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教育委員会委員の所感 (平成29年7月24日 教育委員会協議会)

[2017年11月8日]

ID:16161

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教育委員会委員の所感

奈良渉 教育長

7月9日の日曜日に、枚方市野外活動センターの協力を得まして、モバイルプラネタリウムの上映会を開催いたしました。また、同時開催として、枚方市在住者が個人所有しております隕石・化石29点を展示する、宇宙流星「隕石」&太古のロマン「恐竜化石」展を開催いたしました。これらは中央図書館で行ったものでございますが、午前と午後2回の計4回、160名が中央図書館6階の多目的室にて天の川の天体ショーを楽しみました。また、宇宙流星「隕石」&太古のロマン「恐竜化石」展では、本物の隕石を手で触ることのできる体験コーナーもありまして、たくさんの親子連れが初めての隕石に興味津々で触れたり、ルーペで観察したりしておりました。展示会では、星や恐竜に関する本の展示、図書館職員による本の紹介なども行い、この日の中央図書館での児童書の貸し出しは、通常の2倍の2,000冊以上の貸し出しがございました。

7月15日に市制施行70周年記念事業として、こども夢基金活用事業として、バスケットボールカーニバルを市立総合体育館で開催いたしました。プロのバスケットボールチームの大阪エヴェッサの選手と、車椅子バスケットボールのアテネパラリンピック日本代表の阪根選手などを講師としてお招きし、市内の小学生を対象に、体験教室やデモンストレーション、トークショーを実施いたしました。子どもたちはトップアスリートのプレーを身近に見ることができ、また車椅子バスケットを体験したりと、子どもたちにとって夢を育む良い機会になりました。

7月21日、枚方市教育フォーラムを市民会館大ホールで開催いたしました。平成26年度の中核市移行を記念し、開始した教育フォーラムですが、今年で4回目を迎えました。2階席も満席になるような盛況でございました。今年度は、枚方市における子どもたちの確かな学びの育成に向けて、授業づくりと家庭学習充実をテーマといたしました。第1部では、市制70周年記念として、明治大学の齋藤教授から記念講演を伺いました。また、枚方市立学校園の子どもたちによる発表もございました。第2部はパネルディスカッションを行いました。ゲストパネラーに、高槻の第十中学校の校長先生、アドバイザーとして大阪府教育庁の枡田参事などを招きまして、本市の先進的な学力向上の実践校からの取り組み発表等が行われ、充実した中身になっていました。

7月25日火曜日、明日でございますが、夏季校長研修会が実施されます。また、翌日の26日水曜日には、夏季園長研修会、そして27日木曜日には教頭研修会ということで、管理職の研修会が連日ございます。管理職の力量・資質向上には欠かせない研修でございますので、充実した中身になるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

なお、少し前後しますが7月22日と23日、絵本作家の三浦太郎さんが、中央図書館、香里ケ丘図書館に行かれて、トークショーやサイン会、ワークショップが行われました。私も参加いたしましたが、子どもたちにとっても、あるいは保護者にとっても、大変楽しい有意義な会でありましたので、ぜひ今後もこういったことは続けていく必要があるかと思っています。

また、7月31日から8月3日の4日間、中央図書館では第3次枚方市子ども読書活動推進計画に基づいた子ども読書活動を推進するために、小学校5、6年生と中学生を対象とした子ども司書講座を、昨年に引き続き実施するということでございます。図書館司書の仕事を体験させることにより、司書の役割や図書館の活動を学び、本を読む楽しさや喜びを、学校や地域の人々に伝える読書リーダーを育成してまいりたいと思います。全課程修了者には、枚方市立図書館子ども司書認定書を授与するということになっております。

終わりに、市立図書館では蔵書への差別落書きがあったということから、人権意識の啓発の一環といたしまして、障害者差別解消法で変わる私たちの社会をテーマとしたパネル展示を、牧野図書館1階ロビーで行います。パネル約20枚と人権啓発に関する冊子やチラシ、ロビーで展示するとともに、図書館内では人権に関する本をあわせて展示するということでございます。

私からは以上でございます。

神田裕史 委員

合同音楽会と公開授業と教育フォーラムについて、簡単に述べさせていただきたいと思います。第20回枚方市小学校合同音楽会は、6月27日から30日まで4日間にわたり行われまして、私は27日の開会の日と、翌日の28日に鑑賞しましたが、どの学年も45小学校、2年生から4年生まで発表しておりました。一生懸命歌う子どもたちに感動しました。特に合唱で歌う学校は、やはり先生方の指導が特に感じられました。また平日にも関わらず会場まで足を運ばれた保護者の方も多く、今後もこの音楽会の充実を図っていただきたいと改めて思っております。

2点目は、6月28日の午後に山田小学校の算数科の公開授業を参観しました。谷元委員と一緒に行きました。算数科で、山田小学校は3年目になりますが、1年目の平成27年度は、私は講師で行った学校でありますから、この2年間どのような研究実践が進んでいるか、そういう楽しみもありました。山田小学校は単学級が4学年あるということで、研究授業した2年生も単学級でありました。研究授業した先生は、去年4月、殿山第二小学校から転勤してきた先生で、偶然3年前に私が殿山第二小学校で、研究授業を指導した先生でありました。2年生の、長さを表す単位、cmの学習でしたが、導入は児童にわかりやすい教具など準備をし、よく考えられた授業でした。課題は何点かありましたので、研究協議会等で話をしました。枚方の授業スタンダードを踏まえた指導案で、山田小学校ではこの指導法が定着していることが伺えました。この授業をした先生も、3年前の研究授業とは違い、自信を持って授業しており、そしてその指導力は一歩一歩向上しているということを、授業を見て感じました。単学級ですので、1人でいろいろ教材研究をするということもありますが、低学年部会の中で、ほかの先生方の意見を聞きながら、自分の考えをしっかり持って指導展開を考えられたということで、その成長を改めて校長先生からお伺いしました。先日のフォーラムでも府の枡田参事が、研究授業を普段どう生かすかということが大事だということをおっしゃったんですけれども、私もその研究授業を普段に生かすポイントは、研究授業を通して学んだことを、普段の教科書を見て、どこが指導のポイントであるかということを一目でわかる、これが普段の授業に生かすポイントであると思います。そのためには、こういう研究授業が改めて大事だということを思っております。枚方市の研究指定校である山田小学校で、このような教師が育って学力向上を図れることを期待して、校長先生にも話をさせていただきました。

7月21日は、先ほど教育長の話にもありましたので、簡単に話をさせていただきます。明治大学の齋藤孝教授の「人間関係をつくるコミュニケーション力」の講演であったわけですけれども、冒頭言われたのは、「学力にはいわゆる旧来型の伝統的な学力と、新しい学力がある。今、日本で行われている教育は、新しい教育を明治以来ずっと行ってきて世界で成功した唯一の国である」と。日本の先生方の一斉授業というのは、非常に上手であるということが、ほかの国でも評価されているということは、いろんな本でお聞きしております。また、この新しい教育ということについては、成功はしておりますけれども、今後より深めていく意味で、再生能力といいますか、インプットしたものをアウトプットする能力が求められているということであります。また日々の授業では、3つの問いで構成して、感動と習熟が大事で、やはり1時間といえども、先生は感動させる授業をする必要があると。やはりその言葉は重みがありました。そして、その定着させるための習熟が大事で、その日のうちに2回習熟すると記憶に残るということが、印象深く残っておりました。後半のコミュニケーションをつくるための活動は、私たちも議員さんも手をとって、ほぼ1時間立って、体験をさせていただきました。子どもの気持ちがよくわかったと思いました。もう少し欲を言うならば、この人間関係をつくるコミュニケーション力の授業について、お聞きできたら良かったと思いました。

第2部で枚方の授業づくりと家庭学習についてパネルディスカッションがあって、枚方市の研究指定校から、具体的な取り組みを紹介されました。以前にお話ししましたけれども、ここ6、7年研究指定校がなかった枚方市ですが、これらの指定校が本市の学力向上のモデルとなる取り組みを進められていることを強く期待しているところです。そのためにはまだ一歩踏み出したところだと思いますので、学校のこの組織的な取り組みを高めていくとともに、私は研究の道筋を示し、研究授業などを指導していただく指導講師の力が非常に大きいと思っています。これからはさらに研究授業の充実が求められてくると思っています。事務局から全小中学校の校内研究のテーマ、教科、講師等の一覧をいただきました。特にこの研究指定校には、委員会として、全校に言えるんですけれども、積極的に講師を紹介して、枚方市の取り組みの基本的な方向が研究指定校と同じように推進されるように支援していただきたいと思います。私は東京等、関東地区でずっと若い時から研究に行ってまして、なぜ進んでるかというと、大学の講師とその中間をつなぐ指導主事、もしくは元校長等がいて、現場の教師と、三位一体でやっております。だから何々大学はこのグループと、そこまでは行きませんけれども、枚方市でこの指定校には、国の方向を踏まえて、具体的な実践の指導をしていく。現場の大学は忙しいですが、この研究指定校の小学校5校、中学校3校には、できるだけ校長等も協議して、講師を紹介して、枚方市の研究の道筋が同じ方向で進むように、また教育委員会でも支援をしていただければと思っています。

以上、所感とします。

吉村雅昭 委員

私は、7月21日の第4回の教育フォーラムに関連して、話をさせていただきたいと思います。平成26年、中核市となった年に第1回が行われて、たまたまその時に教育委員でもありましたので、1回目から4回目まで、それぞれのスタイルのフォーラムという形でさせていただきました。今回は、記念講演の後にパネルディスカッションというスタイルだったんですけれども、ときには初任者がステージに上って、模擬授業を通してそれをみんなに見てもらうというスタイルとか、さまざまな工夫をされながらやってこられたかなと思っています。次は5回目になるわけです。恐らく事務局の担当者については、もう既に来年の構想というのをある程度つくりながら、今年度のさまざまな良い点を継承しながら、また新たな形で進んでいかれると思いますし、今回の準備その他、短時間での調整等はすごく苦労されたのではないかということを感じながら、次の第5回目を期待したいと思っております。パネルディスカッションのメンバーは本当に素晴らしい方を選定していただいて、自分の思いを丁寧にわかりやすく、随分時間をかけられて、スライドも含めてしっかりつくられたと思いますが、グレードはすごく高かったなと思います。個人的なことですが、高槻十中の吉川明先生につきましては、私が平成14年に初めて高槻の高等学校の管理職として行った時に、高槻市教委の指導主事としておられまして、さまざまなところで話をしてきました。久々に学校現場に戻られまして、ご本人が生き生きとして学校の立て直しを校長としてリーダーシップをもってされていました。久々に会えて本当によかったと思いました。

それから、まとめられました枡田参事は、パネルディスカッションがもう少し深まった内容の時間があればよかったという感想はあるんですけれども、あの短い時間で少し押したような状態の中で、ポイントをきちっとまとめられて、大事なことをおっしゃっていたのはやはりさすがだと思いました。参加されました学年主任、経験の浅い教員の皆さんが、どのように感じられたかは非常にわかりにくい部分はありますが、たまたま初任者で受けられている枚方市内の小学校の先生に実際どうだったか話しました。「夏休みという期間が、子どもたちが家庭や地域に帰る中で、一回りも二回りも成長してくるので、それに応じた授業を2学期にしていくことが大事だから、頑張ってね」と声をかけましたら、にっこり笑って「頑張ります」と言ってくれたのが、すごく印象に残りましたので、こういう思いのある先生方をどんどん育てながら、子どもたちに関わっていくということを自信を持って、教育委員会としても発信していただいたらどうかと感じました。

以上です。

橋野陽子 委員

私は、6月27日に市民会館大ホールにて第20回枚方市小学校合同音楽会があり、第1部と7部に出席をさせていただきました。難しい合唱も、みんなで発表できていたように感じました。7部では、児童数も多く、保護者の方の協力もあり、スムーズに入れ替わりができ、わが子の姿を目の前で見られて、保護者の方もよかったのではないでしょうか。とてもよい配慮がされていてよかったと思います。

7月12日に、栄養教諭研修があり、本年度より中学校でも栄養教諭が配属され、食育に対する指導も始まり、大阪夕陽丘学園短期大学の食物栄養学科久我准教授による、食に関する指導を深める具体的方策についての講義・演習がありました。特活などで指導案作成や書き方、目標として何を身につけさせるか、広げる・深めるは、の設定など、大切にしたいところを話し合って、一問一答とならず、子どもたちの間でも関連発問ができると良いなど、細かく助言していただきました。

7月20日には、幼稚園教諭研修があり、プール学院大学松久准教授の、ともに育つための市民教育とは、支援の必要な幼児を含めたクラス経営、また個別支援について考える、の講義をしていただき、とても理解しやすく、発達障害の特性を助言し、その中でも一人一人全然違うこと、視覚支援でも絵がいい幼児もいれば写真がいい幼児もあり、その幼児に合った個々の支援の充実を図るという協議もあり、その幼児には何が大切か、そのステップにほめてあげてほしいこと、また変化をとても嫌がるので、クラス替えなどの初めの時期はしっかりと支援が必要だと助言いただきました。

7月21日は、枚方市教育フォーラムがあり、招提北中学校吹奏楽部によるオープニング演奏から始まり、テレビでよく拝見する齋藤孝氏による「人間関係をつくるコミュニケーション力」の講義で、とてもパワフルで頭の回転も速く、要点のついた指導をしていただきました。次に枚方第二小学校での澄んだきれいな声の合唱で、振りつけもあり、心打たれ、感動しました。高陵幼稚園の児童は、鳴子踊りをたくさんの人の前で堂々と踊り切ったのが、とてもかっこよかったです。第2部では、パネルディスカッションの「枚方の授業づくりと家庭学習」ということで、経験の浅い先生方はメモをとり、聞く姿勢ができていました。各学校の良い取り組み、実践、発表をしていただき、たくさんの教職員・保護者に聞いていただくことで良い発信ができ、素晴らしい教育フォーラムになったと思います。

以上です。

谷元紀之 委員

私からは、重なりますけれども、枚方市小学校合同音楽会と、山田小学校の公開研究授業、枚方市教育フォーラムについて述べたいと思います。

枚方市小学校合同音楽会は、平成10年に始まり、そして20回目を迎えました。合同音楽会は、枚方市の児童が歌う喜びを味わい、音楽を通して他の学校の児童と交流を深め、授業で学んだ成果を発表するとても良い機会になっています。子どもたちにとって、枚方市民会館の大ホールで歌ったという経験は、小学校時代の大きな思い出としてずっと心に残る素晴らしい経験です。また児童や教員が切磋琢磨しながら、斉唱や合唱に取り組むことは、歌唱のレベルが上がるとともに、出場した学年のみならず、学校全体の歌や音楽に対する表現の能力や、表現する楽しさを味わうことにつながると思います。合同音楽会のような音楽活動を通して、学習指導要領が示している「表現及び鑑賞の活動を通して、音楽を愛好する心情と、音楽に対する感性を育てるとともに、音楽活動の基礎的な能力を培い、豊かな情操を養う。」という目標に近づけることができると思います。見に来られていた保護者や地域の方々からも大きな拍手がわき起こり、歌っている児童や聴いていた児童も、合同音楽会を通して音楽の素晴らしさを一層感じることができたのではないでしょうか。

6月28日は、神田委員と一緒に山田小学校の算数科の公開研究授業を参観しました。「長さを測ろう」という2年生の授業でした。指導者は単元の導入にあたって、子どもたちに興味関心を持たせるため、わかりやすく理解しやすいよう、身の回りにある教材を選び、数学的活動が行えるよう工夫していました。子どもたちはグループで与えられた教材を使い、協力して取り組んでいました。指導案はHirakata授業スタンダードに基づいた内容で、つかむ・見通す・解決する・学び合うなど、計画的な指導案が作成されていました。しかし、前半に時間をとり過ぎたため、学び合う場面の中盤やまとめ・振り返る後半の時間があまりとれなかったことが残念でした。小学校の授業は中学校の授業と比べて丁寧であると言われていますが、丁寧過ぎると間延びするという、そういったことが多少あると感じました。山田小学校2年生は単学級のため、事前にほかのクラスで授業ができないということもあったと思います。しかし指導案の作成にあたっては、時間配分を考え、テンポよく授業を進める必要があったのではないかと感じました。そのためにはどの部分を授業の中心にし、時間を充分とるかを明確にしなければなりません。研究授業が日々の授業に生かされるよう期待したいと思いました。またこの学年には、支援が必要な児童が数名おり、その子たちは支援学級で同じ算数の授業を受けていました。支援学級の担任は児童のことをよく把握し、テンポよく授業を進めていました。通常学級と同じようにHirakata授業スタンダードを適用し、子どもたちに指導されていて、その内容と指導力に感心しました。研究協議会では、教育推進プランナーが、量と測定領域の学習内容、単元を通して育てたい力やほかの単元との関連についても指導・助言されました。ふり返りの重要性や子どもの能力差に応じた指導の大切さ、そのためのヒントなど、内容もわかりやすかったと思います。

枚方市教育フォーラムについてです。ほかの委員の方とも重なりますので、簡単に述べたいと思います。明治大学の齋藤孝教授のご講演は、「人間関係をつくるコミュニケーション力について」でした。子どもたちにとって最も影響のある学校の授業の中で、どうやってコミュニケーション力をつければよいのかという一つの方向、例を、会場の聴衆を巻き込みながらご講演いただき、90分があっという間に過ぎました。齋藤先生は、次期学習指導要領を見据えたとてもわかりやすい内容の「新しい学力」という本を出版されています。教育方法を専門とする教育学者の立場から、伝統的な学力と新しい学力を統合した学習スタイルの確立について、もう少しお話が聞けたらと思いました。パネルディスカッションは、パネラーが各学校での授業づくりや家庭学習の取り組み、実践がわかりやすく語られ、それぞれの学校の特色ある内容がよくわかりよかったと思いました。大阪府教育庁の枡田参事の全体のまとめは、時間が少ない中、目当ての内容の重要性、授業研究は研究ではなくほかの先生の授業を変えられるかどうかにかかっている、そのとおりだと思いました。それから自分の授業を客観的に見る、授業のメタ認知が必要であると言っておられました。それを実践する方法として、一人ビデオの授業研の提案など、大変示唆に富んだ内容で、本当によかったと感じました。どうもありがとうございました。

以上です。