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第6回枚方市総合計画審議会・会議録

[2011年11月15日]

ID:7775

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日時

平成20年10月10日(金曜日) 10時00分から12時00分

場所

枚方市役所 別館 4階 特別会議室

審議会委員

(出席委員)
新川達郎会長、池上典子委員、馬野範雄委員、奥野正委員、小野裕行委員、加藤司委員、千葉清司委員、南波正宗委員、野村生代委員、花田眞理子委員、堀野亘求委員、前田富枝委員、三枝寿夫委員、水嶋忠雄委員

(欠席委員)
稲澤克祐副会長、市村利彰委員、岩城勝委員、木多彩子委員、酒井隆行委員、佐古和枝委員、寺見陽子委員、西田政充委員、野口光男委員、橋本有理子委員
<委員 五十音順>

次第

発言要旨

1.はじめに

(新川会長)
それでは、第6回枚方市総合計画審議会を始めさせていただきます。
本日は、これまで委員の皆さん方からいただきましたご意見を踏まえまして、第4次総合計画の基本計画試案が提示されています。12時くらいを目途に、限られた時間ではありますが、この試案につきまして、ご意見をいただければと思っております。それでは、まず、事務局より、本日の審議会委員のご出席状況、それから、配布資料についてのご説明をよろしくお願いいたします。

(事務局)
本日の出席委員は14名で、「審議会条例」に基づき、この委員会が成立していることをご報告申し上げます。
傍聴者につきましては、本日は1名となっております。
資料1「第5回枚方市総合計画審議会会議録」
会議録は、各委員の確認後、会長と調整し、10月8日(水曜日)から市ホームページで公表しています。
資料2「第5回枚方市総合計画審議会の要点整理」
資料1の会議録から要点となった部分をとりまとめたものです。
資料3「枚方市総合計画改定に向けての意見要約(第1回審議会~第5回審議会)」
第1回審議会~第5回までの委員の皆さんからのご意見を、現総合計画の施策体系ごとに整理するとともに、意見カードを添付したものです。なお、これらの資料につきましては、事前に皆さんにご確認をいただいた内容となっています。
資料4「総合計画改定に向けた論点整理表(改定版)」
本資料は前回の審議会で報告させていただいた論点整理表に、その時にいただいたご意見等を網掛け部分として追加したものとなっています。
資料5「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)」
後ほど説明します。
資料6「第4次枚方市総合計画第2期基本計画の策定の基本的な考え方と重点施策の方向について」
資料5の総論部分の考え方を1枚に取りまとめたものです。
資料7「今後のスケジュール」
今後のスケジュールを整理したものです。
参考資料として、市長の「所信表明(要旨)」、「平成20年度市政運営方針(要旨)」「花と音楽のまちづくり推進指針」を配布させていただいています。以上、配布資料の説明をさせていただきました。

(新川会長)
ありがとうございました。後程、基本計画の試案の内容については、これまでいただいた意見の反映も含めてご説明をいただけるようですが、ここまでの各資料につきまして、何かご質問等がございましたらお願いいたします。

(池上委員)
送っていただいた10月7日付の試案と、本日配布された試案は違うものでしょうか。

(事務局)
それ以降に修正したものですので、違うものとなっています。本日お配りした資料が最新版です。

(新川会長)
8~9割は変わらないと思います。本日を含めて3回程度、この試案を審議会として検討させていただき、それを取りまとめてパブリックコメントにかけていきたいという事務局のスケジュール立てをいただいています。これについても、まずはこのような方向で進めさせていただくということでよろしいでしょうか。まずは12月末を目途に、この審議会の議論を取りまとめるという大きな方向付けをさせていただければと思います。よろしいでしょうか。

(委員一同)
異議なし

(新川会長)
ありがとうございます。

2.第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)について

(新川会長)
それでは、本日の中心議題であります「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)」について、ご審議をいただきたいと思います。これまでいろいろといただきましたご意見を踏まえて、基本計画をつくる時の様式として、配布させていただいたような形に整理していただいています。内容は、基本計画をどのように考えていくのか、それを部門別に見た時に、それぞれの分野、例えば「第1章 人と自然が共生する環境保全のまち」の中では、具体的にどのようなまちづくりをしていくのか、そこでの課題や方向、そして、それに対応する施策の目標や評価指標となっています。もちろん、未完成ですので、すべて充分に書き込まれているわけではありません。現時点で、委員の皆さん方にご示唆をいただき、できるだけ早い段階で、ご意見を活かしながら答申案をつくりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。それでは、事務局から試案についてご説明をお願いいたします。

(事務局)
今回、使用します資料は、10月7日付で委員の皆さんに事前に送付させていただいたものから、この間、事務局で調整を行いましたので、お送りしたものと若干内容が異なっております。改めて資料5「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)」の概要を説明させていただきます。
資料5「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)」の概要説明
追加で配布させていただいた参考資料に、この重点施策の五つの項目ごとに考えられる施策を参考として挙げていますので、イメージで捉えていただければと思います。

(新川会長)
どうも、ありがとうございました。予めお送りいただいた資料と、本日提示していただいた部門別計画とで違っている部分があれば、簡単にご紹介いただけるでしょうか。

(事務局)
第1編の「総論」部分に入っています。

(新川会長)
主に第1編部分に変更があるようですので、後段の特に今回の中心部分になります「部門別計画」のところは変わっていないということで、ご審議いただければと思います。それでは、早速ですが、試案を叩き台として充分に叩いていただければと思います。よろしくお願いいたします。

(加藤委員)
前回いただいた資料と本日いただいた資料に追加の部分があり、その部分にも関わりますので、質問と意見を述べたいと思います。P4の「5.発展可能な産業・商業基盤のある都市」の中に「ものづくりを中心とした元気な中小企業も多数あります。」とあり、「一方、商業については」というところが追加部分だと思いますが、前回の議事録でこの点に関わる意見がありましたので、この点を反映されたのではないかと思います。それで、これをどう施策の中に活かすかということで、必ずしも中身が変わっているような気がしなかったので、その点を確認させていただきたいと思います。私の専門は商業ですが、商業に関する振興策はこの数年で変わっています。そこで、いくつか質問があります。例えば、P41「第1節 魅力と活気にあふれるまちをつくる」の中で、「1.人が集い、魅力と活力あふれる中心市街地をつくる」の部分に網掛けがないので、あまり議論がなかったものと思いますが、これについて、枚方宿と枚方市駅周辺を考えますと、中心市街地活性化法のもとで行うかどうかは別にして、この場合の中心市街地のイメージは枚方市駅でしょうか、それとも枚方宿まで含めた形を考えられているのでしょうか。枚方宿については観光資源のところに書かれているので、分けているように思われますが、それについて伺いたいと思います。

(事務局)
商業で考えますと、基本的には駅周辺になるのではないかと思います。ただ、我々としましては、市駅周辺の商業だけの検討ではなくて、枚方市は淀川にも近く、歴史街道があり、全体的な活性化をつなげるような有機的な再整備ができないかと考えて検討を進めています。

(加藤委員)
是非、その点がわかるような形の表現にしていただきたいと思います。それから、確認ですが、枚方市は比較的、駅周辺に「くずはモール」のような大型店が出ていて、大型店の出店としては古いタイプだと思います。昔は大型店が駅周辺に出て、その後、郊外に出店し、中心地と郊外の対立軸ができましたが、枚方市は今でも駅周辺に大型店があるので、ある意味では、駅に商業の拠点があって、それほど駅前や中心地が空洞化していないように思います。これはいかがでしょうか。

(事務局)
スーパーと言われる大型店がそれほど駅から歩いて行ける場所にありますし、そういう店舗の進出も計画はありましたが、結果的には断念されています。商店街の活性化について問題があったこともありますが、基本的に他で起こっているような「郊外か、駅周辺か」というような状況はないと考えています。

(加藤委員)
かつての商店街は、「近くに大型店が出店すると競合するので、来ないでほしい」と言うところが多かったのですが、今は大型店がないと集客できないので、むしろ大型店と商店街の共存が課題になっています。そういう意味では、枚方市はそれがまだ残っていて、大型店を上手く活用して、商店街の活性化につながる可能性があるので、その辺りをわかるような形で書いていただきたいと思います。つまり、駅は車でわざわざ行かなくても良くて環境に優しいので、枚方市としては商業の振興も中心を守りながら、しかも拠点の駅を中心にしたような振興策を図るということを入れていただければ有難いと思います。そうすると、商店街の役割の2面性として、駅前の大型店と地元に密着した商店街という役割が想定されると思いますが、そういう意味では、P45の「地域に根ざした産業を育成する」の〈取り組みの方向〉の「高齢者の生き甲斐や雇用創出につながる地域に根ざした商業活動を育みます。」について、「高齢者の生き甲斐」とは、むしろビジネスに参加する側の話なので、この前に例えば、「高齢者(住民)の利便性につながる地域に根ざした商業活動を育みます。」という提供するサービス側の意見も入れて、そういう形で商業を振興することを明確にされた方が良いのではないかと思います。もう一つ、P45の一番上に「雇用や税収確保の観点から…」とあります。前回、振興条例のようなことをご発言された方もおられますが、そこまでいくかどうかは別にして、これでは少し弱いので「商工業の振興は、雇用や税収確保の上で非常に重要です。」という形にしてはどうでしょうか。「非常に」を付けるかどうかは議論のあるところだと思いますが、そのような形で重要であることを確認した上で、「既存産業の高度化や、都市型産業の集積など時代の変化に対応した…」とつながると、商工業の振興が市としては重点だということが明確になると思います。これはまた議論していただければと思います。

(新川会長)
商工業関係、それに関連する観光も含めた活性化、地域の産業をこれからどのように考えていくかということについて、加藤委員から貴重なご示唆をいただきました。どうぞ、これに関連したところでも、それ以外のところでも結構ですので、ご意見をいただければと思います。

(小野委員)
加藤委員のご意見はその通りだと思います。中心市街地活性化法を議会でも取り上げてきましたが、実は、経済産業省の感覚では枚方市駅周辺しか該当しません。ただ、それが少し緩和されて、行政が声を挙げれば認めてくれるような方向に変わってきましたので、もう少し踏み込んで「中心市街地活性化法の取り組みを進める」というようなことを入れていただければと思います。P4の「5.発展可能な産業・商業基盤のある都市」の中にある企業団地の数は六つではなく、七つになったと思いますので、表現を変えた方が良いと思います。P19の「NPOや市民によるまちづくり活動への支援」の最後に「地域コミュニティの自主的なまちづくり活動やNPOが行う課題解決に向けた取り組みに対する行政の支援が求められています。」とありますが、枚方市は常に、市民と協働というよりも支援するという姿勢です。特別なNPOだけに行政が補助金を出す等、歪な形になり過ぎている部分がありますので、「そういう団体や市民と協働して取り組みを行う」等、そのような書き方に直していただいた方が良いのではないかと思います。参考資料の「重点施策」の図について、「住みたい、住み続けたい自治都市・枚方」という大きな表題の中に、行政改革や「枚方市役所はこうあります」ということを書いて、その上で、このような行政があるから「住みたい、住み続けたい自治都市」になるという話をされた方が良いのではないかと思います。P59の「1.行政経営の効率化を推進する」の中に、前の基本計画では指定管理者の話の項目があり、今の時代には市場化テストもできたので、そういうものも活用して行政のサービス向上と効率化を図ってほしいと言いましたが、指定管理者の項目も市場化テストの項目も入っていないのが気になります。

(新川会長)
どうも、ありがとうございました。

(千葉委員)
「第1編 総論」の第3節~第6節で、財政において、歳入をどう恒久的に保障するかというのが絶対条件だと思いますが、そのためには、人口動態をいかに長期的に、しかも正確に把握するかということが必要になります。もう一つは「土地利用」で、田畑が年々減少し、商工業に使われているようです。衣食住の中で衣と住は満たされていると思いますが、食は自給率が40%を切っていますので、市民生活、国民生活を含めて、これをどのように保障していくのかは地球全体の命題だと思います。したがって、自給率を上げるために、残された約50haの田畑を活用して地産地消を進めることを、いかにまちづくりの根幹に据えるかということが、我々の生命を保障していくことになると思います。それによってまさに市民は安心・安全な生活ができ、「枚方に定住しよう」と思うようになると思います。それについては、まだ踏み込んでいないので、私は不満です。

(新川会長)
ありがとうございました。貴重なご意見をいただきました。ただ今の千葉委員のご意見に関連しても、また、別の観点でも結構ですので、ご意見をいただければと思います。

(前田委員)
P4の企業団地の話で、前回の資料では「家具団地」等の名称が書かれていたと思います。名称を削除されるよりも、敢えて載せた方が何があるのかわかりやすいと思います。

(事務局)
経過をご説明しますと、議論の中で、例えば、我々が「中小企業団地」と呼んでいるものが「枚方企業団地」だったり、「既製服団地」と呼んでいるものが「紳士服団地」だったり、通称名と正式名が違うものがあることがわかり、職員でも違って呼んでいるほどなので、市民の間でも解離しているのではないかと思われ、敢えて正式名を書いて並べると市民にとってもわかりにくくなるのではないかと考えて、削除させていただいて、このようにまとめたというのが現状です。

(前田委員)
P50の「3.高齢者、障害者やひとり親家庭の自立を支える」というところで、今は障害者の「害」を平仮名で書かれることが多いと思いますが、この中ではすべて漢字で書かれているようです。これについてはどうでしょうか。

(事務局)
これについても、各部の部長が集まる委員会で議論していますが、法律用語はすべて漢字で書かれており、障害者団体に伺っても「漢字の方が良い」と言われる団体の方が多いと聞いています。大阪府は平仮名にされていますが、枚方市は現時点では漢字のままにするという方向で議論を進めています。

(前田委員)
これは意見ですが、P50の内容とリンクして、参考資料の中で、高齢者や障害者の話は第4章に入りますので、下の●の中に障害者や高齢者の方々への支援を入れていただければと思います。

(新川会長)
ありがとうございます。

(千葉委員)
井原部長が私の意見に対してどのよう感じられるのか、また、反論があれば、私見で結構ですので伺いたいと思います。

(事務局)
先程の「農」については、後ろに書かせていただいています。自給率の向上についてもP38に書いていますが、「農」が減っている一番大きな原因は後継者不足と聞いています。枚方市においては、都市計画法における市街化調整区域も結構残っていますし、「農」を守る環境はあると思っていますが、開発される時に山と併せて農地も買われて大規模に開発されるケースもありますし、新しい道路ができますと、沿道開発も行われる等、わずかながら農地について減っているのが現状です。それに対して、枚方市としてもどのように後継者不足を解消するのかという問題に対して、れんげ米や地産地消も含めていろいろな取り組みを進めています。企業立地で税収を増やす努力もし、もう一方で「農」を守るということもして、総合的に判断して進めていると思っています。

(千葉委員)
その側面は確かにあると思います。ただ、後継者が減っていることについては、なぜ、継がないかという原因の分析が足りないと思います。後継者はいるのに、収入が少なくて生活ができないから止めたくなるわけであり、その現実だけはしっかりとつかんでいただきたいと思います。原因を突きとめて、原因を解消すれば、後継者は出てきます。机上の判断ではなくて、現場に降りて行かなければなりません。このことを付け加えてほしいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。

(花田委員)
この参考資料のあり方がよくわかりません。五つの重点施策にそれぞれの章が該当すると思いますが、そうすると下の●がわかりません。例えば、「人に憩いと潤いを与えるまち」は「第3章 魅力にあふれ、生き生きとしたまち」となっていますが、●には「花と音楽を生かしたまちづくり」しかありません。もっといろいろな憩いがこの中に盛り込まれていると思いますので、全部入れるなら入れるで、もう少ししっかりと決めるべきだと思います。P32に「1.地球温暖化対策に取り組み」を入れていただいたのは良かったと思います。しかし、ヒートアイランドについては、排出を減らすという話は出ていますが、蓄熱の放熱を少なくしようということでは、枚方市が行われている緑のカーテン等、緑を増やそうという動きが該当しますので、それを入れた方が、枚方市の施策を反映することになって良いのではないかと思います。P18に「減災をめざした取り組みが求められています。」と書かれていますが、実際の対策については抽象的な表現になっています。減災では「備え」が大切ですが、「備え」はものの備えも、人と人とのネットワークによる備えも大切だと思います。そうしますと、その下の「市民生活のセーフティネットの構築」とも関連しますが、「コミュニケーションの重要性」や「情報網の構築」が書かれていません。P43に「1.人と情報の交流を促進する」という項目がありますが、それくらいしか見えていません。「減災」や「セーフティネット」にとって日頃のつながりは重要ですので、実際の生活の中でつながっていくことが枚方市の財産であることを盛り込まれると良いのではないかと思いました。

(事務局)
参考資料はあくまでもP23の「重点施策の方向性」の資料であり、今回の基本計画で取り組むべき方向を決めたいと考えて、急遽、思いつくままに項目を挙げていますので、網羅したわけではありません。現在、それぞれの部門の下に事業名を書く方が良いのかどうか、そういうことを検討しています。施策を書くのかどうかも悩んでいますので、方向性が出ましたら、主だったものを書けば良いかと考えていますが、これ自体をどうするのかという問題も含めてご議論いただきたいと思います。この資料については、あくまでも叩き台であると、ご理解をお願いいたします。

(池上委員)
P8の財政の推移で「平成11年度には赤字額が30億円近くにまで膨らみ」という記述がありますが、一般で言う借金が一般会計や特別会計で1,000億円近くあり、それを入れなければ、「赤字は30億円程度だったのか」と軽い感じがします。今でも抱えているわけですから、わかりやすいように借金の額は入れるべきではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。

(馬野委員)
私は教育の立場で参加していますが、文科省が学習指導要領の改訂を行う中で、国の方向性と枚方市の方向性がどのように整合しているかというのが一つの視点だと考えています。今回の指導要領の改訂では、特に学力に関して三つのポイントが挙げられています。一つは「基礎的・基本的な知識・技能の習得」で、これは誰も否定することのない中心的な課題だと思います。二つ目は「思考力・判断力・表現力等の育成」、三つ目が「学習意欲の向上や学習習慣の確立」で、この三つが特に学力に関わる課題として出されています。それに照らし合わせて、今回の試案を見ますと、P18の「子どもの夢を実現する力と基礎学力の向上」の中に「これからの学校教育においては、教師の指導力を含めた教育の質の向上を図り、児童生徒に知識・技能だけでなく、思考力・判断力・学習意欲など『確かな学力』の習得を促し、基礎学力の向上を図る取り組みか求められています。」とあります。方向性は間違っていませんが、改訂のポイントの中に「思考力・判断力・表現力」という言葉が挙がっているのに、なぜここでは「表現力」という言葉が入っていないのでしょうか。さらに、「思考力・判断力・学習意欲などの確かな学力を促して、最終的に基礎学力の向上を図る」という読み方になります。「基礎学力」というと、また複雑な話になりますが、指導要領の中では、例えば、「小学校低中学年の国語科において、音読・暗唱・漢字の読み書きなど、基本的な力を定着させた上で」と表現しています。したがって、基本的な力を「基礎学力」という言葉に置き換えると、「児童生徒に知識・技能だけでなく」という文中の「知識・技能」を「基礎学力」と捉えられる可能性が高いのではないかと思います。そういう捉え方をしている人は多いようです。それは絶対に必要なことですが、100マス計算ばかりしていても、図や式で説明するという思考力・判断力・表現力といった学力を育てることはできません。そのあたりのことが、この言葉の使い方で趣旨が伝わるのかということが心配です。

(新川会長)
ありがとうございました。重要な観点ですので、この辺りは正確に趣旨を汲んでいただければと思います。

(南波委員)
これから追記されたり、もう少し具体的に書かれたりするものと思われますので、それは次回に出てくるものと思います。そこで、字句について考えますと、の「1.生涯にわたる健康づくりを促進する」の〈取り組みの方向〉に「生活習慣病の予防健診」という言葉がありますが、「予防健診」という言い方はあまりしませんので「予防」で良いのではないかと思います。それから、まとまって書いていただく場合、この数年間の重点的な課題は、まだ解決していなければ挙げていただいてはどうでしょうか。全体を通して、高齢者のケアの方があまり書かれていないように思いましたので、次のP50もそういう表現を入れていただきたいと思います。例えば、P50は元気な高齢者が対象のような表現ですので、「要介護高齢者の自立を支援します。」と読み取れるような内容も入れておいていただきたいと思います。全体に関して、一つは、P15の「市民意向」のところで、まとめの部分は全体的に触れていますが、中身はどのような趣旨でまとめられているのでしょうか。アンケートを拝見しますと、市民がどのように事実を捉えているのか、市に対してどのような要望があるのか、あるいは、自分たちがどのように活動したいかということ等、幅広く書かれていますが、ここにまとめられている内容は偏っているように思います。特に、「教師の指導力の向上」等が市民の意識調査や中学生のアンケートに入っていますが、必ずしも市民はそこに焦点を当てているわけではないと思いますので、もう少しバランスよく、計画全体に対する意向が多少反映されるような整理をしていただく方が良いと思います。P18の第8節の「市民生活のセーフティネットの構築」も高齢者のことがあまり書かれていませんが、介護保険等が必ずしもまだ充分な体制ではないと思いますので、高齢者のことも少し触れていただく方が良いと思います。P24の「第3節 計画の構成と分野別行政計画」の最後に「今後、新たな課題への対応」と書かれているのは、分野別と整合性を図っていくということで、是非それはしていただきたいと思いますし、そのような意見もあったと思います。そういうものがイメージできるような記載をしていただきたいと思いますし、当然、以前から整合性をとっておられると思いますが、前の評価について委員からも「甘いのではないか」等、いろいろと意見があったように、「達成できているのか、問題が残っているのか」が客観的にわかるような評価が必要だと思います。P29~30の評価については、どのようなイメージで考えれば良いのでしょうか。もう少し、全体をわかりやすくしていただきたいと思いますし、今、「施策評価指標」を検討中で後ろに付くということですが、前の施策評価であれば、それだけで判断されると偏りがあると思いますし、「事務事業の総合評価」も前の評価をイメージした評価なのか、どのようなイメージなのかを説明していただきたいと思います。

(事務局)
「事務事業の総合評価」については、詳しい評価の仕方を検討中ですが、今、考えていますのは、市が行っている事務事業評価の中からその施策に関連する代表的な事務事業を取り上げ、事務事業評価の中には市民ニーズや満足度等の項目がありますので、その辺りを上手く活用して、施策単位で評価ができればと考えています。「施策評価指標」については、現在、検討中ですが、全国どこにでもある比較できる数値で比較する方法と、枚方市独自の指標を合わせた形で評価できればと考えています。

(小野委員)
関連して、今の評価について、行政が評価するような指標ではなくて、市民にとって良かったかどうかを判断できるような評価の指標にしていただきたいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。

(池上委員)
P40の「3.環境を大切にした交通体系をつくる」の中に「市民団体等によるLRT(次世代路面電車)の調査・研究が進められているなど、便利で環境に配慮した新たな交通体系の確立が求められています。」とあり、LRTの調査・研究が進められていることはわかっていますが、「新たな交通体系の確立が求められている」というところに入れても良いのかどうかという疑問があります。「コミュニティバスの導入」はすでに行われていますし、進めていくという現実的なものがありますが、発表した団体の方も言われていたように、LRTそのものが枚方市の中で具体的にどこなら可能かという具体的な話はなかったように思いますので、分けた方が良いのではないかと思います。

(奥野委員)
平成9年に全枚方市のコミュニティが立ち上げられて11年目になりますが、全45校区が自分たちのまちづくりを頑張っておられます。枚方市コミュニティ連絡協議会の中で校区のまちづくりが中心になって活動されていますので、「枚方市コミュニティ連絡協議会は常に行政と協働で安心・安全のまちづくりに努めている」というのを入れていただきたいと思います。現に45校区が取り組んでおられますので、是非とも加えていただきたいと思います。P3の「3.子育てや教育の環境にめぐまれた都市」について、枚方市45校区にはフリー・スクエアがあります。これは中司市長の時に立ち上げて10年余りが経っていますので、一度、児童会を兼ねて見直しを検討していただきたいと思います。フリー・スクエアは、立ち上げの時は良かったのですが、現在は参加する生徒が3~4人でプラスになっているのかどうか疑問です。

(野村委員)
それに関連して、ふれ愛フリー・スクエアについて見直しを検討することを、市の方も思っておられることを踏まえて、放課後だけではなく、18歳以下を子どもと考えると、子どもたちが集う場所、子どもの居場所をどのようにつくるかということが自分の中では長く課題でした。それをどこに入れれば良いのかよくわかりませんが、子どもの居場所を大事にしたいと思いますので、どこかに入らないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございます。子どもの居場所づくりは、なかなか位置づけが難しいようです。

(千葉委員)
P55の「2.市民スポーツ活動を充実する」について、特に、スポーツ関係は健全な市民をつくる原点であり、市民が健全になれば国保等の資金が浮きますので、結果的に財政に大きく貢献します。一方、箱モノは経費がかかるだけで得るものはありません。ですから、もっと車の両輪のように、健康増進の施策を具体的に打つべきだと思います。今はそれが非常に希薄です。41万人の都市で野球専用のグラウンドがないまちはあまり聞きません。ここには「基盤整備と活動の促進が求められています。」と書かれていますが、他人事のような書き方で総合計画にはなり得ないと思います。それについてはどうでしょうか。

(事務局)
スポーツ施設については、スポーツ振興ビジョンもありますし、東部清掃工場の横にもスポーツ施設の建設予定があります。スポーツ振興ビジョンの中でも、企業のグラウンドや河川敷にもあり、いろいろな方法でスポーツを盛んにしようという取り組みを行い、その中で枚方市でできることは行おうと考えています。市民病院や文化会館につきましては、箱モノをつくるというよりも、過去に計画していたものがずれ込んできたというイメージで考えていますので、時期については、いつにするかという問題はあろうかと思いますが、老朽化の対策という方向で検討しているのも事実です。

(千葉委員)
私が申し上げたいのはバランスシートの問題で、偏っていないかということです。何もかも欲しくても、財政との関係で優先順位を決めなければなりませんが、スポーツについては、確かに河川敷や民間のグラウンド等、いろいろと手を打っていても、市民は「行政としてめざすものがない」と言っているわけです。ですから、もっとバランスを考えて欲しいと思いますので、よろしくお願いします。

(新川会長)
ありがとうございました。

(前田委員)
P37の「3.まちの安心・安全を高める」の〈今、もとめられていること〉の中に「集中豪雨などによる災害…」とありますが、以前も他の委員が集中豪雨に対する緊急対応について意見を言われていますので、それをこの取り組みの方向の中に入れてはどうかと思います。

(新川会長)
ありがとうございます。

(小野委員)
P48の「2.差別や暴力をなくし、人権を尊重する」の中に「今なお、同和問題をはじめ」という表記がありますが、これは表現的には問題はないのでしょうか。

(事務局)
現在、各部と協議していますが、今の段階はそういう話は出ていません。

(小野委員)
法律が改正されて、人権という位置づけになっていますが。

(事務局)
確認させていただきます。

(小野委員)
また、「障害者」の表記はありますが、「障害児」の表記がありません。

(事務局)
わかりました。

(新川会長)
ありがとうございました。その他にいかがでしょうか。

(水嶋委員)
同じところで、「児童虐待や女性に対する暴力」「子どもや女性に対する暴力」という表記がありますが、最近、高齢者が暴力の被害者になるケースが増えているようですので、高齢者も入れてはどうかと思います。P52の「2.子どもたちの学ぶよろこびを育み、生きる力を養う」の〈今、求められること〉の中に「多様化するいじめの問題への早急な対応が求められています。」とあり、〈取り組みの方向〉として「いじめの問題や不登校等に対する相談体制を強化します。」とありますが、多様化するいじめの問題の中には携帯電話やインターネットによるいじめも入ると思いますので、もう少し具体的な名称を出して、携帯電話やインターネットに対する対策案も詳しく書かれると良いのではないかと思います。また、「相談体制を強化します。」とありますが、これはいじめられてからの相談体制ですので、いじめられる前の対策もあると良いと思います。

(新川会長)
ありがとうございます。重要な論点ですので、是非、検討いただければと思います。

(池上委員)
P54の「2.市民の情報活用能力を高める」の〈取り組みの方向〉の中に突然「開館日時」と書かれていますが、多分、図書館のことだと思います。図書館については指定管理者の件が多く論議されており、何年も先まで通用するわけですから、「図書館の開館日時の拡大やICTの活用による利便性の向上など」の「など」のところに「運営のあり方も含め」と入れた方が良いのではないかと思います。

(加藤委員)
P57~58の「第1節 市民・事業者と行政の協働を推進する」については、かなり議論が出ているところですが、「2.市民参加のまちづくりを進める」の中に「政策や計画づくりだけでなく、その評価についても、参加することやその仕組みづくりが求められています。」と書かれています。それについて、例えば、行政改革という観点からしますと、タイトな財政の中で、市民サービスをどれだけ維持しているかというと、枚方市の場合は市民サービスを維持することは絶対的な課題であって、決して落とすことはないと思いますが、本当に厳しい状況になりますと、市民サービスを落とさざるを得ない部分も出てくると思います。それを補うのは、恐らく市民だと思いますので、協働というのは、本来、市民も痛みを分けることだと思います。それが、この書き方では、計画づくりと評価には参加するけれども、活動にはあまり積極的には参加していないようなイメージがあります。本来の協働の意味はそこに参加するところまで入っていると思います。それで、気になるところがあります。本来、行政が担わなければならないサービスをボランティアが担っていると思いますので、行政の人員を削減しても、そういうところに支援することが必要ではないかと思います。そうなりますと、公共のサービスと民間のサービスと、もう一つ、その中間に公のようなサービスがあって、これをどう分業していくかということがこれから大きな課題になると思われますので、先進的な枚方市は、是非、そういうものを一歩進められる仕組みを考えられたら良いのではないかと思います。

(事務局)
枚方市は図書館の方で「ふれあいルーム」を行っており、現在、6ヶ所ほどなので、これを10ヶ所くらいに増やそうと進めています。月に2万円くらいの助成金等を出して運営していますので、それほど多くはありませんが、週に1回くらい開いていただいて、1円のボランティアにはなっていないと思います。若干の援助はさせていただいているつもりです。

(加藤委員)
わかりました。大阪市にも負けずに頑張るように言いたいと思います。

(堀野委員)
P23に「重点施策」がありますが、参考資料としていただいた図に6章に関わるところが一つもありません。6章に当たる部分の重点施策は非常に大事だと思いますし、いろいろな委員からご指摘があった部分ですので、重点施策の6番目として「みんなでつくるまちづくり」とか「市民とともにつくるまち」というような項目を設けていただきたいと思います。また、この基本計画の中では、団体の名称が混在しているところが見られます。例えば、P4の「市民活動の活発な都市」の中で「人形劇などの分野でも市民団体」「絵画や陶芸でも市民グループ」「子育て分野を中心にしたNPO」と表現されていますが、何か意図があって分けられているのでしょうか。できれば共通にしていただくか、もし統一できないのであれば、それ以外の言葉も含めて、最後に語句の説明を付けていただきたいと思います。カタカナも多く出ていますので、市民にわかりやすい説明の工夫をしていただきたいと思います。P30に事業評価がありますが、できれば第三者機関を設けていただいて、そこが評価をするという形にしていただきたいと思います。それが議会であっても良いと思いますが、庁内だけの評価に留まらず、市民も入った評価が必要になると思いますので、専門家も交えた第三者機関の評価制度を必ず入れていただきたいと思います。P48の2の〈取り組みの方向〉の中に「国や府」という表現がありますが、なぜここだけ国や府と連携する必要があるのか、違和感があります。参考資料の図の「歴史や文化、芸術が息づくまち」の下の●に「天の川七夕フェスタの実施」と出ていますが、この計画の中に「天の川七夕フェスタ」という言葉は載っていないと思いますので、なぜ急にこれだけが出ているかわかりません。もし書くのであれば、全部を挙げるか、それらをまとめた総称にするのか、その点を検討していただきたいと思います。

(新川会長)
部門別で言うと第6章を全体の重点施策の中でどう位置づけるかということは大きな課題であり、最初にもご指摘をいただいていますので、事務局でも工夫をしていただければと思います。

(千葉委員)
堀野委員の意見に対してですが、「天の川七夕フェスタ」は、枚方市が天の川を全国にアピールしてまち興しをしようという点が普通のNPOのイベントとは決定的に違います。その相違点を是非ご理解いただきたいと思います。

(新川会長)
そういう点も踏まえて、未整理ですので、よろしくお願いいたします。

(三枝委員)
P35の2の〈取り組みの方向〉の「街区公園など、自然とふれあえる」という文章について、公園の機能は自然も一つですが、都市公園の種類も幾つかあり、街区公園というのは自然とふれあえることが主体ではなくて、どちらかというと広場的な意味合いになると思いますので、自然とふれあえる場を提供する公園を挙げるなら、都市公園等、漠然としたものにした方が良いと思います。街区公園=自然とのふれあいは直接結びつきづらいと思います。その他では、言葉でカタカナの「コミュニティ」や「セーフティネット」が「コミュニティー」とか「セーフティーネット」になっているところがありますので、本当はどちらなのか、整理していただきたいと思います。

(新川会長)
その他、試案について、是非これだけは発言したいというご意見はございませんか。

(委員一同)
意見なし

(新川会長)
それでは、本日いただきましたご意見を集約し、試案の第2次案を事務局と相談してつくらせていただき、次回の審議会にかけさせていただいて、第2次案を固める作業に入りたいと思います。そのような手順でよろしいでしょうか。

(委員一同)
異議なし

(新川会長)
ありがとうございました。それでは、本日、ご審議いただきました内容につきましては、取りまとめて、今回のような方法でさらに充実した形での新しい試案を作成させていただきたいと思います。また、この間、ご発言し残したご意見や、後で「言っておかなければならない」と思われたご意見などがそれぞれおありかと思いますので、意見カードに記載して事務局にいただければと思います。また、これにつきましては、後日、審議会に報告をいただき、次回以降のご審議の参考にしていただければと思っております。その他、事務局から何かございましたら、よろしくお願いいたします。

3.その他

(事務局)
本日の会議録につきましては、本日、野口委員からいただいております意見も含めて調整したものを、加えて手続きを進めたいと思います。よろしくお願いします。

(新川会長)
それでは、第6回の審議会は以上とさせていただきたいと思います。どうも、熱心にご議論をいただきまして、ありがとうございました。以上をもちまして、閉会とさせていただきます。ご苦労様でした。

審議会での配布資料

添付ファイル

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