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ほけんしょ通信12月号

[2019年12月13日]

ID:26871

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「いい歯の日」について(令和元年11月7日放送分)

11月8日は、「いい歯の日」です!

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動の一環として設けられた日が「いい歯の日」です。

平成5年に日本歯科医師会が制定しました。「いつまでも美味しく、そして楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」という願いが込められています。

「いい歯」って、一体どんな歯なんだろうと思う方もいらっしゃると思います。いい歯というと、むし歯のない歯、歯周病のない歯、噛み合わせのよい歯、歯並びのよい歯、白い歯など、いろいろないい歯が思い浮かびます。

日本口腔保健協会では、もっと大きな視点で「いい歯」を伝えています。それは、生活の質の維持・向上を目指すクオリティオブライフ・QOLを高めてくれる歯、日々の生活をいきいきとさせてくれる、よく噛める歯と唱えています。

よく噛めることで、消化を助け、病気を防ぎます。また、美味しく味わうことができ、バランスのよい栄養が摂れ、そしてそれが健康に繋がります。

20本以上の歯を保つことができれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、五感で感じ、味を楽しみながら食べることができます。

一方で、歯を失うと「噛めない」状態になり、栄養摂取バランスの低下をきたします。食べ物を「よく噛むこと」「よく噛めること」は健康と密接なつながりを持っています。

よく噛むって難しいですよね。そこで、よく噛む秘訣を3つご紹介します。

まず1つ目は、日頃から歯ごたえのあるものをよく噛んで食べましょう。
よく噛むことで、あごの筋肉が鍛えられます。

2つ目は、毎日のセルフケアを丁寧に行いましょう。
丁寧な歯みがきは、むし歯や歯周病を予防します。歯ブラシだけでみがくのではなく、歯と歯の間の清掃をする器具であるデンタルフロスや歯間ブラシなども併用し、マウスウオッシュなども使うとさらによいですね。

3つ目は、かかりつけ歯科医で、定期健診を受けましょう。
歯が抜けた場合は放置せず歯科医院で診てもらいましょう。歯並びや噛み合わせを回復し、よく噛める環境を整えましょう。

日頃から歯ごたえのあるものを食べること、そして、丁寧なセルフケアとかかりつけ歯科医での定期健診を忘れずに受けることで、いつまでもよく噛める「いい歯」を保ち、いきいきとした人生を送りたいものですね。

「ノロウイルス食中毒とその予防のポイント」について(令和元年11月14日放送分)

近頃すっかり寒くなりましたが、皆さん風邪などひかれていませんか?乾燥しやすい季節になると、ウイルスが空気中に舞いやすくなります。

そこで本日は、秋から冬に流行する「ノロウイルス食中毒」とその予防のポイントについてお話します。

皆さん、ノロウイルス食中毒の原因は何だと思いますか?「カキなどの二枚貝を生で食べた場合になりやすい」というイメージを持たれている方も多いかと思います。確かに、カキなどの二枚貝にノロウイルスが蓄積しており、それを生や加熱不十分な状態で食べた場合、食中毒を引き起こします。

しかし近年、元から食品がノロウイルスに汚染されている事例よりも、調理者が食品を汚染してしまい、ノロウイルス食中毒を引き起こす事例が8割以上と多くなっています!

したがって本日の話を皆さんに参考にしていただき、ノロウイルス食中毒の流行期を乗り越えていただければと思います。

まずは、「ノロウイルスの特徴」についてお話しします。

感染力が強く、少量のウイルスで感染し、下痢や嘔吐、発熱などを引き起こす。
症状が治まっても、2週間~1ヶ月程度、便中にノロウイルスが排出される。
ウイルスはとても小さく、感染者の便や嘔吐物から空気中に舞いやすい。
加熱に強い。アルコール消毒が効きにくい。

このように対策が厄介なノロウイルスですが、予防のポイントがあります。

次は、「予防のポイント」です。

その1、手洗いをしっかり行いましょう
調理者の手指を介してノロウイルスを食品につけてしまわないよう、手は流水と石鹸液で丁寧に洗うことが重要です。二度洗いが効果的で、手洗いのタイミングとしては、食事の前や調理の前、生肉や生の魚介類を扱った後、トイレの後や清掃後などは欠かさず行いましょう。

その2、二枚貝の生食は避け、中心部まで十分に加熱しましょう
ノロウイルスをやっつけるためには、食品の中心部が85~90℃で90秒間以上の加熱が必要です。

その3、調理器具や食器は熱湯や漂白剤で消毒しましょう
ノロウイルスには消毒用アルコールが効きにくいため、熱に強い調理器具や食器類は、熱湯を沸かした鍋などに浸けて煮沸消毒します。湯が80℃の場合は、5分間煮沸しましょう。または、希釈した塩素系漂白剤に十分に浸して消毒した後、水洗いします。一般的な家庭用漂白剤(濃度6パーセント)の場合は、漂白剤10ミリリットルを3リットルの水で希釈し、使用しましょう。

その4、トイレなどの衛生管理は慎重に行いましょう
トイレの清掃時や嘔吐物の処理時などにノロウイルスに感染しないよう、使い捨ての手袋やマスクなどをし、塩素系漂白剤で適切に消毒しましょう。また、普段のトイレ清掃にも使い捨て手袋やマスクをして掃除をするとより安心ですね。

本日お話した詳しい内容は、枚方市保健所のホームページや配布しているリーフレットに掲載していますので、もっと知りたい!という方はそちらもチェックしてみてくださいね。

それでは皆さん、ノロウイルス食中毒を予防し、元気に年末を迎えてくださいね。

「子どもの事故予防」について(令和元年11月21日放送分)

お子さんがぐんぐん成長して、いろんなことができるようになるのを見ると嬉しいですよね。そして、これからも大事なお子さんを安全に安心して育てていくためには、何よりもまずおうちの環境づくりが大切になってきます。

今までは、事故とは「避けられないもの」と言われてきました。けれど、今では「予測して、事前に防げるもの」という考えに代わってきています。ぜひこの機会に子どもの事故予防について知ってもらえたらと思います。

1歳までのお子さんに起こる事故で一番多いのが「誤飲」です。いろんな物に興味がでてきて、何でもまずは口に入れて確かめる時期なので起こりやすくなります。実際にあった事例として、たばこの吸い殻やボタン電池、消しゴム、薬などが子どもの胃の中から見つかっています。

どれも、普段の生活の中で身近にある物ですよね。一度、みなさん自分の手で、親指と人差し指を使ってわっかを作ってみてください。大体500円玉くらいの大きさになると思います。この輪に入る大きさのものだと、お子さんが飲み込んでしまう危険性が十分あります。

なので、まずはそういった小さなものを、お子さんの手が届かない1メートル以上の高さのところへ置くようにすることで、子どもの安全を確保してあげてください。

また、より好奇心旺盛に動き回るようになった1歳すぎからお子さんに増えてくる事故はなにかご存知でしょうか?

それは、水場での事故や転落事故・薬の誤飲です。水場での事故というと、海や川などでの事故を想像される方も多いかと思いますが、実はお風呂場やトイレなど、家の中での事故が大半を占めています。

気付いた時にはお風呂の残り湯にはまり溺れていた、階段の高いところから落ちた、薬をお菓子と間違えて大量に食べてしまっていた、等々。想像しただけでも怖いですよね。そんな悲しい事故を防ぐためにも、立ち入ると危ない場所には囲いをして入れないようにする、薬などの飲みこむと体に大きな影響を与えうる物は、子どもの手の届かないところで保管するなど、周りの大人が環境を整えてあげましょう。

あとは、いざという時の相談窓口を知っておくということも大事な事故予防対策の1つです。

例えば、薬などを誤飲してしまった時の相談窓口としては「大阪中毒110番」や「小児救急電話相談(#8000)」などがありますので、この機会に一度確認してみてください。

枚方市保健センターでは、実際のお家をイメージして、子どもに起こりやすい事故の場所や予防のポイントなどを展示した「事故予防展示ルーム」を設けています。見学可能ですので、事前にご連絡ください。また、「うちの場合はどうしてあげたらいい?」「こんな時は?」などの相談にも、私たち保健師が一緒に考えますので、是非お気軽にご相談ください。 

「世界エイズデー」について(令和元年11月28日放送分)

毎年、12月1日は「世界エイズデー」です。エイズの蔓延防止とHIV感染者、エイズ患者に対する差別・偏見の解消を目的に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われており、今年のキャンペーンテーマは「UPDATE!話そう、HIV/エイズのとなりで。検査・治療・支援」です。

枚方市でも、令和元年11月29日、金曜日の午後4時から京阪枚方市駅 2階 中央口付近で街頭キャンペーンを行います。先着順でエコバッグをお配りしますので、皆さんぜひお越しください。

ところで、皆さんは、HIV/エイズについて、どんなことをご存じですか?

エイズは、HIVウイルスによる性感染症で、免疫力が低下する病気です。原因不明で有効な治療薬が無く、死に至る病気というイメージがあるかもしれませんが、現在は治療法の進歩により、多くのHIV感染者が感染する前とほぼ変わらない生活を送り、社会で活躍しています。

元々HIVウイルスは感染力が非常に弱く、学校や職場等での日常生活では感染しません。適切に治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、性行為でも感染をおこさないことがわかってきています。

しかし、現状はそうした正確な情報が十分に伝わっているとはいえず、HIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけています。また、まだまだ自分には関係ない、HIV感染者・エイズ患者は特別な人という考えが多く、偏見や差別を招く要因の一つとなっています。ぜひ世界エイズデーをきっかけに、皆さんの知識・行動をアップデートしてください。

皆さんは1年間でどれくらい新たなHIV/エイズの報告数があるかご存じですか?

昨年の全国でのHIV/エイズの報告数は約1300件でした。大阪でも昨年はHIV 116件、エイズ41件、合計157件の報告があり、約2日に1人のペースで感染者・発病者が出ています。

年齢の内訳は、20歳代から30歳代の方が7割以上を占め、若い世代に多いのですが、性行為を行う人なら誰もが感染する可能性があります。

HIVウイルスに感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。早期発見・治療のために、世界エイズデーをきっかけに、検査を受けましょう。

枚方市保健所ではHIV検査を行っています。検査は、無料・匿名で受けることができ、予約も不要です。

検査の日時は、年末年始と祝日を除く毎週火曜日。受付時間は10時から11時30分です。直接枚方市保健所にお越しください。

もう一つお知らせしたいこととして、性感染症の一つである梅毒に感染する方がここ数年で急増しています。枚方市保健所では、HIV検査と一緒に梅毒・クラミジア検査も受けることができるので、ぜひ同時に受けましょう。梅毒・クラミジア検査のみの受検はできませんのでご注意ください。

詳しくは、枚方市ホームページなどをご覧ください。

ご自分のため、あなたの大切な人のために、HIV検査を受けてみませんか?周りの人を誘って、ぜひ一度検査を受けに来てくださいね。