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    教育委員会委員の所感 (平成30年1月26日 教育委員会協議会)

    • [公開日:2019年10月15日]
    • [更新日:2019年10月15日]
    • ページ番号:25706

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    教育委員会委員の所感

    奈良渉 教育長

    私からは、今回、2件報告をしたいと思います。

    まず初めに、昨日、市民スポーツ賞の授賞式がございました。今年度を振り返りますと、随分市民スポーツ賞の授賞式がありましたので、皆様方にもその内容についてご紹介をしたいと思っています。この市民スポーツ賞と申しますのは、本市に在住、在職、在学しているか、もしくは活動基盤が本市にあるアマチュアの個人、または団体のうち、国際的規模、または全国的規模の競技会等で最優秀な成績をおさめた個人、または団体に対して与えている賞でございまして、受賞者には市長から直接賞状と祝い金が贈られております。そして、総合体育館に設置しているプレートに、その名前を刻み、その栄誉を称えるという大変名誉な賞でございます。今年度は既に個人が4人、団体が4チーム受賞されております。この市民スポーツ賞は、平成4年から始まっておりまして、第1号は、ダイコロ株式会社所属の柔道の丸山顕志さんで、嘉納治五郎杯の国際柔道大会で優勝をされたということで、市民賞を受賞されました。その後、毎年のように市民スポーツ賞を受賞される方が出ております。先ほど申しましたように、今年度、個人で4人、団体で4チームということでございますので、紹介をさせていただきたいと思います。

    受賞番号123号、馬渕弘子さん。この方はマスターズ陸上の日本記録を8種目所持されているということで受賞されました。124号、曽我部菜々さん。この方は第39回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技会で優勝をされております。125号、西田衛人さん。この方は枚方中学校の3年生在籍ですが、平成29年度の第43回全国中学生レスリング選手権大会で優勝されました。126号、パンサーズジュニア。こちらは昨日表彰式でした。第20回全国ヤングバレーボールクラブ男女優勝大会で優勝されました。127号、東海大学付属高校中等部ラグビー部が、第8回全国中学校ラグビーフットボール大会で優勝しています。128号、上山学さん。この方は2017少林寺拳法世界大会inカリフォルニアUSAで優勝されました。129号、パナソニックパンサーズ。こちらは平成29年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会で優勝されました。130号、東海大学付属仰星高校ラグビー部。第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会で優勝されております。

    本年度はこれまでのところ以上となっております。なお、市民スポーツ賞を受賞された東海大学付属仰星高校ラグビー部が2月3日土曜日の11時45分から枚方市駅周辺で優勝パレードを行い、引き続きまして、岡東中央公園で優勝報告会を行うことになっております。
    二つ目として、本市では、日本語がわからずに日常生活に困難を来しておられる方に対しまして、市内6カ所の生涯学習市民センターで日本語・多文化共生教室「よみかき」を開催をしておりまして、日本語学習の機会と場所の提供を行っております。

    昨年、私は、枚方市で開催されました「北河内識字・日本語交流会」という、日本語学習者と支援者が一堂に会する体験交流イベントに参加をしてまいりました。日本語を学習されている方が大勢いらっしゃるということに驚いたこととともに、この方たちを支援してくださっている方も随分いらっしゃって、大変心温まる交流会でした。

    明日、1月27日土曜日には、きららで本事業の一環として、多文化共生のまちづくりと題した講座が開催され、さらに、2月25日土曜日には、市民会館で、広く市民の皆様に多文化共生についての理解をいただく機会としてのオープン講座が開催されます。時間がある方や都合のつく方は一度ご参加していただけたらと思います。

    私からは以上です。

    吉村雅昭 委員

    私からは、1月8日のことと、別件で1件、お話ししたいと思っています。

    「新春走ろうかい」に引き続きまして、成人祭に、桜丘中学校に行かせていただきました。過去に何度かほかの中学校へも参加させていただいているんですけれども、今回は少し違った印象を持ちましたので、そのことについてお話をさせていただきたいと思います。

    もちろん式次第に沿って進めていくということは、全く同じでございましたけれども、新成人の言葉というところで、男性がほとんどノンペーパーで自分の思いを伝えるということがありました。その内容について、非常に難しいことを言うのではなくて、シンプルに自分が感じたままのことを伝えたということで、初め、割と揶揄していたほかの友達も次第にトーンが下がりながら話に聞き入るという状況になっていきました。内容についてはいくつかありますが、その中で私が印象的だったのは、彼が成人式を迎える少し前に、ヒッチハイクで東京まで行ったという話をしました。1号線で、朝、ヒッチハイクのように手を挙げて行ったら車が停まって、その日の夕刻には東京に着いたという話です。普通、そういうことは、わからない人に対してという構えがあるんですけれども、そうではなくて、非常に自分のことを受け入れてくれて、それで東京まで行けたと。東京に着いた時に、どこから来たのか尋ねられ、枚方から来たと答えると、「ああ枚方か」と、枚方が認知されていたということにすごく感動したということなんです。自分の感じたことを自然に話していました。このことは、ほかの参加されている新成人はわかりませんけれども、来賓の方々や地域の方々もそのことに対しては共感を感じておられたかなと。だから人選も含めてですけれども、できるだけ自然な言葉で、新成人の言葉を伝えるような形でいけばすごくいいとすごく感じました。

    それと合わせて、おもてなしのところで印象的だったのは、吹奏楽部と軽音楽部が合体した音楽部が、おもてなしの演奏を行いました。単に演奏かと思っていますと、ボーカルがマイクを持ち、一生懸命歌っており、会場が一つになっていて、頑張っているなと思いました。自分たちが育った学校の後輩たちが、自分たちのために一生懸命この式を盛り上げてくれているという雰囲気がすごく感じられました。もちろんどこの会場でも工夫をされていると思いますけれども、分散方式になってもう年数が経つんですけれども、育った場所で自分の成人式を祝ってもらえるということがひしひしと伝わるいい成人祭だったということを感じました。毎年このように温かい成人式になったらいいなということを感じました。これが1点です。

    もう1点は、1月23日の毎日新聞大阪版の優秀感想文についての記事がありました。もし見ておられなかったら見ていただきたいと思うんですけれども、「保健室から見えた世界」という感想文を書いた高校1年生の話です。「ルポ保健室子どもの貧困・虐待・性のリアル」という秋山千佳さんという方の本を読んでの感想ですけれども、優秀賞とってすごいと思ったんですが、なるほどと思ったのは、ご本人自体が起立性調節障害ということで苦しんでおられたということです。この起立性調節障害というのは、朝起きれない、集中できない、昼からは元気が出るというようなことで、一般的にそういう知識がない指導者、教員等については、本人の怠惰であろうと思ってしまいがちですけれども、よくよくそこを見ると、脳に起因する一つの障害であるということが最近わかってきました。彼女自身が悩み、苦しみながらこの本に出会い、この本の中でさまざまな課題のある人のことがこの本には書かれていて、そういう人たちに対しての価値観を見出した、自分で考えることができたということが大切だと思いました。また見ていただきますと、皆さんも、子どもたちはこのような見方をしているということが感じていただけるかと思ってご紹介をさせていただきました。

    以上です。

    橋野陽子 委員

    私は、12月22日に、和食給食の献立コンテストの表彰式があり、楠葉中学校の一瀬 野乃さんが表彰され、宮本シェフによる「ぶりの照りマヨ焼き」を調理実演していただきました。とてもおいしく、食の進む味つけで、ごはんの欲しくなる一品でした。お肉料理で照り焼きマヨネーズはよくありますが、お魚のぶりでマヨネーズを使うとは思いもよりませんでした。

    1月16日に、平成29年度市町村教育委員会研究協議会があり、グループ協議で、他市の教育委員さんと教育委員会運営の活性化について協議・交流があり、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

    1月8日には、冷たい雨の中、「新春走ろうかい」で振袖姿にスニーカーを履いた成人の方もさすがに走れず、記念撮影のみとなりました。その後、「はたちのつどい」は招提北中学校に行きました。このとき、以前、校長面談のときにお伺いしていた内閣府・文部科学省後援の第5回全国小中学校リズムダンスふれあいコンクールのDVDをいただきました。259チーム、700人がエントリーされたそうです。リズムダンスが必修科目になったこともあり、登美丘高校のバブリーダンス、ダンシングヒーローが流行っている中、体操服で、規定曲、規定振りつけがある中、前後に自由の振りつけを招提北中学校は子どもたちで考え、2年2組のダンスの大好きな女子2名を中心として元気いっぱいのダンスを考え、近畿地区大会を通過し、東京で全国大会へと進み、直前には学生時代にダンス経験のあるゆりやんレトリィバァさんに見てもらい、じきじきに指導、助言していただき、本番の全国大会は大きな大会にも関わらず、堂々と物おじすることなく、関西らしさの光る元気いっぱいのダンスを披露していました。体力面でも個人差があり、足の歩幅も合わせて踊るダンスはやり切る力、達成感を子どもたちに身につけ、自己肯定感を高めたのではないでしょうか。

    1月24日には、招提北中学校での小中合同公開授業研究会にも行かせていただき、2年生、1、2組の保健体育の授業で、男女合同のリズムダンスの5回目の授業を見させてもらい、経験ある女子がリードしながら、バク転など、男子が入るとパワーあふれるダンスを披露してくれました。ダンスの苦手な生徒にも活躍できる場面をそれぞれ考え、自分たちの主体的学び、やる気を引き出し、授業での深い学びができていたように思います。体育館に色鮮やかな掲示物で生徒のやる気を引き出す工夫もしっかりされていました。リズムダンスふれあいコンクールには、野上先生が昨年より出場を決めていたそうです。生徒たちのアピール力がきっかけだったそうです。この野上先生の行動が子どもたちの自信になり、素晴らしい経験につながったように思いました。

    以上です。

    神田裕史 委員

    ほかの委員さんとも同じですけれども、1月8日に「新春走ろうかい」、そして同じ日に、長尾西中学校での「はたちのつどい」に出席しました。1月22日は、研究指定校で、学力向上研究モデル校の蹉跎中学校の公開授業及び研究協議会を参観いたしました。

    今日は1月16日にありました、文部科学省の市町村教育委員研究協議会が非常に良かったので、内容を紹介したいと思います。近畿圏を中心に、約150名の委員が出席いたしました。前日の15日に、文部科学省の方が枚方市に来られて、奈良教育長や伏見市長と、新教育委員会制度になってからの状況についての懇談をされたということでした。そのこともあり、初等中等教育局の佐藤企画官から開会の挨拶で枚方市を訪問させていただいたと、いい話を聞かせていただいたとお礼の言葉が冒頭にありました。その後の行政説明は同じ佐藤企画官がされまして、初等中等教育施策の動向についてということで、3点の説明がありました。パワーポイントを使って、非常にわかりやすい説明をしていただきました。

    1点目は、教育委員会制度について。2点目は、新しい学習指導要領の考え方について。3点目は、学校における働き方改革についてでありました。

    1点目の教育委員会制度については、枚方市や他の市を訪問されたことも話されながら、一つ目は、教育委員会の審議の活性化を図るため、教育長の判断による教育委員への迅速な情報提供や会議の招集。二つ目は、教育委員によるチェック機能の強化や会議の透明化などを説明されました。そして、その新教育委員会制度への移行に関する調査についても説明がありまして、その一つとして、総合教育会議を通じた市長部局との連携について、1,715市町村での調査の中で、連携を深めることができたという市町村が780市町村、従来からの連携を継続させていくことに資しているというのが735市町村ありました。また、連携の強化により得られたこれまでの成果事例では、少人数指導等、学力向上について議論することにより、指導主事などの人的体制が充実しました。また、校長の裁量権の創設など、各学校の創意工夫を支援できたということもありました。また、教育委員会の現状に関する調査では、教育委員の学校訪問回数についてありまして、20回以上やっているところが36%、10回から19回が20.1%、9回以下が41%でした。学校訪問の際、教職員と意見交換を行った数など、その結果の概要がグラフなどでわかりやすく示されました。

    2点目の新しい学習指導要領の考え方につきましては、中央教育審議会における議論から改訂、そして実施へという副題で、この学習指導要領の改訂の方向性について、詳しい説明がありました。

    3点目は、学校における働き方改革についてであります。今日、学校が抱える課題は複雑化、困難化している状況ということで調査が行われまして、皆さんご存知だと思いますけれども、例えばこの二十数年間で不登校児童生徒数の割合は、小中学校とも、約2.5倍、学校内での暴力行為の件数は、小学校は約12倍、中学校は約1.7倍であること。そして、平成28年度教員の勤務実態調査の速報値の集計では、1週間当たりの学校内での総勤務時間について、土曜日も含みますけれども、教諭のうち、小学校は55~60時間未満、中学校は60~65時間未満、副校長、教頭のうち、小学校は60~65時間、中学校は50~60時間未満のものが占める割合が最も高いということでした。このような状況を踏まえ、文部科学省は中央教育審議会に、学校における働き方に関する総合的な方策についての諮問を行いました。そして、昨年、12月22日に出された中央教育審議会の中間まとめの具体的な方策を踏まえまして、文部科学省は昨年の12月26日、実施する内容を学校における働き方改革に関する緊急対策としてまとめて示されております。たくさんありますけれども、その中の業務の役割分担、適正化を着実に実行するための方策で紹介したいと思います。その役割分担、適正化ということで、三つに分けられています。

    一つ目は、基本的に学校以外が担うべき業務。例えば、登下校に関する対応や放課後から夜間などの見回り、児童・生徒が補導された時の対応などです。

    二つ目は、学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務。例えば、調査統計への回答など、校内清掃、部活動などです。

    三つ目は、教師の業務だが、負担軽減が可能な業務。例えば、給食費の対応、授業準備、学習評価や成績処理などであります。それぞれの業務を適正化するための取り組みを進めつつあるということです。本年度末までに、運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインを作成するということです。

    また、新学習指導要領の円滑な実施と学校における働き方改革のための環境整備として、何点かありますけれども、平成30年度予算案として、小学校英語教育の早期化、教科化に伴う専科教員の充実に1,000名の増員の予算要求をされているということです。説明にもありましたけれども、日本の学校教育は知育だけでなく、教える内容が広く、また教育に直接かかわらない教員も少ないということです。諸外国は知育教育が中心ということであります。このように、学校における働き方改革は、国の動向も踏まえ、市や教育委員会が解決していかなければならないことが多々あり、短期、中期的に保護者や地域の理解も得ながら、一つ一つ丁寧に取り組んでいかなければならないと、改めて思いました。

    後半の研究分科会が3分科会ありました。私は、新教育委員会制度を通じた市長との連携、教育委員会運営の活性化についての第一分科会に出ました。100名ほどのメンバーで、8人ぐらいのグループに分かれ、その中で話し合い、またその他のグループの意見交換をするという方法で文部科学省の方が司会をされながら進めてまいりました。私のグループで出た主な意見を二つ紹介をしたいと思います。

    一つ目は、三重県津市のことですけれども、総合教育会議を毎月実施して、市長と意見交換を行い、市長部局との連携を図るようにしているということです。

    二つ目は、兵庫県三田市ですけれども、学校訪問だけでなく、毎月の定例校長会に出席し、学校の状況把握に努めているということです。委員に、学校の状況をもっと知ってもらいたいという要請もあり、そうなったということです。ほかにもさまざまな意見が出て、市長との連携や教育委員会、委員への活性化に非常に参考になりました。

    まとめとして、文部科学省の担当者の方から、市町村の良い取り組みの事例としての話がありまして、その一つとして、学校視察を積極的に行い、また校長面談にも委員も出席して、学校現場の状況に取り組んでいる。また、委員の姿勢としての話もあり、わからないことはわからないと言うことが大事だと。委員がわからなければ、住民はもっとわからないということである。また、素朴なことから提案してもらいたいということでありました。

    最後に、委員は、議会の同意を得ているので、発言が重いということを踏まえてもらいたい。また、教育委員会事務局はチェックする立場でもあるが、応援する立場でもあると。4時間あまりの研究協議会でありましたが、教育委員会委員としての職務の重さや内容について、再認識した研究協議会でありました。今後の教育委員会行政に活かしていきたいと思っております。

    以上、所感といたします。

    谷元紀之 委員

    成人祭「はたちのつどい」など、3点について、所感を述べたいと思います。

    初めに、橋野委員も述べられましたが、12月22日「中学校みんなで和食給食の日献立コンテスト」表彰式典に出席しました。市内の中学生が給食の献立レシピを考え、ミシュラン二つ星のシェフ宮本さんが中心となり、約1,300点の中から選ばれた23点の献立レシピがそれぞれの賞を受賞しました。グランプリには楠葉中学校の女子生徒が考えた「ぶりの照りマヨ焼き」が選ばれました。来月2月には市内の中学校給食のメニューとして、給食で食べてもらえると。発表後、実際に宮本シェフがぶりの照りマヨ焼きを解説しながら実演調理をされました。また、会場の参加者には中学校給食調理場でつくったぶりの照りマヨ焼きが振る舞われました。

    実演中、宮本さんは料理人として、高校卒業後の修行時代の話をされました。修行を初めて10年間のうち、最初の5年間は叱られることが仕事のようだったことや、1日2時間から3時間の睡眠で、10年間懸命に修行に打ち込んだ結果、今の自分があること。厳しい修行で次々にやめていく人たちが多くいた中、何とか頑張り抜くことができたこと。独立してからも、「あの修業があったからこそ、今の自分があり、その時はわからなかったけれど、今は叱ってくれた店主に感謝している」と話されました。この献立コンテストは企画内容が素晴らしく、ぜひ来年以降も続けていただけたらと思いました。担当課の皆さんはいろいろご苦労されたかと思います。ありがとうございました。

    次に、1月8日の成人祭「はたちのつどい」についてです。私は杉中学校の会場に出席しました。小雨の降る当日は参加者が減るのではないかと心配していましたが、例年を上回る新成人が参加し、厳粛に滞りなく行われました。新成人代表の言葉の後、地域の方の計らいで、地域で活動されている銭太鼓グループの演奏や獅子舞が舞台上で披露されました。新成人も珍しい演舞に見入っていました。最後の銭太鼓の演奏は坂本九さんが歌った「明日があるさ」でした。飛び入りで新成人の1人が舞台に上がって参加し、銭太鼓を持ってグループの人と一緒に見よう見まねで踊ってくれました。会場は大いに盛り上がり、手拍子とともに盛大な拍手が起こりました。新成人の人たちにも記憶に残る良い記念式典になったと思います。

    1月16日は、私も平成29年度市町村教育委員研究協議会に参加してきました。文部科学省初等中等教育局企画官の佐藤氏から初等中等教育施策の動向として、1.教育委員会制度、2.新しい学習指導要領の考え方、3.学校のおける働き方改革の3点について説明がありました。先ほど神田委員が述べられたとおりです。その後、三つの分科会に分かれて研究協議会がありました。私は働き方改革についての分科会に参加しました。41名の参加者が四つのグループに分かれ、それぞれの市町村の現状や課題、今後の働き方改革について、意見交換を行いました。中学校の部活動については、平日では週に1回、土日は月に2回程度、部活を中止している市町村や、夏休みに閉庁日を設けている市町村があるなど、教員の勤務実態を把握しながら改革を進めているようでした。

    一方、枚方市のように、校務支援システムやタイムカードを導入し、業務改善を図っている市町村はまだ少ないようでした。香川県の綾川町では、校務支援システムを導入し、自宅からでもパスワード入力でクラウドに入り、成績処理などの業務ができるようにしていたり、勤務時間外の問い合わせ対応のため、留守番電話を整備したりしている市町村も出てきています。保護者の方や地域の方の理解を得ながら、業務の効率化や業務改善を図り、学校の働き方改革に取り組んでおられるようでした。文部科学省も勤務時間を意識した働き方改革を進める上で、勤務時間外の問い合わせ対応のための留守番電話等の整備については、成果が出てきていることを認識しているとのことでした。

    本市でも、勤務時間外の問い合わせに対して、保護者の方や地域の方に協力を依頼し、勤務時間外の一定時間電話での問い合わせに対応している学校があると聞いています。学校における働き方改革を推進する上で、勤務時間外の電話対応については、今後検討してもらいたいと感じました。また、8月の学校閉庁日の設定についても、いろいろと難しい点はあると思いますけれども、検討してもらえたらと思います。

    この研修会は、国の動向や他の市町村との意見交換、交流もあり、大変有意義な研修会で勉強になり、よかったと感じました。

    以上です。