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第3回枚方市総合計画審議会・会議録

[2011年11月15日]

ID:7779

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日時

平成20年7月1日(火曜日) 13時30分から15時10分

場所

枚方市役所 別館 4階 特別会議室

審議会委員

(出席委員)
新川達郎会長、池上典子委員、市村利彰委員、岩城勝委員、馬野範雄委員、奥野正委員、
小野裕行委員、佐古和枝委員、南波正宗委員、西田政充委員、野口光男委員、野村生代委員、
堀野亘求委員、前田富枝委員、三枝寿夫委員、水嶋忠雄委員

(欠席委員)
稲澤克祐副会長、加藤司委員、木多彩子委員、酒井隆行委員、千葉清司委員、寺見陽子委員、
橋本有理子委員、花田眞理子委員
<委員 五十音順>

次第

発言要旨

1.総合計画改定に向けての意見交換について

(新川会長)
定刻になりましたので、第3回総合計画審議会を開催させていただきます。
今回は、前回に「きらりひらかた市民会議」の施策提案や、前回、前々回の委員の皆さん方からのご意見を踏まえ、7月の2回の審議会を通じて、この計画の重要なポイントと思われるところを、互いにアイデアを出し合い、また、議論をしながら考えたいと思っております。その趣旨で、本日は自由に皆さん方からいろいろなご意見をいただいて、とりまとめに向けての貴重な材料として、有効に使えればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、まず、事務局から委員の皆さん方の出席状況、それから、本日ご配布いただいております資料の説明をお願いします。

(事務局)
本日の出席委員は15名で、「審議会条例」に基づき、この委員会が成立していることをご報告申し上げます。なお、岩城委員が後程ご参加いただけると聞いております。
資料1「第2回枚方市総合計画審議会会議録」
会議録は、各委員のご確認後、会長と調整し、7月1日(火曜日)午前中から、市ホームページで公表しています。
資料2「第2回枚方市総合計画審議会の要点整理」
資料1の会議録から要点となった部分をとりまとめたものです。
資料3「総合計画の改定に向けての社会状況等の変化と新たな課題について」
第1回審議会資料14から社会状況等の変化や課題項目と概要を抜粋したものです。
資料4「きらり ひらかた市民会議による『まちづくりプラン』の概要一覧」
第2回審議会資料の抜粋で、「きらりひらかた市民会議」からの施策提案として「まちづくりプラン」の概要を各団体の確認を行い、一覧にまとめたものです。
資料5「意見カード」
本日の審議の内容とは別に、ご意見等がありましたら、ご記入いただき、お帰りの際に机の上に置いていただくか、7月18日(金曜日)までに事務局へ、ファックス、郵送等で送付してください。ご意見等をとりまとめ、次回に報告します

(新川会長)
ここまでの点でご質問がございましたら、お願いいたします。

(西田委員)
前回、「きらりひらかた市民会議」の方から発表がありましたが、「NPO法人ひらかた環境ネットワーク会議」の環境教育サポートチームからは当日の発表がありませんでした。その後、当該チームから資料について、具体的な補足説明等を事務局は聞いていますか。

(事務局)
現時点において特に団体の方から連絡は受けておりませんので、報告書のとおりです。

(新川会長)
その他、ご質問はございませんか。

(委員一同)
意見、質問なし

(新川会長)
それでは、自由にご意見をいただく形で意見交換を行いたいと思います。
お手元の資料等もご覧いただきながら、特に、前回は「きらりひらかた市民会議」の9団体からご発表をいただきましたので、そのご感想等も含めて、ご意見を頂戴できればと思っています。
なお、本日は何かをまとめるというよりも、いろいろなご意見を刺激し合いながら出していただくような会にできればと思っております。
どなたからでも結構ですので、ご発言をお願いいたします。

(小野委員)
前回、「きらりひらかた市民会議」のご報告を受けましたが、NPOの皆さんが努力していろいろな取り組みをされていることは評価しています。一方で、自立したNPO法人、協働で行政と事業を行うという観点からは少し違うように思える方も数名おられたように思います。
その中で、市民の皆さんや市民団体から提言を受けましたので、産業界からも提言していただけることがあれば、一度伺いたいと思いました。

(新川会長)
その点について事務局に確認したいのですが、この委員会の進め方として、どなたからでもご意見を受け付けるということで、ホームページで広報をしていますが、特に、枚方市を代表するような各種団体の方々からのご意見の聴取、あるいは、こちらから意見を求めることについてはどうですか。

(事務局)
この審議会の委員の中にも市民団体代表として、産業界から農協の方、商工会議所の方にご参加いただいておりますので、その点でご意見は出していただけるのではないかと考えています。したがいまして、今のところは、特に各団体の意見をこちらから求めることは考えておりません。

(小野委員)
市内でいろいろな業を営まれている方は、それなりに強い思いがあると思います。市のホームページでいくらアンケートを求めても意見は集まらないと思いますので、こちらから働きかけをしていただきたいと思います。
また、私は以前より、市民との協働について、枚方市はやや後退しているのではないかという思いがあります。
「地域づくりデザイン事業」は、ある程度、持続性があって、事業としてアピール力があるような事業を求めておられます。例えば、名張市や池田市等のような制度を用いて、市民レベルまで真の地方分権を進めることが重要であると思います。
少ない金額でも良いので、自分たちの地域の課題を解決するために、校区内で協議をしっかりとされて、自由に使っていただけるようなお金の出し方をしてはどうかと思います。
そのためには、やはり、自治基本条例やまちづくり基本条例等で、「市民とは誰を指すのか」「行政の権限はどこまであるのか」ということを明確にして、公布して、取り組みやすいものにしていくことが大事だと思います。
それから、もう一つ、基本条例を作る中で、難しいかもしれませんが、例えば、自治会にすべての住民が加入するような条例を加える等、そのようなことも大事ではないかと思います。
もう一つ、以前、バランススコアカード等についてお話ししました。例えば、行政は「箱モノをつくったからよい」と評価する傾向があります。つまり、「文化会館をつくったから5点」ではなくて、「文化会館を活用して、市民が満足できるような文化活動ができていること」を目標にするべきであるにも関わらず、つくったことが評価点になっているような傾向があると思います。
そこで、分析の仕方が問題になります。SWOT分析など、内的な要因と外的な要因を組み合わせ、社会状況の変化にも合わせて、大きな戦略やビジョンを作り、バランススコアカードを使って、戦略的にマネジメントサイクルを作り上げていくような作業がなければ、本当の意味で、住民が満足するような市役所づくりはできないと思っています。この辺りを議論していただければ有難いと思いますので、よろしくお願いします。

(新川会長)
ありがとうございました。多岐にわたって、新しいアイデアも含めて、いろいろとご意見をいただきました。関連しても、また、飛躍していただいても結構ですので、ご自由にご意見をいただければと思います。

(野口委員)
会議の持ち方について、イメージが湧きません。「総合計画が今の時点でどのような状況にあるのか」「枚方のまちづくりがどのような状況にあるのか」ということを共通認識として考えた上で、これからの情勢に対する新たな課題も出されていますので、これも含めて、さまざまに変化している情勢にこの計画が合っているのかどうかということが、次の段階としてはあると思います。
そういう意味では、これからどのような形で進めていくのか、どのくらいで叩き台を作るのか等、計画的なスケジュールをいただきたいと思います。特に、市民参加・協働という部分も、この間、市長が替わり、市長の考えも変わっていると思いますので、どのような形でこれから進めていくかという課題も出てくると思います。
また、ここで議論して、庁内委員会で整理し、提出していくという流れを第1回目に説明していただきましたが、いつ議論するのか、そういうことを含めてお聞かせいただければと思います。

(新川会長)
事務局としては、今後、凡その進め方の手順として、どのような心づもりをしておられるのか、庁内委員会とのやり取りをどのように進めていくのか、従来の計画の進捗度評価について、今は内部評価がそのまま出ていますが、それを私たちはどのように受けとめて、今後の議論の中でどのように扱えば先々の計画にとって良いのか、行政としてのお考えがあれば事務局からお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。

(事務局)
あくまで事務局案になりますが、第3、4回で意見を伺って、第5回の審議会くらいにはある程度の骨格案をご提示したいと考えています。それから何回か審議していただいて、あくまで事務局案としては、11月末~12月までには答申をいただきたいと考えています。以上は、第1回目で説明させていただいたスケジュールの内容と同じです。
それから、評価につきましては、審議会の中で課題があるというご意見をいただいていますので、今後、この審議会で課題解消に向けてご意見をいただければと思っています。点数については「甘い」というご指摘もありますので、それについて、今後の改定に向けて、この審議会で審議していただきたいと考えています。

(小野委員)
点数の付け方は視点が違うということです。

(事務局)
庁内委員会については、素案等を出す前に必ず庁内委員会にかけて、「こういう内容で出す」ということが決まれば、審議会の方に出させていただきます。そして、審議会でいただいた意見を庁内委員会で諮らなければならない場合は、また庁内委員会に諮るという、相互のやり取りで進めていければと考えています。

(新川会長)
関連して野口委員から何かございますか。

(野口委員)
それで私たちが意見を出した課題がクリアできるのかどうかと懸念します。やはり、まずは、現時点での評価をきちんとするべきではないかと思います。第5回くらいには骨格を出すと言われましたが、何の骨格を出すのかわかりません。やはり、議論する時間をとっていただきたいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。奥野委員、お願いします。

(奥野委員)
先程、ご意見がありました「地域づくりデザイン事業」で地域・自治会を活性化し、現在、枚方市でも増えている空き店舗を事務所にして、子育て支援や、高齢者による座談会、出張医療等の地域の拠点にするということも考えられます。
そして、これは継続しなければ意味がありませんので、10年存続も、最低5年存続していただければ、軌道に乗るのではないかと考えています。
もう一点、自治会の加入の問題は、今、枚方市、行政共に一番大事なことではないかと思います。
例えば、大震災が起きた時、地域の自主防災が重要です。平成18年度に10年間かけてようやく45校区すべてで自主防災が整いネットワークもできました。
ですから、防災も、防犯も、すべて自治会が関係しますので、それだけ自治会の加入は重要です。「自治会に入ると何かメリットがあるのか」と言う人がいますが、先日の宮城・岩手のような震災が起きた場合、やはり助けるのは地域です。これは行政を挙げて、自治会に参加していただくことを啓発していかなければなりませんし、これから自治会は行政と協働していかなければならないと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。貴重なご意見をいただきました。

(池上委員)
総合計画は、法に求められているから作るという考え方もありますし、少し昔では、地方は何をするかわからないので「やることを国に示せ」という求められ方もあったと思います。
ただ、今は首長が選挙でマニフェストを持って戦うとか、大阪府知事のような、総合計画とは違う視点を持って来られる場合もあるわけです。その時に、総合計画と首長のマニフェストの関係性については、今でも釈然としないものがありますので、枚方市の中の位置づけや、担当者が持っている概念等を伺いたいと思います。

(新川会長)
これは事務局に伺いたいと思います。

(事務局)
今回の改定も、そういうことを踏まえて、導入するという話もありましたが、平成27年までの総合計画と考えています。

(池上委員)
選挙が入りますね。

(事務局)
その辺りの関係もあり、現時点では、残期間がありますので、改定として審議していだきたいと考えています。今後については、市長の任期も踏まえて、第5次総合計画ではもう少し議論しながら進めていかなければならないのではないかと考えています。

(池上委員)
つまり、市長のマニフェストと総合計画はリンクしていると考えてよいのでしょうか。

(事務局)
そのような仕組みにしたいと思っています。現在は作っている途中経過でもあり、検討課題と考えております。今の総合計画については、基本計画と実施計画の部分の変更で対応できるのではないかと考えています。

(新川会長)
恐らく、事務局のお考えとしては、従来の総合計画で言いますと、法律で議決をしなければならないのは基本構想の部分で、これが一番長期的な見通しのようなものですが、それに基づいて作られた基本計画を、今回、少し手直しをしようということで検討をいただいています。
逆に、この基本計画の手直しの中で、市長のマニフェストを含めて、当面は現状の課題に応えるため、具体的に実行可能な3年~4年という比較的近い年限の範囲で見直していこうというのが、今回の意図であろうとは理解しています。
これについては、それで良いのかどうかということもありますので、ご意見をいただければと思います。

(西田委員)
第1回目の審議会の席でも申し上げましたように、非常にスケジュールはタイトで、不完全燃焼に終わってしまうのではないかと危惧しています。
確かに、スケジュールは大切ですので、急がなければならないのかもしれませんが、もし、それで進めるとなれば、何か物理的な手段が必要になります。本日も意見カードが配られていますが、このようなものに、それぞれの皆さんの総合計画に関するさまざまな意見やアイデアを取りまとめるといったKJ法等の手法を使うなど、進め方にもう少し工夫が必要ではないかと思います。
もう一つ、「きらりひらかた市民会議」の方々の提案内容を重要視しなければならないと思っています。何らかの形で結果をフィードバックする必要があると思います。それがなくて、「折角、努力して時間をかけて、額に汗して毎日活動しているのに」と思われると良くないと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。進め方に関連して、貴重なご意見をいただきました。
どのような工夫をするかは、事務局とも相談して、次回くらいにご提示できれば良いかと思います。その他、ご意見をいただければと思います。

(奥野委員)
「きらりひらかた市民会議」のご発表で「NPO法人ひらかた環境ネットワーク会議」が、温暖化防止対策について「緑を増やすために植樹活動を行う」と提案されました。
私は、里山など自然の森に木を植えて、自然のままで大きくするのであれば賛成ですが、ただ、植樹するというだけでは、結果的にCO2を出すことになりますので、温暖化のためには良くないと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。

(南波委員)
枚方市は、昔から保健医療、福祉については積極的な活動をされており、府域の中でも先進的だと思われますので、是非、今度の計画でより一層、それを高めていただきたいと思います。
意識調査にもありますように、市民は自分、家族を含めて、健康についての関心が一番高いと思われ、また、セーフティーネットとして、それに対する施策の充実が必要だと考えている方が多いと読み取れました。
他の自治体水準と比較しましても、全般的にこの地域は良好ですが、特色を考えますと、死亡率が府域、全国と比べても若干、低くなっています。ただし、心疾患で亡くなる方が男女共に近年増えています。これは都市型の傾向ですが、先日、ご提示があった医療制度の改革絡みで、メタボリック・シンドロームの検診・指導だけではなく、高血圧等、その他のリスクも含めて、全体としての予防対策が必要だと思います。
2番目に、医療関係も整っていますが、今後は病院と診療所のネットワークをどうするかという問題があるかと思います。医療費は予防施策や検診と相関すると言われており、もう少し努力し甲斐があると思われます。
今回、新しいテーマがいくつか挙げられていますが、「(3)市民の健康を増進する」というのは漠然と書かれています。もう少し具体的なイメージを書いて、具体的な数値目標を掲げて評価することが必要だと思います。
例えば、(3)についても、今後、がん対策基本法ができ、国や府県の計画も出来上がりつつありますので、それも含めて、例えば、メタボリック症候群をはじめ、循環器疾患、がん等の生活習慣病への対策を促進するという形にしていただければ、その中で検診率等の数値をある程度は想定できるのではないかと思います。そうすると、単に計画を作ったことを評価するのではなく、それに則って、結果的に、受診率がどれだけ上がったか、死亡率がどれだけ下がったか、あるいは、がんの場合も国の計画では、10年間でがんの年齢調整死亡率(75歳以上)の20パーセント減少と言っているので、本当に下がるかどうか等、そういう具体的な数値目標が提示されて、計画との関連が見え、評価も理解しやすくなると思いますので、先程、述べたような項目で書いていただくということもあるかと思います。
もう一つ、これからは市民の主体的な健康づくりが大切だと思います。関連するNPOがどれだけできるか、校区でどういう活用が何ヶ所出るか等、具体的な数値目標と、それをフォローできるような考え方を連動していただければ良いと思います。
もう一点、評価する場合、例えば、健康づくりについて、森ノ宮にある府立健康科学センターや保健所、他の機関との連携、あるいは意見を聞きながら、目標を立て、フォローをしていくというように、評価を科学的に分析していただければということも提案させていただきたいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。保健医療分野についてのご提案、また、より科学的、客観的な評価ができるような工夫についてのご意見をいただきました。
どうぞ、ご自由にご意見をいただければと思います。

(馬野委員)
私は教育の立場でお話ししたいと思いますが、例えば、子どもに起業させるキッズ・ベンチャーの企画を大学が学生にさせています。学生が小・中学校に行って、「こういうものを作ったら売れるのではないか」等とアドバイスして、キッズ・ベンチャーのような取り組みをさせ、作成したものを販売しているわけですが、これは大学だけでできることではなくて、実際に協力してくれる相手がなければできません。その連携は、もちろんそれぞれがいろいろな思いを持って集まっているということがありますが、中心になっているのは行政です。そこに行政の大きな役割があると思います。
枚方市も上手く機能すればかなりのことができると思います。そういう意味では、行政のリーダーシップは大きいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。教育の分野でも、地域と小中学校やいろいろな学校が一緒に力を出せる場があるはずですが、なかなかそこが上手く結び付いていないところがあります。それを逆に、枚方市で結び合わせる仕組みを考えると、子どもたちの学びも、キッズ・ベンチャーのような取り組みも拡がって、いろいろな試みができそうな気がしながら、お話を伺っていました。

(野村委員)
子どもたちの中に「自分たちが住んでいる枚方をどうするのか」等、関心を持つようなことを作っていくのは非常に良いことだと思います。
先程から「地域づくりデザイン事業」の話がありましたが、五常校区の視点として、コミュニティの会長は「子どもの目線でこれからのまちづくりをしていこう」と言われています。そういう意味では、地域の中で中学生ともしっかりと会話をして、実際に「地域の課題は何か」ということを考える時も、子どもの目線で考え、子どもの目線で、子どもがいかに生き生きできるかというところが非常に大事だと思います。
その点から、私は、先程の自治会の話について、強制は良くないと思いますが、自治は自立した市民を育てることにつながりますので、しっかりとそういう取り組みができれば、自ずとそれぞれの関係で自治ができていくものだと思っています。

(新川会長)
ありがとうございました。この計画も子どもたちに作ってもらうと良くなるかもしれませんね。

(小野委員)
自治会の件で少し発言したいのですが、市民である前に自治会会員であることが前提だと思っています。例えば、税金を納めることは義務付けられていますが、自治会に入ることは義務付けられていないということ自体、私は疑問に思います。
任意団体に加入するかしないかは本人の意思ということで、規制はできないという話がよくありますが、例えば、枚方市だけは他市に比して、そういう条例を持つまちとして、転入する際には必ず自治会に加入していただくことを前提に枚方市民になっていただくという形があって良いのではないかと思います。

(前田委員)
その自治会に魅力がなければ、「自治会に入ると何のメリットがあるのか」という意見は出ると思いますし、自治会全体、コミュニティ全体で、どういうイベントをしているかという内容は、市のホームページにも載っていますが、なかなか浸透し切れていないところが多々あると思いますので、その点も考えていただければ、自治会の加入率も上がる可能性があるのではないかと思います。
やはり、目に見える魅力が必要だと思いますし、「会費だけ入って、何をしてくれるのか」という見えない部分が、メリット、デメリットになると思います。
それから、本日の資料3の3ページの「農業の振興」で、進捗状況では「概ね達成されている」という評価ですが、問題は、一番の根本となる土地が整備されなければ、農業は続けられませんので、暑い日も寒い日も朝早くから夜遅くまで農業をされている方に対して、後継者を育てようと思うのであれば、行政の手助けが必要です。高齢化に対して、行政が力を入れることによって、初めて地産地消ができると思います。

(新川会長)
ありがとうございました。農業の基盤をしっかりつくるということ、それから自治会、町内会をもっと魅力的にするということ。この辺りについては、またご意見もおありかと思いますので、ご発言いただければと思います。

(奥野委員)
自治会は皆、魅力があります。ただ、参加しないからわからないだけです。例えば、防犯灯が切れた場合、加入していないからと言って放っておくことはできないので、自治会はその防犯灯を交換します。つまり、街灯の器具等は補助がないので、自治会に入っている方の費用で賄うわけですから、平等に加入していただかなければならないわけです。それから、ごみの問題についても同様です。
メリットの有無ではなくて、「自治会には入らなければならない」という形で義務付けても良いというくらいに考えて、頑張っているつもりです。皆がその気持ちになっていただかなければならないと思っています。

(新川会長)
ありがとうございました。非常に強い思いをお伺いしました。何らかの形で、計画の中にも入るかもしれませんが。

(池上委員)
何故、自治会にこれだけ魅力がなくて逆に、夏の草刈とか、ごみの掃除とか、大変なことはたくさんあります。
それで、感じたのは、行政が下請けとして自治会をタダで使っているということです。本当は、自治会は自治会員のための事業をすれば良いはずですが、8~9割が行政の一番下のタダ働きの苦しい仕事で、日曜日にも活動させられているのです。福祉も同様です。
つまり、棲み分けや線引きが必要なのです。行政の担うべき役割を明確にすることによって、「ここから先はしない」というものを示せば、コミュニティも一般の市民も活気づくと思います。お金がないのであれば、「これだけは守るが、ここから先はできない」という明確な分担、役割を示していくことが大事ではないかと思います。

(小野委員)
私が最初に申し上げたのはそういう意味で、行政マンが地域に入って、地域と行政の仕事を棲み分けた形でコーディネートして、上から下に押しつける仕事ではなくて、行政マンも地域に戻って一緒に仕事をするという本当の意味での協働の社会をつくれば、自治会に加入する人は間違いなく増えると思います。

(新川会長)
ありがとうございました。その他、いかがでしょうか。

(岩城委員)
枚方の場合、産業・経済が衰退しており、事業所統計を見ても、かなりの数の事業所が減っていますし、製造出荷額もかなり減っています。そういう中で、今後、枚方がどのようにまちの活性化を図っていくかということは大きな課題です。税収に大きな問題も残ると思います。
今、商業ではシャッター通りの問題がありますが、後継者の問題や、大型店出店によって止むを得ず閉店する等、いろいろな問題が出ています。このままでは、大型店しか生き残れないという状況の中で、中小小売業者をどのように育成していくかということが課題になっています。
地域ごとに行政が地域の産業をどのように育成していくということが重要ではないかと思います。例えば、改めてもう一度、昭和30年代に行った工場誘致条例等によって、大きな工場、また中小企業等の誘致を図っていくことが重要ではないかと思います。
したがって、今後、行政としても産業の育成を前面に出し、産業の立場からまちづくりを進めることも重要と考えます。

(新川会長)
ありがとうございました。今まで、産業政策が本当に弱かったかもしれません。
その他、いかがでしょうか。

(佐古委員)
遺跡の保存活用をまちづくりにリンクさせたいという思いがあります。
この基本計画を拝見すると「魅力にあふれ、生き生きとしたまち」というところで、「歴史も大事にしよう」と書かれていながら、近世以前のものがほとんど取り上げられていないのは何故でしょうか。枚方には、大型の前方後円墳がたくさん残っていますし、継体天皇と係わりがあり、桓武天皇とも縁があります。これほど一つの市の中にたくさんネタが揃っている市も少ないのではないかと思いますが、その割に、市立の資料館、博物館がないという寂しい状態になっています。しかし、今から博物館をつくるのは難しいと思いますので、どこかで古代からトータルにまちの歴史を取り上げていただけないものかと思っています。
それと同時に、もう一つの特徴は、朝鮮半島との関わりがいろいろあるという点です。日韓合同で古代史のシンポジウムを開催し、定着してきていると思いますので、そのように国際的に情報発信できることも枚方の魅力になると思います。「面白いことをしているまちがある」というところが、外国の人たちも惹き付ける材料になると思いますし、枚方はそれができるまちだということです。
ついでに言えば、関西外大があり、外国人がたくさんいますし、留学生もたくさんいますので、そういう人たちと連携して、例えば、学生たちも参加させて、海外発信できるようなハングルや中国語や英語のパンフレットを一緒に作成することもできます。そういうところで、文化財も役に立つと思いますので、一度、ご検討いただければと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。どうしても気が付きにくいところで、2点のご提案をいただきました。文化は江戸時代以降だけではないというのは当然で、むしろ1000年くらいを考えるのも問題かもしれません。
国際化という点では、いろいろな情報発信ができるということ、それから大学との連携も含めて考えなければならないというご発言がありました。
時間も迫って参りましたが、是非、本日は皆さん方からご意見をいただきたいので、ご発言をいただければと思います。

(市村委員)
この総合計画案は、最終的に庁内委員会の中で調整されるということですが、庁内委員会の構成メンバーはどのようになっているのか、伺いたいと思います。

(事務局)
庁内委員会は、副市長を委員長として、各部長全員という構成になっています。

(市村委員)
JAグループ独自の考えとして、社会的ニーズとして求められているのは、地産地消、緑地保全等、生産基地としての農地ではなく、農地の多面的機能に着眼したところで一般市民の協力や理解を得ていく時代になっているのではないかと思われます。
また、食農教育ということで、地区内の子どもたちに農業の大切さや価値を見出してもらいたいという目的で活動をしており、今後も行いたいと考えています。これも我々の利益の範囲内で地域に還元しているので、JA独自での対応という形になりつつあります。これについても、今後、行政と、費用的な問題だけではなく、市民農園の管理等についての協調体制をどうするのか等、ソフト面についての協議をする場を設けていただけると、我々の組織としても動きやすいと考えています。

(新川会長)
ありがとうございました。農業の持つ重要な機能について、いろいろな面から、これからの計画の中で考えなければならない要素としてご発言いただきました。

(三枝委員)
第2回のまちづくりプランについて思ったのは、尊延寺の自然や里山が307のバイパスで壊れているという意見を発表されたNPOがありましたが、その一方で、行政の方では里山保全構想や里山計画、氷室地区の自然保護条例等が作られているということです。折角そういう計画や条例があるにも関わらず、地元のNPOが「307のバイパスによって里山が壊れた」と言われているというのは、この審議会とどのように結び付くのかわかりませんが、その辺りの関連性が必要ではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。本日も、前向きなご意見をたくさんいただきましたので、そういうものが次の計画の種になっていくと思っています。ただ、全体像が見えてくるのは、なかなか時間がかかるのではないかと感じています。
また、構想・計画については、行政の方で少し調べて、状況を教えていただければと思っています。

(堀野委員)
根本的な話として確認したいのは、審議委員としては「市民にとってどう有益なのか」という視点を必ず入れて、枚方市役所をより良くするための計画になってはならないというスタンスを常に持たなければならないと思います。
また、今後の進め方については、中長期のビジョンを明示して、それを達成するためにどのように個々を達成していくかという考え方の方が、時間的な問題も考えますと、良いのではないかと思います。
それから、庁内委員会の話がありましたが、私は第1回でも発言しましたように、審議会と庁内委員会が直接議論し合う機会を設けていただきたいと思っています。できれば、そこに市民も入れた形の大きな議論の場を作り出していくことが、市民が計画を身近に感じるきっかけになるのではないかと思います。
評価については、数値化されていませんので、必ず数値化していただきたいと思います。ここでは「○○施策を実行した」と評価されていますが、それによって市民がどう変化したという評価視点を必ず入れて、期日を明確にして、いつまでに実行するのかを具体にしていただきたいと思います。
さらに、気になったのは、総合計画の中に出てくる「再掲」という言葉です。これはどのような意味なのでしょうか。
さらに、庁内のコミュニケーションも滞っている部分を多々感じますので、庁内、庁外、市民等も含めて、コーディネーターの専門職を配置する必要があるのではないかという気がします。
もう一つ、6大学の話もありますが、私が6大学を全部回っている中で、ある大学の学生部の部長が「うちは枚方にあるけれども、枚方とは関係がない」という発言をされました。これは非常に残念です。枚方が駅と学校の通過点にしかなっていないということで、枚方の街に行くこともなく、帰ってしまうのです。
また、気を付けなければならないのは、枚方在住で他大学に通っている学生も多いので、そういう人たちを巻き込むような仕組みも必要ではないかと思いました。

(新川会長)
ありがとうございました。「再掲」について、事務局に伺いたいと思います。

(事務局)
それぞれの章ごとに取り組んだ内容を書いていますが、例えば、第6章の「(1)生涯学習の推進【再掲】」というのは、その前の章のどこかに「生涯学習の推進」という項目が出ていて、第6章でも「生涯学習の推進」という項目を挙げているという意味で「再掲」という表現をしています。

(新川会長)
2回行っているわけではないということです。政策の体系上、両方に関係があるので両方の章に出てくるという理解です。

(水嶋委員)
自転車で送迎の際に、自転車道が整備されていないために、どこを通ればよいかわからないところもあり、危険を感じるところもあります。先程、健康のお話もありましたが、自転車に乗るとメタボリックも解消しますし、一石二鳥です。
また、小学校によっては、ICタグをランドセルに付けて、登下校時に親にメールが届くシステムを採用しているところもありますが、枚方市がそういうものを取り入れていただければ、親としては安心できます。
それから、登下校の道に監視カメラを設置して、学校内のモニターでチェックして、録画もできるので、何かあった場合は後からチェックできるようなシステムが企業にありますが、そういうものも枚方市の方で各小学校に配備していただければ、親としては登下校時に安心できます。

(新川会長)
ありがとうございました。予定の時間をやや過ぎてしまいましたが、どうしても発言したいという内容がありましたら、ご発言いただきたいと思います。

(委員一同)
発言なし

(新川会長)
もう1回、このような機会を設けますので、本日はここで終了させていただいてよろしいでしょうか。申し訳ございませんが、時間の関係もありますので、直接ご意見をいただくのは以上にしたいと思います。
なお、最初にご紹介がありましたように、意見カードを配布させていただいておりますので、発言し残されたこと、あるいは追加したいご意見等を、事務局にご提出いただきたいと思います。ご提出いただいたものは、事務局でまとめて、委員の皆さん方のところにお返しいただけると考えております。
本日もいろいろと貴重なご意見をいただきました。教育の問題に始まって、地域・コミュニティのあり方、自治会・町内会との関係、また健康・医療に関する論点、それから、産業政策や、農業の分野についてもしっかりと取り組まなければならないというお話をいただきました。
何よりも、本日はこの計画の作り方、進め方についていろいろとご意見をいただきました。現実に取り組もうとすると、これはなかなか大変ですが、いずれにしても、このような論点を踏まえながら、次回、もう一度だけ、このような自由な形で議論をさせていただければと思います。
また、その際に併せて、評価についての整理を各委員から求められましたので、どこまでできるかわかりませんが、事務局と相談させていただいて、何らかの工夫ができればと考えています。
そういうところで、次回はもう一度、本日のような意見交換を、もう少し資料を整えて、議論しやすい形でできるように進めたいと思います。
次回日程は7月30日の予定です。なお、各委員のご都合もあって、時間の調整をさせていただくと思いますが、よろしくお願いいたします。
事務局から何かございますか。

2.その他

(事務局)
本日の会議録につきましては、前回と同様に手続きを進めますので、よろしくお願いいたします。
次回、第4回審議会の開催時刻につきましては、事前に7月30日午後6時とご案内をさせていただいておりましたが、午後5時半から開始に変更したいと考えております。

(新川会長)
以上をもちまして、第3回枚方市総合計画審議会を閉会とさせていただきます。どうも長時間、ご協力をありがとうございました。

審議会での配布資料