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第7回枚方市総合計画審議会・会議録

[2011年11月15日]

ID:7774

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日時

平成20年11月18日(火曜日) 18時30分から20時40分

場所

枚方市役所 別館4階 特別会議室

審議会委員

(出席委員)
新川達郎会長、稲澤克祐副会長、池上典子委員、市村利彰委員、馬野範雄委員、奥野正委員、小野裕行委員、酒井隆行委員、佐古和枝委員、千葉清司委員、南波正宗委員、西田政充委員、野村生代委員、野口光男委員、橋本有理子委員、花田眞理子委員、堀野亘求委員、三枝寿夫委員、水嶋忠雄委員

(欠席委員)
岩城勝委員、木多彩子委員、加藤司委員、寺見陽子委員、前田富枝委員
<委員 五十音順>

傍聴者の数

0人

次第

発言要旨

1.はじめに

(新川会長)
お待たせいたしました。それでは定刻になりましたので、ただ今より、第7回総合計画審議会を開催させていただきます。
本日は、前回に引き続き、第4次総合計画第2期基本計画の試案について議論していただきたいと思っています。
今回は新たに、主要な取り組みや施策評価指標についても資料が追加されていますので、あわせてご審議をいただければと思います。
また、これまでの6回の議論の中でいただきましたご意見を具体的にお手元の試案のような形にまとめさせていただいております。
本日も2時間程度を目途に審議会を進めていければと思いますので、時間の許す限り、しっかりとご議論をいただければと思います。よろしくお願いします。それでは、初めに、事務局から委員の出席状況や配布資料の説明をお願いします。

(事務局)
本日の出席委員は15名で、「審議会条例」に基づき、この委員会が成立していることをご報告申し上げます。
本日の傍聴者は、ございません。
資料1「第6回枚方市総合計画審議会会議録」
会議録は、各委員の確認後、会長と調整し、11月14日(金曜日)から市ホームページで公表しています。
資料2「第6回枚方市総合計画審議会の要点整理」
資料1の会議録から要点となった部分をとりまとめたものです。
資料3「枚方市総合計画改定に向けての意見要約(第1回審議会~第6回審議会)」
第1回審議会~第6回までの委員の皆さんからのご意見を、現総合計画の施策体系ごとに整理するとともに、意見カードを添付したものです。なお、これらの資料につきましては、事前に皆さんにご確認をいただいた内容となっています。
資料4「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)第7回審議会用」
資料4~6につきましては、11月14日(金曜日)にメールと郵送でお送りさせていただきましたが、本資料は、前回の審議会の時にいただいたご意見等を反映したものです。反映した意見等は網掛けにしていますが、説明は後ほど行います。なお、本資料へのご質問・ご意見につきましては、次の第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)の中でまとめてお願いいたします。
資料5「主要な取り組み一覧表(案)」
基本計画の主要な取り組みを一覧に整理したものです。
資料6「施策評価指標一覧(案)」
施策目標ごとの施策評価指標を一覧にとりまとめたものです。
資料7「施策評価シート(案)」
前回に意見のありました部分の補足説明です。
資料8「今後のスケジュール」
従前は、年内の答申を目標に予定しておりましたが、前回の会議で、試案についての検討の機会を増やすために、試案の報告からパブリックコメントまでに1回増やし、3回行っていただくことを説明いたしました。本日はその2回目として、試案について多くのご意見をいただければと考えています。また、追加した会議を12月4日(木曜日)午後6時30分から行う予定で、皆さんの日程調整を行わせていただきましたので、よろしくお願いいたします。その上で、パブリックコメントを12月8日~1月7日にかけて行う予定です。そのパブリックコメントの結果を踏まえて、第9回審議会を1月中に開催し、答申案をまとめていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上、配布資料の説明をさせていただきました。

(新川会長)
ありがとうございました。

2.第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)について

(新川会長)
本日は、第7回審議会用として事務局でとりまとめていただいた基本計画の試案についての議論に移りたいと思います。また、今回はこれに関連しまして、主要な取り組み一覧、施策評価指標一覧、その評価シートの追加説明資料もあわせていただいています。これらを含めまして、第6回までの議論と違ってきた点、追加された点、変更された点等を中心に、まずは事務局からご説明をいただき、その後、委員の皆さん方からご議論をいただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。それでは、事務局から説明をお願いします。

(事務局)
今回、使用します資料は、11月14日付けて委員の皆さんに事前に送付しておりますが、この間も資料の調整を行いましたので、若干、お送りしたものと内容が異なっています。したがいまして、改めて、資料4「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)」について、前回の会議からの主な変更箇所を中心にご説明いたします。
資料4「第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)第7回審議会用」
10月に開催しました審議会の意見や庁内委員会からの意見を、事務局で整理したものを反映したものです。その他にも、全体を通して、文言の修正を中心に熟度を高めました。
なお、前回の審議会時にいただいた意見を踏まえて見直した箇所につきましては、網掛けをしています。
資料5「主要な取り組み一覧(案)」
掲載している取り組みは、取り組みの方向に沿って具体的に実施する主要な取り組みを施策体系別に一覧で表示しています。今回は初めての報告となりますので、一覧の形で整理しています。
資料6「施策評価指標一覧(案)」
今回は庁内でも検討中の指標を取り急ぎ施策目標ごとに設定したものとなっています。施策目標ごとに異なりますが、全体を通して1~3個程度の指標があり、それぞれ概ね2個程度の指標があるように設定しています。
今後は審議会でいただいた意見を踏まえて、バランスを調整する等、案を確定していきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
なお、相談事業における相談件数等は、将来目標を設定して取り組みの結果を目標達成の指標として用いることが適切なのか、判断が難しいものがあります。このような指標については、取り組みの進捗状況を図るための参考資料という形で活用しようと考えています。したがいまして、区分欄に「指標」と「参考指標」と表示されていますが、「参考指標」と表示されているものは、そういう意味で使っています。
資料7「施策評価シート(案)」
今回の基本計画では総論の中で施策評価を行うことを位置づけていますが、前回の審議会で「施策評価をどのように行うのか、施策評価の具体的な事例を交えてイメージを説明してほしい」とのご意見がありましので、その説明資料として用意したものです。
施策評価は、このようなシートを施策目標ごとに作成し、評価しようと考えています。
以上で資料の説明とさせていただきます。

(新川会長)
どこからでも結構ですので、ご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

(酒井委員)
施策の評価について、精緻に制度設計されてシートを作られていますが、指標の部分で、例えば、イベントやシンポジウムを行った時の参考指標として参加者数を挙げられています。一つのアウトプットとして、「何人が参加したのか」とか「前回よりも増えている」等の数値からイベントの成否はわかりますが、一方で、市民満足度のアウトカムの部分をどう見るか、どう反映するかということが大きな課題だと思います。その場合、市民アンケートはどのくらいの頻度で、どのターゲットで行われているのでしょうか。

(事務局)
毎年1回行い、対象者は2,000名程度で考えています。

(酒井委員)
そうしますと、個別の施策に対する満足度というよりは、あるカテゴリーの施策総体に対する市民の評価という、漠とした満足度調査ということでしょうか。

(事務局)
細かなところまでは決まっていませんが、少なくとも施策目標単位ごと以上の項目でアンケートを行いたいと考えています。

(酒井委員)
イベントへの参加数等、アウトプットも大事だと思いますが、できるだけ市民満足度によるメルクマールと施策のアウトプットの部分が近づくような工夫をされた方が良いのではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。貴重なご意見をいただきました。
その他、いかがでしょうか。

(花田委員)
教えていただきたいことが二つありますが、まず、資料7のA、B、C、Dという四つの評価の判定基準はどのように考えておられるのでしょうか。
二つ目は、資料5と6に関係しますが、資料5の主要な取り組みと指標は必ずしも反映していないものが多いという印象があります。例えば、主要な取り組みに「緑のカーテンの普及・促進」や「雨水の有効活用の促進」が挙げられていますが、「緑のカーテン」等は指標として取り上げることも可能ではないかと思います。
また、資料6の指標で、多い方が良いものと、少ない方が良いものがあると思いますが、多い方が良いのか、悪いのか、わからない指標もあります。例えば、P5の3は参考指標として「国道1号における交通量」を挙げられていますが、これは多い方が良いのかどうか、簡単には言えないかもしれません。
さらに、P7の「差別や暴力をなくし、人権を尊重する」では「人権などに関する相談件数」が参考指標として挙げられており、確かに、相談件数が多いのは、必要な相談が行われているということで非常に良いことだと思いますが、狙い通りに枚方市が素晴らしいまちになると相談が減るとも考えられますので、目標の数値の見方はどのように考えておられるのでしょうか。

(新川会長)
ありがとうございました。三つほどの質問があったと思いますが、事務局にお願いいたします。

(事務局)
まず、A、B、C、Dの判定基準については、「施策評価指標」「市民満足度」「事務事業の総合評価」という三つの項目を総合的に判断し、区分けする形になります。したがいまして、「この場合はA」「この場合はB」という基準は今のところありません。
それから、主要な取り組みと施策評価指標が一致していないのではないかというご質問ですが、施策評価指標については、現在も鋭意、精度を高めている最中です。
それから、P5の「国道1号における交通量」やP7の「人権などに関する相談件数」は多い方が良いのか、少ない方が良いのかわからないというご指摘ですが、このような指標については、枚方市の施策を評価する指標ではなく、枚方市の状況を理解していただくための指標という意味で、区分欄に「参考指標」と表示させていただいています。区分欄に「指標」と書かれている部分が施策評価指標で、枚方市の指標として考えている部分です。

(花田委員)
それでは、P1の「ペットボトル・プラスチック製容器包装類の回収量」は多い方が良いと思われますか、少ない方が良いと思われますか。

(事務局)
多い方が良いと考えています。

(花田委員)
リデュースが最も大切と考えると、必ずしもそうとは言えないのではないでしょうか。例として挙げましたので、判断が難しいところがあると思います。
後者の二つの質問はともかく、A、B、C、Dの判定基準は大切だと思います。難しいとは思いますが、その時の雰囲気やイメージ等で決めるのは、折角これだけ精緻にされたのに、最後に崩れてしまうような印象がありますので、これについてはもう少し考えていただければと思います。お願いします。

(新川会長)
ありがとうございました。いかがでしょうか。

(小野委員)
資料7のシートに「自主防災組織による防災活動の支援」という取り組みについて、「避難所運営マニュアルを作成し、自主防災組織の役割を明確にした」という実績が挙げられ、評価が具体的に書かれていますが、本来は、「ここまでは至っていない」というところを見極めるような評価の仕方をされた方が良いのではないかと思います。
それから、「施策評価指標一覧」のP12の「行政経営の効率化を推進する」のところで、「職員1人当たりの市民の数」として「人口/職員数」と説明されていますが、これはどのような意味があるのでしょうか。要は、事務量に見合った職員数が適正かどうかということで、「職員1人当たりの市民の数が何名であれば適正である」という見方をするのでしょうか。

(事務局)
「何名であれば適正か」ということではなく、人口に対して職員数が何人か、職員1人が何人の市民に対することになるのか、他市の数値と比較できる指標となります。

(小野委員)
「他市より多く抱えているか、少なく抱えているか」というような見方は、基本的に問題があると思います。事務事業や事務量を適正に見極めて、再度、職員定数を見直すことが重要であり、その結果、必要であれば逆に職員数が増えても良いかもしれません。

(新川会長)
ありがとうございました。他のことでも結構ですので、何かご意見はございませんか。

(野口委員)
「施策評価指標」が出る前に、「こういう事業をします」という話が出るものと思いますが、どのような事業をするのか、どのような施策をするのかがよくわかりません。
例えば、「ごみを半減する」という目標があれば、それが年次的にどうなっているか、それをどのようにするかということが示されてから、施策評価指標が出てくると思います。そういう意味では、試案も具体的な事業を書いていただいた方がわかりやすく、それに基づいた指標という形で出てくる方が良いのではないかと思います。
今、枚方市が取り組んでいる事業も多々あると思いますので、そういうことも含めたことは考えておられないのでしょうか。

(事務局)
主要な取り組みでは「省エネルギーの推進」「雨水の有効活用の促進」という表現になっていますが、これ以下の各事業、具体化については事業計画という形で策定することでご提示したいと考えています。
施策評価した結果を評価して公表する予定ですので、そちらの方で判断していただければと考えています。

(野口委員)
今回は2段式で、基本計画があって、その下に事業計画で具体的なことが示されると思いますが、これは事業計画が示されなければわからないと思います。本来、事業計画は市の方でそれぞれの年度に向けて「今年度はこういうことをします」という形で示されると思いますが、総合計画で施策目標をつくるわけですから、それに基づいてどういう形で事業を進めるかというところは一定必要ではないかと思います。
また、3年ごとに作っていた実施計画も今回は作らないということになれば、そういうものもわかりません。財政状況が厳しいと言われている中で、どのような形で進めていくのか、おおよその予算を含めて示さなければ精査のしようもありません。
もう一つ、今回「自治都市・枚方の実現」と書かれていますが、この定義はどうなっているのでしょうか。地方自治体の枚方市ですので、それを目指すということは、一般市民はどう理解すれば良いのか、定義についてのお考えを伺いたいと思います。

(事務局)
枚方市の基本的な考え方として「自治都市・枚方」の定義は、自助・共助・公助の考えの下、自発的に考え、行動する成熟した市民とともに、住みたい、住み続けたいまちを構築することと考えています。

(野口委員)
定義の内容については当然、そういう形で進めていくべきだと思いますが、そうなると「自発的に考え、行動する成熟した市民」をどのようにこれから育てていくかというところがどうなっているのか、そういう視点で見ると、この定義は市民の前に出ていませんし、そういう部分が欠落しているのではないかという気もします。

(小野委員)
枚方市として施策に対して指標をつくり、目標を定めて進めていこうというのは新しい取り組みですので、その下に事務事業があって、体系的にそれが整備されているかどうかだけ確認したいのですが。

(事務局)
現在、その点については検討中で、試案のP31の最後にありますように、施策評価の仕組みを高めるため、市民参加による施策評価の仕組みについても検討するとともに、事務事業評価を含めた行政評価制度の再構築を図っていく予定であり、現在、担当課と調整中です。したがって、現時点で決まったものではありません。

(小野委員)
それが話を複雑にしていると思います。体系立てて物事を見ると、例えば、安全・安心なまちづくりをするためには、「この課とこの課がこういうことをする」という体系立てた話にならなければ、どうなるかが読めません。これをとりまとめる段階ではそれがきちんと出来上がるのでしょうか。

(事務局)
これが出来上がる頃にまとまっているかどうかは定かではありませんが、施策評価を実施する時までには必ずまとめるつもりをしています。

(南波委員)
前回と比較しますと、評価の仕方についてはかなり具体的なイメージができるようになっていると思います。特にP32の「施策評価指標」のところに「分野別行政計画」の関連や、数値を用いて定量的にする等、そういう意味では比較的わかりやすくなっています。ただ、今、ご指摘のあった点で、もう少し具体的にするところもあるのではないかと思います。
しかし、以前の冊子では、各領域についてどういう関連の行政計画があるかが書いてありましたが、今回はその部分が意識的に抜かれているようです。できれば以前のように入れていただく方が良いのではないかと思います。
もう一つ、例えば、試案のP49は下半分が空白になっていますが、ここは主要な取り組み一覧が入るのか、あるいは、何か文章が入るのか、どのように考えられているのでしょうか。本来なら2.が続くはずですが、わざわざ空けている理由は何でしょうか。

(新川会長)
それでは、2点の質問に事務局からお答え願います。

(事務局)
まず、関連計画については、次回の時点で関連する計画を試案に載せる予定です。
また、P49の半分が空白になっている理由は、ここに限らず、資料5の主要な取り組みを書く予定です。今回は初めて提示しましたので一覧の形でお渡ししていますが、次回の審議会の資料では、基本計画の中にそれぞれ主要な取り組みを書き入れる予定です。したがいまして、ページはずれるかと思います。

(南波委員)
イメージ的には、資料5にあるように項目を挙げるだけになるのでしょうか。

(事務局)
そうです。

(南波委員)
具体的な話になりますが、例えば、「施策評価指標一覧(案)」のP7の「市民の健康づくりを支援する」という項目は、このまま計画の中に載ると考えた場合、「老人保健法に定める特定健康診査の受診率」は「高齢者の医療の確保に関する法律」と書いていただいた方が良いと思います。
それから、単に「特定健康診査受診率」だけではなくて、生活習慣病の予防に大切なガン健診率や、喫煙率等も入れていただいてはどうかと思います。
「生命を支える医療体制を強化する」については、「休日・夜間における急病患者数」が多い方が良いのかどうか、消防の搬送にしても多い方が良いのかどうか、指標としてはもう少し考えていただいた方が良いのではないかと思います。
「人口10万人当たりの医師数」は、大学病院がありますので、増えていくのは間違いないと思いますが、問題点として挙げておられた産科や小児科等の特定科目の医師数、診療者数等が本当に改善されているかどうかの意味づけがよくわかるような指標を選んでいただければ良いのではないかと思います。
あるいは、1人当たりの医療費は安い方が良いと思いますので、そういうところから出る指標と他市との比較等、あるいは、成人病の死亡率等、もう少し科学的な、推移を見た時に意味のある指標を選んでいただいた方が良いと思います。
P8の「自立を支える」では、介護認定者数が多い方が良いのかどうかという問題もありますが、それよりもこれからはいろいろなサービスを重要視する必要があると思いますので、介護サービス施設数やその利用者数を挙げていただいた方が良いのではないかと思います。ご検討いただければと思います。
主要な取り組みのP10「市民の健康づくりを支援する」についても、特定健康診査だけでなく、ガン健診の推進や、喫煙対策の推進等の項目を入れていただきたいと思います。できれば公共空間での喫煙禁止や路上での喫煙禁止等の条例をつくっていただきたいくらいで、そういう意味では、やや介護予防に偏り過ぎているような気がします。
「生命を支える医療体制を強化する」も休日・夜間を含めた救急医療体制の整備促進という形でまとめていただければと思います。
「自立を支える」でも介護サービスを入れていただいた方が良いのではないかと思いますので、さらなる検討をお願いできればと考えています。
「基本計画(試案)」のP51で「生命を支える医療体制を強化する」の取り組みの方向の二つ目に「診療所や病院、二次医療機関や高度医療機関の適切な役割分担」とありますが、療養的なものを含めた回復期のリハビリテーションという言葉も含めていただけたらありがたいと思います。

(新川会長)
貴重なご意見をいただきました。前後の整合性もあると思いますので、事務局の方で検討をよろしくお願いいたします。他のところでもご意見をいただければと思います。

(千葉委員)
基本計画(試案)のP40の「農を守り、活かすまちをつくる」について、食については自給率が4割を切っており、先進国の中では最低です。そういう視点で、「農を守り、活かす」ということを考えなければなりません。ただ、「レンゲ栽培米をつくる」「エコ農産物をつくる」「学校給食に地元の農産物を使用する」「地産地消」というだけでは、現在抱えている大きな課題を解消することはできないと思います。
では、どうするかと言いますと、農業従事者が少なくなり、担い手がいなくなって、遊休地が見られ、なす術がないという状況が挙げられていますが、日本の農業の一番の問題は農業政策が貧困だということです。したがって、枚方市にはまだ500haほどの農地がありますので、それを法人化し、企業化して、そこから食の安全、安心を保証し、雇用を創出するという視点に立たなければならないと思います。遊休地の放置はもっての外であり、休耕田などは論外です。
また、充分にモデルケースになり得る土地もあります。過日、都市計画審議会もありますが、そこでも一番の問題となるのは、一等地が簡単に宅地化される、工場が建つということです。こういうことは世界的にはなく、一等地は一等地として作物をつくっています。これは日本全体の課題であり、地球上の課題だと思います。大きなことを言っているようですが、極めて足元の話だと思いますので、敢えて問題提起をしておきたいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。この問題提起は、全体の基本計画(試案)との整合性もあろうかと思いますが、事務局の方でご検討いただければと思います。

(野村委員)
「施策評価指標一覧」のP9の「子どもたちの学ぶよろこびを育み、生きる力を養う」の中に指標「小中学生の基礎学力の向上(枚方市立小中学校学力診断テスト達成率)」とありますが、今は文科省が学習調査をしており、枚方市は今年はしていませんので、その点はどうなるのでしょうか。私自身はこのような指標はあまり要らないと思っており質問しました。

(新川会長)
ありがとうございました。事務局はいかがでしょうか。

(事務局)
この指標について、調整させていただきたいと思います。

(野口委員)
指標と内容の関連性についてですが、今、野村委員が言われたように、「子どもたちの学ぶよろこびを育み、生きる力を養う」のところの指標が学力診断テストとなっており、勉強ができるかどうかということと、子どもたちの学ぶよろこびがどう関連するのかという疑問があります。診断テストが良いのかどうかは、今も議論が分かれているところですので、そういうことも含めて、今後、検討していただきたいと思います。
それから、主要な取り組み一覧のP14「第6章 みんなでつくる分権・市民参加のまち」のところに「情報の共有化を進める」とありますが、より一層市民参加を促すのであれば、市の中において行政情報を発信していく部門が必要だと思います。例えば、市民が知りたい情報がある場合、市の方で知りたい情報に関してすぐに対応できる部門を整備することが本来の情報の共有化ではないかと思います。
市民参加のまちづくりでは、例えば、「市民参加のルールづくり」が審議会の中でも出されていたと思いますが、それが取り組みの方向の中にありません。「市民も参加してもらって進めていく」と書かれていますが、どういう形でそれを保証していくのか、また、求めるだけではなく、市民にも分担してもらうことが必要ではないかということも議論に出ていたと思いますが、そういう内容が見当たりません。どうなっているのでしょうか。
「広聴機能を充実する」と書かれていますが、そういう意味では、インターネットでパブリックコメントを1ヶ月実施して、「市民から意見を聞いた」という形で終わるということですが、インターネットを利用されていない方もたくさんおられますし、広い枚方市の中で中部、樟葉方面、東部方面等、明らかに市民の意識調査でもアンケートの方向が違うようなところには説明をして、意見を求めるということをこの1ヶ月の間に行うことが必要ではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。市民参加の項目についてご質問、ご意見をあわせていただきましたので、その辺りについてどのような取り扱いになっていたか、これまでの経緯をお話しいただければと思います。よろしくお願いいたします。

(事務局)
説明会については、現在、出前講座という制度もありますので、審議会で議論いただいてパブリックコメントができる状況まで試案が煮詰まりましたら、そういう制度を利用していただければ説明させていただきたいと考えています。
「市民参加のまちづくりを進める」という項目に市民参加の項目が入っていないというご指摘については、審議会でご議論いただければと考えています。

(新川会長)
ありがとうございました。市民参加のルールづくりが必要ではないか、あるいは、もっと情報提供の充実した仕組みとして、組織が良いのかどうかというご議論は別として、そういうものが必要ではないか、一方では、市民の方々がそれぞれの責務を果たせるような、学べる機会が必要ではないかというご意見もいただきました。是非、関連で皆さんからもご意見をいただきたいと思います。

(小野委員)
「施策評価指標」のP12の「行政経営の効率化を推進する」は非常に大きな枠で4点挙げられていますが、毎年数字が出ているものですから、これが指標とするのはおかしいと思います。
むしろ、「何をするか」を明確にして、それに基づいて指標や目標を立てるべきだと思います。それ以上に、指定管理者制度もなくなっていますし、市場化テストの話はどこに行ったのかわからない状況になっています。やはり民間でできる仕事は民間でするようなことを協議して、本当の意味で効率的な行政経営をするということを言わなければ、市民はわからないと思います。
もう一つは質問ですが、その下の「広域的な自治体間の連携を強化する」のところに「図書の広域利用」とありますが、どういうイメージでしょうか。

(事務局)
こちらの指標については、北河内7市で広域利用の提携をしています。7市で互いに、他の市町村の方が枚方市でも図書を借りることができるという制度をつくっており、その利用の貸出冊数を参考資料として挙げています。

(小野委員)
7市が同じカードを持って利用できるようにしているのでしょうか。

(事務局)
それぞれの市のカードで利用できるようになっています。

(小野委員)
どのように広域的に使うのでしょうか。

(事務局)
北河内の市であれば、他市のカードでも使えるようになっています。

(小野委員)
わかりました。市域を超えた通勤者の利用もあるかと思いますので、それも必要なことかもしれませんが、例えば、枚方市駅の中に住民票発行コーナーを設けて、交野市の人も住民票を取れるようにして、ICカードや住基カードを使って広域的な利用ができるようにする等、将来に向けての指標であれば、そういうことを入れるべきではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。事務局レベルではややお答えし難いご質問かもしれません。

(佐古委員)
私は歴史関係から、歴史文化遺産について述べたいと思います。
まず「施策評価指標一覧」のP10の「歴史文化遺産を保存し、活用する」というところで、「歴史関連イベント参加者数」が参考指標となっていますが、この指標について現総合計画を見ると、「枚方の歴史文化資源の認知度」が項目として挙がっていて、横に狙いとして「どれくらい枚方の歴史文化資源を知っているか、ふるさと意識の状況を知る」と書かれていました。これは大事なことだと思いますし、歴史遺産をまちづくりに活かす基本だと思います。
しかし、それをはかる指標として「イベント参加者数」で良いのかどうかというと疑問があります。枚方市民がどれくらい地元の歴史を認識しているかという指標には、直接は結び付かないのではないかと思います。
もちろん、情報発信という意味でイベントも大事だと思いますが、まず、地元の方々が地元の歴史を知っているか、子どもたちがどのくらい知っているかということを出していただきたいと思います。数で出すのは難しいと思いますが、何か方法は考えられないでしょうか。例えば、今、小学校では総合学習をしていますが、総合学習では「地域の博物館や歴史遺産を活用しなさい」と学習指導要領に書かれています。枚方市は、残念ながら、歴史遺産はたくさんあるのに、資料館がありませんので、例えば、遺跡を見学した学校の数等、もう少し違うはかり方がないものかと思います。
関連して、図書館も貸出冊数だけではかれるのかと思います。図書館の機能には、もちろん本の貸出がありますが、冊数だけで言うなら、漫画本やベストセラーをたくさん置けば貸出冊数は増えます。それが本当に図書館のすべてなのかというのは疑問です。借りる人は少なくても貴重な本がある、あるいは貸出禁止の古文書等を持っていること自体も図書館の価値だと思います。
したがって、そういうものを見に来る人がどのくらいいるのか、あるいは、図書館自体がいろいろな企画をする中で、例えば、古文書を読む会や読み聞かせの会、絵本の会等、図書館主催の市民向けの事業にどのくらい市民が参加しているか、これは数で良いと思いますので、もう少し図書館の機能をトータルに評価できる項目が必要ではないかと思います。
「ホールの利用率」も同様です。数だけで評価するなら、お笑いのタレントばかり呼べば数は稼げますが、文化ホールの機能としては、参加者が少なくても非常に意味のあるイベントもあるはずなので、数で評価するのは難しいと思います。
そういうことも念頭に置いていただいた方が良いのではないかと思います。
歴史に関連して、「基本計画(試案)」のP58、「主要な取り組み一覧」のP14について、「歴史文化遺産を保存し、活用する」の項目の「今、求められていること」の文章で「本市の有形・無形の歴史文化遺産を保存し後世に伝えるとともに、歴史文化遺産を活用した取り組みが求められています。」という文章の歴史文化遺産と、それ以降の「地域の文化財や伝承・伝統文化」はどう違うのでしょうか。

(事務局)
「本市の有形・無形の歴史文化遺産」は大きな意味での歴史文化遺産で、「地域の文化財や伝承・伝統文化」は歴史文化遺産として指定されているようなものではなく、地域の中で伝統的に伝わっているようなものを意味しているつもりです。

(新川会長)
恐らく、上段の歴史文化遺産は、文化財保護や指定文化財の形で一定公的に認められたものという趣旨、後段の伝承・伝統文化は地域の中でプライベートに伝承されているようなもので、両方を対象とするという趣旨だと思います。ただし、文化という観点から、このような分け方には当然、疑問があると思います。

(佐古委員)
わかりにくいと思いますし、保護・活用しなければならないのはどちらも同じだと思いますので、それを敢えて書き分ける必要があるのでしょうか。書き分けるならもっと違う表現にされた方がわかりやすいと思います。
それから、「遺産」と表現すると、そのまま後世に残せば良いというような意味にとられるように思いますし、その後に活用が出てくるので違和感があります。そうではなくて、保存・保護はもちろんしますが、それを今に活用するということも含めて、次の時代に引き継いでいくという順序の方が良いと思います。
取り組みの方向もそうですが、保存・活用のために加えていただきたいのは、継続的な調査です。残っていても、ただあるだけで埃を被っている場合がありますので、常に再発見していく姿勢が必要です。「見直してみると、こんなに凄い価値があった」ということも多いと思いますので、継続的な調査を行っていただきたいと思います。その上で、活用や情報発信という方向性が出てくると思いますので、それを加えていただきたいと思います。
それから、「市民の自主的な活動を支援します」と書かれていますが、市民活動をしている側としては、その場その場で話し合って、行政に支援していただく形は、担当者が代わると支援も変わってしまったり、引き継ぎが上手くできなくて一からやり直さなければならなかったり、そういうことがありますので、自主的な活動を支援する条件整備をシステムとしてつくっていただきたいと思います。「支援する」と言うだけではなくて、「支援する条件を整える」とか「体制づくりをする」という形にしていただきたいと思います。
もう一つ、付け加えていただきたいのは、以前も言いましたが、枚方には旧石器時代から江戸時代まで、桓武天皇が関わったり、惟喬親王が出てきたり、それぞれの時代に歴史的な文化財や縁の土地があります。ところが、これほどたくさんの歴史資源があるのに資料館がないため、「情報発信を行います」と言われても、それを行う場がありません。先日も百済寺の発掘調査の成果が大きく新聞で報道されましたが、どこに行けばそれが見られるかというと、収蔵館はあっても、電話をすれば開けていただけるという形で非常にもったいないと思います。
ではホームページはどうかというと、非常に詳しい遺跡の地図とそれぞれの遺跡の解説はありますが、余程関心のある人が個人的に調べたい場合は良いとしても、枚方の歴史を知りたくて何となく検索した人にはイメージがつかめないと思います。「枚方の歩み」という項目をクリックしてみても、昭和22年からしか書かれていません。せっかくこれだけ長く豊かな歴史があるのに、それを知る場がないのです。これは非常にもったいないことです。
ですから、今から「資料館をつくってください」と言っても無理だと思いますが、本当は資料館くらいつくっていただきたいと思いますし、それが駄目なら、どこかに常設のコーナーでもつくっていただきたいと思います。それも駄目なら、せめてホームページくらいはきちんとつくっていただきたいと思います。最近は市町村の文化財の発掘速報の資料もほとんどホームページで手に入ります。本当はそこまで譲歩したくないのですが、何か一つ、歴史文化遺産を体験したり、学習したりできる環境整備をここに入れていただきたいと思います。
今挙げられている主要な取り組みは、文化財の保護、百済寺と九頭神廃寺の保存整備等、ハードの話ばかりで、それをどう活かすかというソフトの部分があまりありません。「歴史文化遺産に関する啓発」という項目は、具体的にどういうことをお考えかわかりませんが、ハードの整備も大事ながら、やはりそこから先をどうするかということが、枚方市にとって必要なことだと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。貴重なご意見をいただきました。

(池上委員)
指標については、「何故この指標を取ってきたのか」という説明をしなければ、その指標を取って、他の指標を取らなかった意味がわかりませんので、それぞれに理由をつけるべきだと思います。
例えば、P5の「人が集い、魅力と活力にあふれる中心市街地をつくる」という項目は、資料5主要な取り組み一覧ではP6にありますが、参考指標の「枚方市駅の1日平均乗降者数」は、ほとんどが朝行って、夜帰って来る市民の数になると思いますので、その中で昼間人口の比率を出して、何故、魅力と活力あふれる中心市街地がはかれるのか、どうしてこの指標が必要なのかわかりません。
明らかに「この数値が上がれば、目標に近づく」という指標もありますが、そうではないものがあまりにも多いので、「何故、この指標を取るのか」という説明を付けていただくと、「もっと別の指標を取るべきではないか」という考え方も出てくると思います。あまりにも不思議な指標が多いと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。指標は全面的に見直していただかなければならないようですが、この際ですので、大いにご意見をいただければと思います。

(野口委員)
指標はそれぞれの担当課が出したのでしょうか。

(事務局)
そうです。

(野口委員)
それでは、これから指標の精度はどのようにして高めるのでしょうか。例えば、P10に参考指標として「漢字まつり参加者数」が挙げられていますが、昔、大阪国際大学で秋に開催していた漢字フェスティバルです。
先程の文化財も含めて、それぞれどういう指標が必要なのかというところの精度を高めるのは、どのようにするのでしょうか。

(稲澤副会長)
小野委員がご指摘されたように、施策に対して手段としての事務事業があって、その事務事業を実行するから施策の目標が達成されるというつくりになっているわけで、それがまだ仕掛り中だというのが市のお答えだったと思います。
では、どのようにして指標を精査するかというと、指標をつくる時には2方向があります。まず、社会指標と言われるものを列挙してみる方法で、これは他団体との比較に有利な使いやすい指標ですが、それが必ずしも枚方市の施策を代表する指標になっているかどうかは保証の限りではありません。
そこで、今、委員の方々が問題提起されているのは、そもそもの事務事業が手段として構成されていない中で、これが出てくるのに違和感があるということで、例えば、「この主要な取り組みで、何故この指標が出てくるのか。」というところに意見があるということです。
実際に行っていただきたいこととして、ボトムアップの作業をして、指標をロジカルにつくっていく作業がもう1段必要だと思います。私も幾つか総合計画審議会に出ていますが、審議会の場で行うには細かい作業になり過ぎますので、ここまで議論をして、審議会として「ここはおかしいので、市の方でもう少し組み立ててください」という意見をはっきりと添えるところが重要になると思います。その辺りをこれからつくっていくものと思います。
それから、施策評価シートも、拝見したところ、外部の方と議論しやすいようにつくられているようです。実際に、内部で仕事をするためにまとめるのであれば、「この事務事業をするとこの数字が動くはずだが、上手く動いていないのであれば、どの事務事業を重点化すればこの数字が目標に向かって動くのか」というように、施策構成事務事業の欄をもう1枚加えて評価していくのが、内部で使う施策評価シートになります。しかし、それを市民に全部見せて「どうでしょうか」と言うにはあまりにも煩瑣すぎるので、こうした形でわかりやすくまとめて、まずは出したのだろうと思います。
ただ、それにしては参考指標が多すぎます。参考指標は、説明によると、目標の設定が必ずしも適切ではないものということですが、では「施策目標達成に向けて順調に進んでいるA、B、C、D」とはどのようにすれば言えるのかという矛盾に突き当たってしまいます。さらに言えば、A、B、C、Dのように序列を感じさせるものをつくる時は、序列間の間隔は等間隔につくるべきですが、それが等間隔であったり、重なったり、主観でいくらでも動くところにありますので、そうであれば、私は敢えてA、B、C、Dとつけない方が良いと思います。
それよりも、例えば、「この施策には、こういう課題がある」という言葉で指摘して、「その課題を翌年度達成するためには、こうする方向性だ」と語る方がはるかに説得力のあるものができるのではないかと思います。したがって、このようなA、B、C、Dであればつけない方が良いのではないかと思うわけです。
幾つか申し上げましたが、指標については、仕掛り中で、社会指標を並べて出したというところであるだけに、基の事業の構築と共につくっていただくのを待つのがギリギリの時間でできることではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。注文が厳しくなりますが、頑張っていただきたいと思います。具体的には、この作業と一緒に、事業計画の初年度分をどうするのかということ、そして、それぞれの事業についての一定の見通しを、どの程度この基本計画作成と並行して進められるかというところにかかっているところがあろうかと思います。
そこで、ようやく各事業の目標が出てきて、一方で、その事業の集合体として成果が出るはずの「安全・安心」等の施策の目標が達成されているかどうかという判定がなされます。
もう一方では、実際に「社会的に見た時の犯罪の発生はどうか」という、言わば社会的な指標、他の団体との比較の指標があり、場合によっては市民満足度のようなある種の成果指標のようなものと合わせて、どのような割合で発展するかという議論があります。基準がはっきりしない判定ならしない方が良いというご意見も当然あろうかと思いますが、その点をどのように今後の評価の仕方として整理していくのか、あわせて、事務局の方でもう一度検討をしていただければと思います。

(酒井委員)
その段階まで議論が煮詰まったとして、「まちの安全・安心を高める」という定性的な努力目標の下に、それをはかる数値目標をどう設定するかという議論は、当審議会としては、現段階でどの辺りに落ち着いているのでしょうか。

(新川会長)
施策そのものを直接はかる成果の指標は想定しにくいところがあり、例えば、「安心・安全」であれば、「犯罪の発生が少なくなる」など、「安心・安全」の一定部分を表すものを社会的な指標として一方に置いて、もう一方では、そのために自主防災や防犯が組織化されるのであれば、その活動が活発になったかどうかということを事業目標として掲げて、その両者で成果をはかっていくという仕組みになるだろうと思います。
そして、それに加えて、市民が「安心・安全」についてどう感じているかという、ある種の満足度を加味するのが、ここでの考え方だと思います。

(酒井委員)
わかりました。

(新川会長)
こちらで説明するような形になってしまいましたが、ご自由にご発言をお願いします。

(橋本委員)
私は福祉の立場になりますが、2点ほど述べたいと思います。
試案のP52の「自立を支える」の取り組みの方向で4点挙げられていますが、文末がすべて「自立を支援します」となっていて、読んでいて工夫がないという印象があります。他の項目を見ますと、文言等に工夫をされていると感じますが、それに対してここは一律的なイメージがありますので、4項目のうちの何項目かは文言を工夫していただいた方が印象的には良いと思います。
次の「社会参加を促進する」は、資料5のP11の取り組みと比較しながら見ましたが、障害者就労支援が主な取り組みとして「社会参加の促進」に入っています。やはり、障害者は生産性のある立場にはなれないのか、障害者就労支援は社会参加止まりなのかという印象があり、他に「雇用の確保」という項目もありますので、この点に関してご検討いただけないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。貴重なご意見をいただきました。

(西田委員)
試案の内容について2点ほど意見を述べさせていただいて、事務局の考えがあれば、またお聞かせいただきたいと思います。
この総合計画自体は、出来上がった際に、市民の方が見られて「これなら枚方市にこれからも住み続けたい」と思えるようなもの、あるいは、「枚方はこういうところで特色を出して頑張ろうとしている」と思われる新たな目玉的なものが必要ではないかと思います。
そのような観点から、P53の第5章の子どもに関する施策を見ますと、これまでの枚方市の子どもに関する施策は、子育て支援室は乳幼児がメインになっていますし、小学校、中学校は教育委員会が担当し、中学校を卒業して15歳以上になると、途端に枚方市としての関わりが少なくなってしまいます。児童福祉法でいうと18歳までが子どもですし、最近は20歳を過ぎても子育てが続いているような時代ですので、そういう子どもたちを持つ方々への支援ももっと盛り込んでいただいた方が良いのではないかと思います。
そこで、P55の「子どもたちを育む環境を整える」の取り組みの方向の最後に「子どもの夢を育む環境の整備や特色ある施策に取り組みます」とあり、これがそれに該当するのかどうかはわかりませんが、中学校を卒業して以降の子どもたちへの施策についても盛り込んでいただきたいというのが1点です。
もう1点も子どもに関する件で、大きな話になりますが、前述のように、子どもに関する施策は、子育て支援室は就学前までがメインで、小学校以降は教育委員会というように、切れ切れになっているように感じますので、そのような組織体ではなく、子どもに関することならある部署、あるいはある人がトータルで連絡調整したり、考えたりするようなシステムがあれば、保護者としては安心して枚方で子育てを続けられる仕組みができるのではないかと思います。
これは組織の話になりますので、検討していただくとしても、どこまで載せることができるかどうかわかりませんが、子どもに関する施策を充実させるために、そのような根本的な組織体の話も考えていただけたら、目玉となって枚方の大きなセールスポイントになるのではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。その他、いかがでしょうか。

(野村委員)
今のご意見は私も気になっていました。前回も発言させていただけば良かったかと思いますが、実はその間に地方自治体の子ども支援施策という全国シンポジウムに参加させていただきました。その中で「子ども支援は子どもが持っている力を支援する、児童福祉は子どもを擁護する、教育は子どもを指導するという考え方に分かれるのではないか」という意見に非常に納得しました。
そういう観点からこれを見ますと、初めの「乳幼児の健やかな成長を支える」という項目は、本当に乳幼児だけで、次は「子どもたちの学ぶよろこびを育み、生きる力を養う」となっており、前は児童、生徒から子どもたちへと変えていただいて、子どもを中心にしていただきましたが、それが教育だけになってしまっています。ですから、指標で「基礎学力向上」が出てくるものと思います。
最終も、居場所づくり等を入れていただきましたが、やはり、そこから脱却できていません。さらに新たな「特色ある施策に取り組みます」というところにたどり着こうとすると、やはり、全体的な「子ども自身が生き生きとした」という部分が必要だと思います。
見ましたところ、最初の文章の最後は、以前は教育のことが書かれていましたが、「子どもたちの健やかな成長を支えるまちをめざします」という形に、前回の会議から書き換えていただいています。つまり、子どもたち自身が成長することを支援するまちづくりという言葉に合うところはどうなるのかという部分が、不足しているのではないかと感じましたので、強調したいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。予定の時間が迫って参りましたが、市村委員は何かございませんか。

(市村委員)
一つだけ事務局にお聞きしたいのですが、「基本計画(試案)」の中に、取り組みの方向と主要な取り組みが落としこまれて、その次に施策評価指標も落としこまれるのでしょうか。

(事務局)
主要な取り組みは、取り組みの方向の下に列挙していく予定です。
「施策評価指標」については、「基本計画(試案)」のP63に「施策評価指標一覧」としてページを設けていますので、こちらに列挙していく予定です。

(市村委員)
「施策評価指標」だけが後ろの方に一覧で出てくると、ページを何度も繰り返して見なければならないという手間があります。
取り組みの方向の下に主要な取り組みが出てきて、その後に「施策評価指標」が出てくる方が一般の方も我々も見やすいのではないかと思います。
もう1点は、もしこの指標が担当課から出ているということであれば、主要な取り組みについての主幹課も決まっていると思います。当然、一つの課だけでできること、また幾つかの課が協調しなければならないところもあると思いますし、庁内でいろいろな問題もあるかもしれませんが、それぞれの主要な取り組みについての主幹部署と、サブとしての副部署的な担当部署の表示も入ると、責任の所在が明らかになり、成果の度合いがはっきり見えると思います。それが良いのか、悪いのかはわかりませんが、枚方市全体としての取り組みであるという内部に対する意識づけとしては効果があるのではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。また、少し事務局の方でご検討いただければと思います。
馬野委員はいかがでしょうか。

(馬野委員)
皆さんが言われているように、取り組みの方向と主要な取り組みと、指標項目、根拠に整合性があれば問題ありません。今のままでは充分には合っていないと思います。

(新川会長)
上手くいくかどうかわかりませんが、ありがとうございました。
奥野委員はいかがでしょうか。

(奥野委員)
主要な取り組み一覧で、第2章の「美しいまちをつくる」のところは「市民・事業者・行政の連携・協力」となっていますが、やはり「協働」も必要だと思います。
それから、まちづくりの中でも、主要な取り組みでは「支援」や「啓発」等、きれいな言葉が使われていますが、条例で決まっているように「○○したら罰金になる」というようなことも取り組まなければ、美しいまちづくりにはならないと思います。過去を見ますと、この言葉では美しいまちづくりにはならないように思いますので、その点で、「協力」と「協働」も振り分けていただきたいと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。重要なご意見を3点ほどいただきました。
堀野委員はいかがでしょうか。

(堀野委員)
整合性に関しては、次回、劇的に変化していると思っています。
ただし、先程、精度を高めるにはどうすれば良いかという話があったと思いますが、恐らく庁内で精度を高めるのは限界があると思いますので、指標についても市民から公募することを提案したいと思います。市民に「この指標を達成してほしい」というものを提案してもらうことによって、市民満足度が高まるという観点も入れられるのではないかと思います。
また、指標の達成度合いを誰がチェックするのかという問題があります。例えば、多くのイベントがありますが、1,000人の参加者があったとして、その内の300人は庁内の職員が参加していることも現状ではあったりするわけです。果たして、それで達成していると言えるのかどうかと考えますと、厳密性の中では、例えば、第3者機関による評価や、市民によるモニター、覆面調査のようなものを入れることによって、客観性を高めることができるのではないかと思います。
もう一つ、この指標に対する責任担当課を明らかにすることも大事ですが、これを達成した時、達成しなかった時に、どのように職員に対するフィードバッグするのかという点も気になります。民間事業者であれば、極端な話では減給や降格も考えられますが、恐らく、先程のA、B、C、Dの評価でDが付いても、それに対して庁内の職員の給料が下がるとか、降格になることはないのではないかと思います。
そういう意味では、職員のモチベーションを高めることが、指標を達成するためには非常に重要だと思われます。したがって、今後の課題になるかもしれませんが、例えば、この指標の達成と、人事考課や担当課の予算配分の評価を連動させるような仕組みをつくると、先進的な事例になると思います。恐らく、そのような事例は他にないと思いますが、庁内職員のモチベーションを高めるための仕掛けと連動させるのは一つの方法ではないかと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。三枝委員はいかがですか。

(三枝委員)
皆さんからいろいろな意見が出されていますので、別の観点から述べさせていただくと、市民の立場としては、読みやすい言葉で書かれているのはうれしいのですが、例えば、計画(試案)のP22の図の「地域コミュニティ、NPOなど」でPとOが別の段になっているのはできるだけ同じ段に入れていただきたいと思います。
あるいは、P23の図の「出会い・学びあい・支え合い、」の「・」と「、」の並びが一見した時にわかり辛いと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。水嶋委員はいかがですか。

(水嶋委員)
子どもたちのところで、「基礎学力の向上」が出てきますが、その前に、早寝早起きや朝食をしっかりとる等の「生活リズムの向上」があると思います。それが学力向上につながると思いますので、そのような取り組みや指標があっても良いと思います。

(新川会長)
ありがとうございました。予定の時間を少し過ぎてしまいましたが、これだけは言っておきたいということがございましたら、お伺いしたいと思います。

(野口委員)
「計画(試案)」のP55の「子どもたちを育む環境を整える」の取り組みの方向に「子どもの居場所づくりを充実するため、障害のある児童の対象学年の拡大など、留守家庭児童会室の充実を図ります」とありますが、障害者や留守家庭児童会だけで良いのかという疑問があり、文章を無理に短くしたような気がします。
次ページの図書館のところも同様で、P56の取り組みの方向の「図書館利用の促進を図るとともに、市のホームページにおいて、安心・安全等の重要な情報を提供するなど、市民が情報収集しやすい環境の整備を進めます」というのは、四つくらいの内容を一つにまとめてしまったような感じがあって、結局、何を言いたいのかわからなくなっていますので、考えていただきたいと思います。

(野口委員)
今は基本計画(案)の検討段階で、いろいろと意見が出されていて、次回が12月4日に開催されると、その後は1月の答申(案)の確認となっていますが、今後はどのような形で進めていくのでしょうか。

(新川会長)
それでは、内容に関するご意見は意見シートでいただくとして、今、野口委員から今後の進め方について質問がありましたので、今後の予定も含めて、事務局の方から具体的に見通しをご説明いただきたいと思います。

(事務局)
当初、事務局としましては、11月に答申をしていただく予定をしておりましたが、審議会のご意見を試案の方に反映させるため、12月4日にもご意見をいただく機会を予定させていただきました。
今後は、今回、次回の内容を踏まえてとりまとめたものをパブリックコメントとして、また、審議会からの案として市民の声を募集したいと考えています。
その上で、1月にはパブリックコメントの意見と審議会の答申に向けたご審議をしていただきたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

(新川会長)
作業は大変ですが、本日のご意見や、これから意見シートでいただくご意見を12月4日の審議会でもう一度ご議論いただきます。そして、恐縮ですが、12月4日にいただいたご意見を我々なりの中間案として事務局と私の方でまとめさせていただき、それを12月8日からのパブリックコメントにかけさせていただきたいと考えています。
その間に、12月までの案について説明の要求があれば、事務局から出前講座で出かけていただけるというお話もいただきましたので、そういう機会も活用しながら、いろいろとご意見をいただきます。
そして、通常どおり、市民の方々からもいろいろな機会にご意見をいただいているかと思いますが、そういうものも通じて集まったご意見を1月の当審議会でもう一度ご議論いただき、その段階でどこまでまとまるかはわかりませんが、当審議会として充分ご議論をいただいて、「ここから先は致し方ないであろう」というところまで年度内にはとりまとめをしたいと思っています。
それでは、本日はいろいろとご議論をいただきましたが、先程も申し上げましたように、またご意見がありましたら意見カードにご記入いただきまして、事務局にご提出いただきたいと思います。従前からの扱いどおりにさせていただきます。
その他、事務局から何かございますか。

3.その他

(事務局)
本日の会議録につきましては、前回と同様に手続きを進めますので、よろしくお願いいたします。
次回、第8回の審議会の日時につきましては、12月4日(木曜日)午後6時30分からを予定しています。場所等が決ましだいご案内をお送りします。

(新川会長)
第7回の審議会は以上で閉じさせていただきます。どうも、ありがとうございました。

決定事項

  • 第4次枚方市総合計画第2期基本計画(試案)について引き続き検討することを確認
  • 今後のスケジュールを確認

審議会での配布資料