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教育委員会委員の所感(平成26年11月21日 教育委員会協議会)

[2015年3月12日]

ID:1910

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記虎敏和 委員長

昨年のこの時期、いろいろな周年事業が多く重なっていたように思いますが、この時期、私ごとも含め、いろんな行事あるいは事業が多かったように感じます。職員の皆さんも私たちの知らない部分でいろいろな行事や事業に取り組んでおられて、大変忙しい時期であるのではないかと思います。無理のないように頑張っていただければと思います。時系列でお話しをさせていただきますが、4日に教育政策会議があり、5日には大阪府市町村教育委員研修会に参加いたしました。おおいた観光特使の矢野大和さんの「笑って元気 豊かさについて考えよう」という演題で講演をしていただきました。例年とは違い、笑いの中からいろいろと考えさせられる内容でした。身近に起こる出来事や失敗談などから、家族の在り方や人と人とのつながり、あるいは社会のモラルや、そういったものなどを本当にしみじみと考えさせられる内容で、飽きることなく楽しく聞き入ってしまいました。矢野氏は大分県の宇目町の職員から宇目町にかかわる観光事業を経て、各地で月平均30回以上の講演活動をされていると聞いています。話術だけでなく、本当に人間味のある話題から、自分への気づきとして本当にいい話だったと思いましたし、機会があれば枚方でもお話ししていただいたらと思います。

そして、10日、11日と、教育委員とともに教育委員視察として、佐賀県武雄市図書館、そして福岡市立の舞鶴小中学校へ視察にまいりました。内容に関しては、他の委員の先生方からもご意見をいただけると思います。私自身、武雄市図書館では本当に民間ノウハウを生かした図書館運営経営に関して、本当に大変参考になったのではないかと思います。一番に感じたことは、やはり施設内の空間づくりであり、利用者側の目線に立った民間らしい発想からのサービスが、特に出ているように感じました。枚方ではできる部分とできない部分はあると思いますが、参考にしていただき、いろいろと検討をしていただければと思います。

明くる日には、舞鶴小中学校で、公立の学校としては考えられないような、施設の充実さに驚きを感じました。総工費は枚方では到底考えられないものでしたが、規模としてはそんなに大きくはないのですが、全てにおいて、本当にゆとりを感じさせるうらやましい環境でした。小中一貫教育と捉えていたのですが、小中一貫教育ではなく、小中連携校として、施設一体型の小中連携校だと言われてました。小中連携だからこそ実現できる内容を導入した取組というものが印象的でした。また、施設一体型ということでやりやすさは感じるのですが、枚方市でも小中連携について強化していただいてますが、その実現に向けて、そこを参考にしていただき、小中間の充実を子どもの立場に立って、今後もより一層取組を進めていただきたいと思います。本当にいろいろとお世話になり、おかげでスムーズに視察ができたと感謝しております。ありがとうございました。

また、話は前後しますが、4日の土曜日に、大阪国際大学のエッセーコンテストの最終の審査会に出席させていただきました。社会のグローバル化が進む中で、世界に目を向けた子ども達を育成する指針として、海外経験のある子どもや、海外に強い関心のある子ども達のエッセーを募集されていたのですが、全国の大学、高校、中学等、子ども達から581点の作品が寄せられました。それぞれ優秀作品が選ばれ、最優秀作品としては奈良県の高校2年生の女子の作品が選ばれました。残念ながら大学生は入選なしという結果でした。やはりその結果があらわすものとしては、表現力の弱さ、物足りなさ、あるいは前回の協議会で徳永職務代理者、山下委員からも言われてましたが、言葉の語彙の不足であるとか、本当に自分の訴えたいことがなかなか文章として表現できない、大学生にもかかわらず、少し幼稚な文章だなと思うものがありました。また、私学の学校からの応募が多かったようですが、英語でのエッセーも含まれていました。次の機会があれば、枚方市の中学生にも参加してもらいたいと思いました。

それと、一つ驚いたのが、皆さんよく御存じなのかわからないのですが、盗作物であるかを確認するソフトがあります。ソフトを使えば、これはどこどこに載ってると追跡できるものなのです、今回そのような作品はなかったのですが、何でもできるのだなという、驚きを感じました。

15日には、大阪歯科大学のラグビー部が90周年の周年事業として式典に出席させていただきました。そこで、日本代表選手の特別講演があり、またの機会に紹介させていただきたいと思います。

次の日、16日には、校区の長寿をお祝いする会っていうのがありまして、子どもたちとともに、お年寄りの長寿をお祝いをしました。子ども達の人数がお年寄りも少なかったことが少し気がかりであり、子どもの人数が少ないのか、あるいは子ども会の活動が少し停滞しているのかわからないのですが、お年寄りのほうが多かったことが少し気になったところです。その終了後に、また全国大会ラグビー大会の大阪府の決勝を観戦しました。今年も仰星高校が出場権を得まして、また昨年のように全国に名前をとどろかせてほしいなという期待しております。

あと、先月の定例会前には、津田南小学校、本日は、交北小学校の放課後学習の学校視察に皆さんとともに行ってまいりました。今後もいろんな面での検証をしていただきたおと思っております。

以上です。

徳永博正 委員長職務代理者

管外視察についてですが、特に学校だけではなくて社会教育施設が入ってたということが初めてだったと思います。私自身は、少なくともそういう意味で良い出張をさせていただいたと思っております。武雄市について、委員長も触れられたところございますが、図書館と書店と喫茶店と三つ一緒になってることで、しきりもなしにあるということ自体が想像もしていませんでした。指定管理制度や目的外使用の仕組みなどを活用しながら実現し、利用者の方も違和感を持つことなく利用されており、うまく活用しておられるという点が印象的でした。例えば、昨年度の実利用者数は92万人だったと記されておりました。枚方市と単純には比べられませんが、人口5万人の市で市民だけではなく、他府県からお願いをするという人も含めてかなりの数の方が利用されていることに改めて驚きました。あの場での説明でもあったのですが、建物を改装し設備を変え、グッドデザイン賞というのを昨年受けたということが紹介されていました。実はグッドデザイン賞というものは50年からの歴史を持っている賞で、もともとは通産省が始めたものですが、我々の身近なものやったら電気釜や、しょうゆさし、椅子や掃除機などいろんな分野にわたるデザインの中からすぐれたものを表彰する、顕彰する制度で、図書館としては初めて特別賞を受けたということがニュースになりました。デザイナーの方などのご協力も得ながらいろいろとつくり上げていった内部の空間、構成の在り方というものを見て、さすが賞に値するものだなと思わせられました。以前から、物のデザインということには個人的に関心を持ってることがありましたので、そのグッドデザイン賞、金賞に特別選ばれたということに関して、資料を調べてみますと、審査員の評価としてこのような記載がありました。それはまず、公共サービスにも係わらず、常識をひっくり返すような事業であるということです。図書館という伝統的で保守的な領域において、本のおもしろさを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用しやすさ、官民連携で徹底的に追及しているというような点が評価されていました。古いタイプの図書館になじんでいる私などからしても目覚ましいものでしたが、その資料の中に、ユーザー、社会に伝えたいこととして上げられていたのは、言葉だけの官民連携ではなく、市民価値の向上に向けて、官と民とがともに汗を流しプロセスを共有し、連携することで全く新しい価値が創出される。特に図書館はそこにコミュニティが生まれ、新しい文化やライフスタイルが生まれる場所、まちづくりの拠点であり、文化の発信地地点でもある。だからこそ誰もが利用できる利便性や、誰もが利用したくなる居心地のよい空間を官民が連携して常に追求していかなければならないというようなことが書かれておりました。誰もがという点を含めて、なかなか難しい、かなりのものを投じないとできないわけですから、容易なことではないのですが、利用者の在りようというものを広く考えたときに非常に物事を考えていかないといけないと思いました。そういったものを目の当たりにしたという点では非常にいい体験をさせていただきました。

二つ目の福岡市の舞鶴小中学校ですが、先ほど委員長がおっしゃったように、驚くような施設でした。今回はほかの委員からご紹介くださったらありがたいと思います。ともかく圧倒されて帰ってまいりました。市内の中心部にある古い福岡の城下町の小中学校をそういう形でつくり直したということです。これはなかなか大変なことであったと思うのですが、新しい学校づくりとして、これからどのように創られていくのか関心、深く思ったところです。

また、学校経営の体制に係って申しますと、学校は二つあるのですが、校長はお一人で兼務をしておられます。これは一つの施設を使うということでも在るのですが、教頭はそれぞれの学校にいらっしゃる。工夫しながら活用しておられると感じました。子どもの姿を見ておもしろかったなと思いますが、枚方市はどのように参考にしていけるか、更に考えていくことがあると思っております。

管外視察については以上ですが、二つ目に、私的なことですが、ある会に呼んでいただいて感じたことを少しご紹介したいと思います。

それは、かつて府の教育委員会の最高幹部でいらした方が退職されて久しく、その後ずっと私学に行っておられて、私学の役職も終えられて、もうまさにそういうものを全部引かれた後ですね、ご自分のその教職人生、委員会生活も長い方ですが、振り返って本をお出しになりまして、ご縁がありたまたまその本を頂戴し、刊行の記念の小さなお祝いの会に呼んでいただきました。特にその本の中に、昭和40年代に高校紛争が盛んであった時代の学校で経験されたことをかなり書かれていました。ある府立の有名な高校なのですが、あの当時思い出しますと、過激な動きをする生徒やまた、それを支援したり動かしたりしようとする学外の人たちもいて、ものすごい緊張感で対峙していた時がありました。私はもう既に大学生であり、教員として直接そういったことに直面したことがなかったものからしますと、緊迫した日々の様子が、その当時お書きになった記録に基づき述べられていて、非常に生々しく読ませていただきました。その先生は、生徒を思うということを腹にすえながら、やっぱり学校が正常に営まれるようにどうするかということで悪戦苦闘しておられる。粘り強く、しかもきちっとした対応を管理職の先生の指示を受けながらやっておられるという様子がうかがえて感銘を受けたところです。大学でも高校でもいろんな厳しい状況があって、姿勢をきちっと保ち向かい合っていくということの中で解決を図っていかれた少数の先生方がおられたことを改めて感じて、そのご努力は大変なことだったと思いを改めていたしたところです。

関連して、少しその言葉のことについて申しておきたいのですが、それは前回か前々回から言葉について申し上げつつあるのですが、その本を読み、その当時の言葉というものの在り様について、思い出さずにおられなかったわけです。つまり私は、当時大学生で、そのさなかですから、学生のときにはほとんど授業のないような年度もありました。ともかく学生たちを中心にして、いろんな人々が絡み、ものすごい熱に浮かされた物言いや言葉が学校内外にあふれていた時代でした。そういった言葉などを合わせて考えたときに、一体そういう言葉は一体何だったんだろうと。もうその渦の中にいた人にとっては切実なものだったとは思いますが、普通の人たちからすれば、例えば私の両親であったり、そういう人たちからすれば非常に遠い、まるで呪文のようなものでしかなかっただろうというように思い起こします。ただ、非常に大事だと思うのは、特にあれは見本であったのではないかと今になって思っています。ともあれ言葉の重みという観点からすれば、他者を険しく否定して、小さな世界をつくるという、その中で悲惨な自己満足に浸るということになりかねない。そういう空気を生み出す仕掛けのような言葉でしかなかったように思います。きつい言い方ですが、こういう言葉の中から自己の絶対化というのが行われていき、必然的に他者を物理的に排除するという暴力につながっていったと思います。当時、目の当たりにしましたから、これを過去のものとしたというはずだと思うのですが、そういうの言葉の持っている意味というのはいかがなものになっているのかということを、この際もう一度思い出さざるを得ないと思います。何かその熱っぽい浮ついたそれぞれの言葉が行き交う、あるいは文章の中にも記されるというようなことがまたあるのではないかということが実は懸念されます。そこで、今後もいろんな機会をつかまえて、言葉のことについて少し発言をさせていただきたいと思っています。言葉は難しいのです。今申し上げている言葉をちゃんと理解していただけるかどうか思いながらお話ししているのですが、だからむなしく難しいものではあるのですが、言葉というものをどう大切にするかということが教育にとっても非常に大事なことなのですので、そういう言葉の大切さとは何なのかというようなことも含めて、いろんなことを材料とし、これからも申し上げる機会をいただきたいと思っております。

以上です。後のことは次回に回させてもらいます。

山下薫子 委員

視察出張については、もう十分他の委員の方からお話をしていただきましたので、私からは他の方々とかぶらない部分でお話させていただきます。

11月3日ですが、中央図書館で開催の「世界のバリアフリー絵本展」を見せていただきました。国際児童図書評議会選定の本を手に取ることができて、さまざまな障害に対して配慮がされた図書の必要性に多くの人が理解を深めるきっかけになっていると思いました。見えない、読めない、わからないといったようなさまざまなバリアを越えて、楽しさを伝えてくれる絵本が世界にはたくさんあるんということが伝わってまいります。

私は子どもたちに、このような外国の本に親しむことを通して、ボーダーレスな感覚も体感してほしいと願っています。それはつまり人と人が障害や相手との違いを理解することで、折り合っていくことの大切さというものが万国共通なんだということを実感することです。また、国や言語が違っても、本から得られる楽しさには共通のものがあるといったような感動なのです。私は日常のささやかな体験の中ででも、子どもたちがそういったボーダーレスな感覚を体感して積み重ねていくことがとても大事だと思っています。今の時代は仕事で国籍の違う仲間がそばにいて、かかわり合ったり助け合って生きていかねばならない状況がごく当たり前の社会になってきています。そんな社会でおのずとボーダーレスな世界観が必要になるでしょうし、そういう世界観みたいなものがグローバルな感性の基本になるのではないかと思っています。将来を担う子どもたちにそういった感性を育てていくために、身近にある本を手に取ることからでもできることがあるのではないだろうかということをこの展覧会から感じさせてもらいました。

さらに、同時開催されていた「歌と音楽のおはなしスペシャル」も見せていただきました。中央図書館職員の方々が生の楽器演奏と歌声を披露してくださっていて、副館長自らバイオリンを演奏され、多彩なご活躍ぶりで、私も拍手を送らせていただきました。

それから、11月17日には、長尾西中学校の理科の公開授業を視察いたしました。これは、自学自習システム活用事業の一環で、2年目の教諭による授業です。この時期、学校教育部主導で、内容の濃い研究授業をたくさん行ってもらっています。指導主事の先生方にも忙しい思いをしていただいて、学校に出向いて指導に当たっていただいていることと思います。自学自習の在り方について、学校と事務局の指導主事の先生方がともに考えを出しながら、あるいは若手の先生方の育成にも力を注いでいただいているということがよく伝わってまいります。この後も学校視察が続きますので、まとめてまた改めてご報告できればと思っています。

以上です。

吉村雅昭 委員

視察先の小中学校のことで、ハード面については他の委員からも驚きの声があり、私も同じ思いなのですが、ソフト面から印象に残ったことと、枚方で小中一貫、あるいは小中連携がどのように実現できるのかということを頭の中に描きながら、視察先で自分なりに感じたソフト面をお伝えをしたいと思います。

特に舞鶴小学校について、校長先生がお一人ということで、非常に校長の資質といいますか、バランス感覚のとれた方であると思いました。やはり、初めて莫大なお金を投資した事業について、絶対に教育委員会としても失敗できないなということで、非常にバランス感覚のすばらしい方でした。この先生すごいなと僕自身が思ったのは、多方面からひっきりなしに視察等で来ていると思うのですが、それにもかかわらず、形だけのものだけではなくて、本当に自分の思いを丁寧に丁寧にお話をしていただくという感覚をお持ちでした。やはりリーダーとなる管理職等がそういう一つのものをつくったときに、ビジョンも持ちながら誰に対しても説明ができるという感覚はすごいなということがまず初めに印象に残りました。

小中連携の教育ということですので、9年間を見通して、これは一貫ではありませんが、一つの考え方の中で、資料にもなっていたのですが、第一段階つまり1年生、2年生、3年生、4年生ぐらいはスイッチバック。それから二番目として中期はフォローアップ。そして最後は、ステージアップということで、恐らくこれは、陸上で言いましたら、ホップ・ステップ・ジャンプというものを言葉として捉えられたものだと思います。恐らく単に前期・中期・後期というよりも何かわかりやすい言葉で、もし、枚方でも考えるときはその9年間を見通したということで考えられるんじゃないかなと思いました。中1ギャップという言葉に対して、オリジナルで中1ジャンプっていう言葉をつくられたそうです。中1ギャップではなくて、中1ジャンプにつなげているということで、ギャップからジャンプへというのを考えておられるということが非常に新鮮な感じがしました。

それと、小中の先生の交換授業という話をされてまして、交流授業でなくて、隣同士ですので時間的なロスはないのですが、小学校の先生が中学校へ、授業時間をうまくバランスをとり工夫をされていました。その中で、小学校の先生が非常に変わったということを校長先生がおっしゃっていました。美しい授業から定着する授業ということで説明をされていたのがすごい印象に残りました。というのは、学習指導要領もそうですが、自分のつくったスケジュールに合わせ、それができたらすごく美しい授業である、自己満足といいますかそういう感じになりますが、中学校の先生と交換授業をしながら、実は中学校の先生はそうではなくて、定着させるためにどうしたらいいという工夫をされてるかということを考える。要するに小中の違いなのですが、交換授業をすることで変わっていったという話をされていて、交換授業によって感じたことを自分に振り返って授業内容を変えていくことがすぐできる環境であるのはすごいなと思いました。まだまだ新しい学校ですが、この学校が今後、3年、5年後に次のためにどうなっていくのかというのを非常に注目をして見ていきたいなと思いました。枚方に置きかえたときに、ねらいとする良いところをやっぱりしっかりとって、何とか小中の連携なり一貫なり、枚方らしい取組がでできたらいいなと思いました。

以上です。

村橋彰 教育長

武雄市の教育に関してお話をします。花まる学習会ということで、塾が学校に入って、官民の一体校をつくっていくということです。公教育の限界ということでおっしゃっているとのことなのですが、私自身もある程度先入観持って見たり、聞くのではなくて、とにかく武雄のそのやり方、今どのように教育を変えようとしているのか、いいとこどりさせてもらえたらいいなという気持ちで話を聞いておりました。そのような気持ちで、とにかく聞こうと自分自身に言い聞かせて行ったわけですが、高度経済成長期ってまでは、金太郎あめのような人材をつくるのが効果的でしたが、子どもが減っていく中でそういうのではいけないということです。個性に応じた教育をやらせていかんかったら諸外国とは戦えないんだということです。小学校から大学まで公教育を受けてきた自分も学生のころに集団行動ができず不登校になってしまったとおっしゃられていました。そういうことがあって、公教育には限界を感じているということでした。これを変えるには民の力が必要であるということで、図書館は運営を委託して、本当に成功したとおっしゃっていました。では、教育はどのようにするかという時に、先ほど言った花まる学習会に入ってもらって学校を変えていき、その花まる学習会の学習メソッドを取り入れる。そのままの授業もあればカリキュラムだけ入れる、また、手法を入れるなど、その教科によってさまざまなのですが、朝の時間を使って15分ずつのモジュール授業で漢字の書き取りやったり計算をするなど、映像も見せてもらいました。印象的だったのが、大声で気持ちを高めていくん取組です。武内小学校がモデル的にスタートしてるのですが、先生の声に合わせて子ども達も大きな声を張り上げて士気を高めていくのですね。そういう元気な声で授業に入ることによって、子ども自身が気持ちを高めた状態でその授業力も、あるいはその集中力も高めた形で授業に臨めるということの説明でした。ただ、算数なども文章問題が中心で、とにかく文章の理解力を養うことが大切だということで、独特なメソッドを花まる学習会が確立されていて、そのことが市長が考えらえる教育にそれがぴたりとはまったというようなことでした。

それともう一つは、小学生の全児童にタブレット端末が配備されていることです。低学年はその端末を持って帰って動画を見たり、カメラとして使ったりして、授業に生かしていくということです。3年生以上は算数、4年生以上は理科で取り組まれているそうです。もう既にタブレットを活用した反転授業をスタートしてる高校や大学でも教材づくりが非常に難しいと言われているなか、大阪市内の学習塾と東京にある科学雑誌を発行するニュートンプレスと市内の小学校の教諭が共同開発して教材があり、それを使って反転授業をやってるということでした。家にタブレット端末を持ち帰ってで動画を見て予習をし、学校に持って来て、復習や応用問題、グループ学習でそのタブレットを使って理解を深めるというようなことをされているそうです。自分自身もその話を聞いて、本来教育というのは心の育成といったそういうものをベースにして、こういう教育であらねばといろいろ思ってる中で、そういった塾の学習メソッドに任せていいのかという思いもある中で、やはり賛否両論なのですね。しかし、完全に否定ではなく、武雄市から発信をして、本当に武雄の子どもを見たときにこういう教育が必要なんだなというようなことで、教育委員会も事務局も動いておられました。ベテランの先生も最初は否定的でしたが、最近は逆に引っ張ってくれる存在になってますということもありました。やはり何が大事かと言ったら、子どもを見て何を手だてとしてしないといけないのかを見きわめないといけないと思うのですが、そういう中で自分自身としましても今後1年、2年経過する中で、再度これがどういった形で進化し、中身がどのように変わっていってるのかを見せてもらいたいと思っております。一つの教育を変えるという意味の中身、メソッドをどうして取り入れていくかとか、一つの事例として追いかけていきたいなと思いました。

以上です。