伝染性紅斑(リンゴ病)について
- [公開日:2019年7月11日]
- [更新日:2019年7月11日]
- ページ番号:24893
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伝染性紅斑は春から秋にかけて流行している発しんの病気で、子どもに多くみられます。
発しんにより赤いリンゴのような頬となるため、「リンゴ病」といわれることもあります。
子どもへの感染が主ですが、大人もかかる可能性があります。
大人がかかった場合には、何も症状が出ない場合もありますが、伝染性紅斑の典型的な発しんが出たり、
さらには関節の腫れ・痛みが出る場合もあります。
伝染性紅斑は、妊娠中にウイルスに感染した場合、重大な合併症が起きる可能性があるため、
健康な妊娠・出産のためには注意したい感染症の一つです。
感染しても、典型的な症状(発しんなど)があらわれない場合もあるので、
周囲に妊娠している女性がいる場合は風邪症状などが出現したら、マスクの着用や手洗いをこころがけましょう。

伝染性紅斑(リンゴ病)とは?

症状
主な症状は、約1週間の潜伏期間を経て、軽度の発熱・倦怠感・筋肉痛・頭痛などの風邪に似た症状が出現し、
その7日~10日後にかゆみを伴う網状の赤い発しんが両頬・腕・足にあらわれます。
1週間程度で発しんは消失し、回復します。
成人では、しばしば関節痛がみられる他、感染しても症状が出ない人もいます。

感染経路
伝染性紅斑は、感染した人の唾液・痰・鼻の粘液などの分泌物と直接接触によって、人から人へ広がります。
感染した人の咳からの飛沫(しぶき)を吸い込んだり、感染した人と同じコップで飲み物を飲むなどにより、
自分の口や鼻の粘膜を通してウイルスに感染します。
なお、感染力があるのは感染早期の赤い発しんが出現する前までで、発しんが出てきた時期には感染力はないとされています。

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