機会はどうなるか? 令和3年度の市民の発表機会の確保については、検討中です。
     枚方市文化国際財団に代わるのは、指定管理者となるのか?枚方市文化国際財団が担う事業のうち、文化事業は指定管理業者が担うことになります。 ただし、指定管理業者が行うのは、総合文化芸術センター内での事業に限りますので、枚方市文化国際財団が各生涯学習市民センター等で行っていた事業は実施できません。
     市民総合文化祭の開催時期は枚方まつりと被らないか? 相乗効果で集客するため、あえて日程を被らせています。8月下旬~9月上旬のうち2週間程度の期間で開催する考えで、詳細は実行委員会で決めたいと考えています。
     大ホールと合わせて、リハーサル室も借りられるのか? 詳細は今後の協議で決定したいと考えています。

    1970年代後半に「枚方市民コンサート」に出場する団体が、吹奏楽や合唱など数が多くなってまとめきれず、やめた経緯がある。同じことが起こるのではないか。

     市民総合文化祭への参加は強制ではありません。独自で実施したい団体は、従来通り施設を借りて頂ければと考えます。市としては総合文化芸術センターの開館に合わせ、短期集中型で、発展形でやっていきたいという考えで、あくまで協力依頼の位置づけです。
     従来の催しに加えて総合文化祭というなら良いが、みんなここに集まれというなら、無理な団体もある。 財団が共催する形で発表の機会を持つ団体があることは承知していますが、一方で独自で発表の機会を作っておられる団体もたくさんあります。それぞれの団体にさまざまなご意見があることは理解しますが、総合文化芸術センターの整備を契機に、ジャンルを超えた新たな形で市民の発表機会を確保したいと考えています。
     ・中学校で教師をしている。8月末に開催するなら、3年生はコンクールで引退するので、1・2年生だけの演奏となる。暑い時期というのは心配だが、この時期しかないと思う。

    ・小学校で教師をしている。こういう形で継続して発展していけたら枚方の力になると考えている。技術的に上達しているのは8月末~9月なので時期はちょうど良いと思う。8月なら6年生も出られる。

     

    ・多くの市民の方に聴いてもらえるのは、子どもにとって嬉しいこと。なんでも協力させてもらいたいし、市民総合文化祭の話を聞いてワクワクしている。

    ・合唱などいろんな団体がせっかく一緒にやるなら、合唱とのコラボレーションをしたい。それぞれが単体でする感動もあるが、一緒になることによる化学反応を出したい。そういう感動を子どもたちに味わわせたい。客席に吹奏楽ファン、合唱ファンが両方いるのは、素晴らしいこと。

    ・演劇の活動を行っている。時期はどこも厳しいが、この時期がこういうことができるギリギリの時期だ。高校生は8月下旬に2学期が始まり、文化祭が控えていて忙しい。ここからはみ出てしまう団体も、何らかの底上げ、支えてくれるような形になれば嬉しい。裾野を広く支援していただきたい。

    短期集中型で実施するメリットとして、演劇と合唱のコラボなど、ジャンルを超えた取り組みが生まれると良いと考えています。実行委員会を組織することによって、いろいろなコラボを期待しています。
    舞台鑑賞団体は、総合文化祭にあまり関係がないのではないか。

    「市民企画イベント促進事業」にエントリーしておられる鑑賞団体もあります。市民総合文化祭は活動発表の機会を作るだけではなく、期間内に市民団体に事業を実施していただくことも対象として想定しています。

    また、これに限らず、幅広く関わってもらえる仕組みを実行委員会の中で考えていきたいと考えています。

    まとめ

    根本的な考え方についての反対意見はなく、市民総合文化祭の趣旨に前向きに賛同する意見が複数ありました。市から提案した時期についても、概ね賛同を得られました。 今後も、具体化に向けて検討を進めていきます。