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教育委員会委員の所感(平成26年7月31日 教育委員会協議会)

[2014年9月30日]

ID:1877

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記虎敏和 委員長

7月8日、11日に管理職の選考がありました。

また、6月から7月にかけて6回の教育政策会議を持ちました。大半が本日の議題である小学校教科用図書の採択を中心とした教育政策会議でしたが、本当に意義深い会議が持てたと思っております。関係各位の皆さんには何かとご尽力いただき、本当にありがとうございました。

22日は、枚方市教育フォーラムが開催されました。一般市民の方も多数参加されていたと聞いていますが、枚方の教育の方向性について、市民と共有できる絶好の情報発信の機会であったように思います。準備等で本当に大変であったと思いますが、成功裏に終えましたことを関係各位の皆さんには本当に感謝いたします。ありがとうございました。

演劇ワークショップに参加していた先生方や若い先生方のはつらつと一生懸命頑張る姿に好印象を持ちました。しかしながら、舞台に参加していない一年目、二年目の若い先生方が我々の横の席だったのですが、フォーラムに参加する姿勢が気になりました。少数の先生でしたが、講演やパネルディスカッションなどの本当に聞かなければならない、学ばなければならない、必要かつ重要な話を、居眠りや携帯を触っている先生がいたことに、少し不安感を持ちました。子どもたちには、枚方スタンダードにおいても話を聞くマナーについての指導もしている中で、先生方がそういった部分を見せたということに対して不安を感じました。全ては子どもたちのためにと、自分の糧となり、活かされる大切な時間であるということを自覚して、本当に意識高く真摯に取り組む姿勢を見せてほしいと感じました。

パネルディスカッションでの杉本先生や神原先生のような、子どもを第一と考えることのできる愛情深い先生を目指して、今後は向上心・向学心を持って頑張ってくれることを期待します。よろしくお願いします。

23日には教育政策会議後、各教育委員とともに香里ヶ丘図書館、蹉跎図書館の施設見学に参加させていただきました。

最後に、夏休みに入り2週間が過ぎましたが、子どもたちにとっては事故や事件に巻き込まれることが一番多い時だと言われています。登校日やクラブ活動など学校行事だけでなく、日常の私生活においても安全管理に十分な注意を払うように、繰り返し指示・指導をしていただきますようお願いします。

また、子どもたちだけでなく我々大人にとっても、この時期は熱中症などで搬送される事故がありますので、皆さんも暑さに負けず無理のないよう健康に留意して、この暑い夏を乗り切っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

徳永博正 委員長職務代理者

何点かご報告いたします。一つ目は、枚方市教育フォーラムに参加しました。先ほどの委員長のお話にもありましたように、受講する方々の姿勢が気になりましたが、初めての取組にもかかわらず、あのようなことができてよかったと思っております。藤田教育推進室長以下がご努力いただいたということで、あのような機会がまたあったらと感じました。

中身についてですが、授業の達人である先生の授業風景などを見せていただいたり、話もお聞きできておもしろかったと思います。また、個人的な話になってしまうのですが、昔、シンポジウムの司会をしたことがありまして、その際はうまくできなかったということを思い出しましたが、喜多教育研修課長はうまく仕切っていらっしゃり、安心して聞くことができました。

第1部では、平田オリザさんの話とワークショップですが、お聞きするのは2回目になるのですが、心に染み入るようなそういう貴重な機会だったと思っております。

特に講演のほうに限って少し感想を申しますと、学校や地域において、他者と出会うということが少なくなったといいますか、他者が欠如した地域や学校の在り方になっているという指摘があったかと思います。このことは実は以前からずっと、教育政策会議での場などで他の委員からも声があったように規範性に係ることであろうと思います。

結局、地域も学校も特に学校の中においては、先生も優しく、友達のような在り方が普通になってもう久しいです。子どもの間でもそのような関係が広く張りめぐらされてしまい、逆に、その中で、ある種の強迫観念に駆られるようになる。スマートフォンや携帯でやりとりする話などを聞きますが、そのようなことに追われる面もあって、ある種、息苦しい閉塞感が子どもたちの上に覆いかぶさっているのではないかという問題意識があります。

建前としては、子どもたちはもちろん感じているのですが、結局、ぶつかっていく壁というものをきちっと捉えきれないようになっている。子どもの好きにしなさいよと言ってることは、あるいは、下手をすると、その子どもたちが小さく固まって、言ってしまえば漂流するしかないということになるのではないかという恐れを持っていただけに、他者性に係る平田先生のお話は非常に興味深くお聞きできました。講演は若い先生方にも聞いていただいてましたが、皆さんがどのような感想を持たれたのか気になるところです。みんなで学び合っていけたらいいなと思いました。それが一つ目です。

二つ目は、図書館の見学ですが、初めて香里ヶ丘図書館と蹉跎図書館へ行きました。同じ市立図書館でも、地域とのつながりなどによって、それぞれの在りようも感じ取れ、よかったと思います。

三つ目ですが、幼稚園の園長研修で午後の最初の一コマ目だけ参加させてもらいました。関西大学の山縣先生が「保育行政の動向と今後の実施に向けて」という題で講義をされました。山縣先生は、現在、幼稚園の置かれている非常に厳しい状況や子ども・子育て支援新制度についてお話で、基本的な事実と課題についてお教えいただき大変刺激になりました。

その先生のお話で印象に残ったことを1点だけ申し上げますと、事実、つまりそのものについてということと、その先生がこういうふうに思う、判断するという点と区分けしておっしゃっていたということです。事実についてということでお話しされてから、これから言うのは、これは私の判断ですよ。と、そういう切り分け方をしておられたということが印象に残りましたし、大事なことだなと思いました。

四つ目は、平和教育の在り方に関する懇話会について少しだけご報告いたします。5月の協議会での所感の際に少し述べましたが、その後、指導主事の方に話をする機会があったのでその時のお話をします。

1回目は6月6日、2回目は7月15日にありました。平和教育のこれまでの実践の上に、世界の更に厳しい状況の中で、平和と安全を維持・確保することについてどれほどの力や知恵が要るかということ。そのようなことをきちんと踏まえながら、子どもたちにしっかりと課題を捉えて考えてもらえるような役に立つ平和教育を考えるということで、それに向けての基本的な事柄の一端をお話ししました。

その中身としては、一つには、世界の状況、特に我が国に直接かかわる険しい現実です。二つには、日本を含めた世界の戦争の様相と基本的な戦争観。三つには、西洋と戦後、日本で唱えられた平和論、平和に関する代表的な論説。四つには、戦争を抑止し、平和を確保するための国際社会の制度や取組、各国の憲法等の仕組みについてです。

この件についても少し申し上げるところがあるのですが、またの機会に回したいと思います。また、平和教育についてさまざまな方に考えていただくという機会があれば、ありがたいことだと思っております。今後もよろしくお願いします。

以上です。

山下薫子 委員

7月22日の教育フォーラムについてお話しさせていただきます。

このフォーラムは非常に内容の充実した催しだったと思いました。第1部、第2部を合わせて4時間に及ぶものでしたが、聴衆に長時間のしんどさを感じさせなかったということが、このフォーラムの企画がうまく進められた結果だろうと私は思いました。運営にかかわっていただいた事務局の皆さんに、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

中でも初任者など若手の先生方にとっては、非常に学ぶことが多かったのではないでしょうか。第1部の平田オリザ氏の基調講演で、まさに、そのタイトルの「わかり合えないことから」ということに沿って、この社会を生き抜いていくためのヒントみたいなものをいただいたように思います。私自身は、みんな違って大変な社会を賢く、たくましく乗り越えていく力を子どもたちにつけさせていくことが大事だというふうにおっしゃった。それが非常に印象に残り、また共感いたしました。

第2部では、ベテランの先生方の実践例をビデオで見ながらのディスカッションでしたので、大変具体性があったと思います。そして何よりも、やっぱり経験を積んでこられた先生方が発せられる言葉というのは非常に説得力があると思います。

先ほど委員長がおっしゃったのですが、初任者の先生方に対して、私もいろいろと考えたことがありますので申し上げます。

自分の長男と今年の初任者が同じ年齢ということもあって、彼らの内面というものがすごくリアルに想像ができます。おそらく初任者の先生方はこの1学期は本当に無我夢中で駆け抜けてこられただろうと思います。そして、自分が担任する子どもたちのことで頭の中がいっぱいになっているのではないかと思いました。会場にいる彼らには本当にお疲れさまですというような言葉をかけたい思いにもなりました。一方で、教師という職業は教壇に立ったときから、初任者もベテランも分け隔てなく、ハイレベルなことを要求される厳しい職業だということを自覚し、子どもと向き合ってもらいたいなという思いも持っています。

そこでですが、経験のなさを何で補っていくのかということだと思うのですが、やはり自己研鑽を重ねていただくことに尽きると思います。先ほど委員長からも厳しいお言葉がありましたが、そういう仕事に向き合う姿勢というのを初めて配属されるところへ行って、本当に疲労困ぱいするような状況で仕事をしているそういう時期だと思います。また、先生も然りだと思うのですが、他の先生方の授業の良い実践例というのがすぐ傍にあるわけですから、それを積極的に学んでほしいと思います。そして、たくさん本を読み、多くの人と対話して、そこからいろんなことを吸収して、教育者としての自覚を持ちさまざまなことを深く考えてほしいという願いがあります。そして、それによって一歩ずつ自信を積み重ねていけるのではないかなと思います。

今回のような本当に内容の豊かだったフォーラムが、目の前のことばかりに意識が集中しがちな日常から視野を広げて、自分自身を見つめ直す絶好の機会になっただろうと思いました。このような機会を生かし、自分の肥やしにして磨きから実践に生かしていってほしいと願います。

以上です。

吉村雅昭 委員

7月はたくさんのことに関わらせていただきました。特に教科書については、本当に時間をかけて逐一にご苦労いただき資料等をおつくりいただきました。基礎としてはやはり、枚方市で学ぶ子どもたちが、しっかりとその内容について学習できるという観点で見ていただきました。

細かい配慮も含めて、次につながっていくということを考えながら取り組まれていたということで、担当の方々のご苦労については本当に感謝いたしたいと考えております。

香里ヶ丘図書館と蹉跎図書館へ行かせていただきました。生涯学習施設としてのものも見せていただきました。今後、新たな選択と集中ということで、ご検討されていることもあると思うのですが、ベースにあるのは、やはり地域の方々も含めてですが、「ユーザーフレンドリー」という言葉であると思うのです。関西国際空港が初めて開港され、そのときの当時のリーダーが言った言葉の中で、ユーザーフレンドリーな空港を目指すということがありました。

施設の原点はやはり、公的施設としての性格上、施設に来られた方が来てよかった、また来たいなという気持ちで過ごしていただけるかどうかということだと思います。今後、これをベースに新たな展開として、管理者を選定する時などについても、営利面や企業誘致の面だけで判断してしまうと、恐らく本来の趣旨から離れていくのではないのかなという気がしますので、ぜひともそういった観点は大事にしていただきたいと思いました。

また、27日に大阪府の教員採用試験のペーパーテストが終了しました。かつては8割が一般教養で、2割が教職教養の30問だったのですが、大阪府においては今年初めて教職教養のみの30問となりました。試験を受けた学生から感想も含めていろいろ話を聞いてます。よくよく考えたら、今までは、その教職教養の出題割合が少なく、言えば、現場に行ってからいっぱい勉強していくものでした。だから今年からのこの取組によって、採用された後からすれば、この幅広い勉強が生きるのではないかなという気がすごくしています。現役生だけではなくて既卒生も含めて、たくさんの人たちが教員を目指しているということですが、今回は教職教養の部分を知識として持っている人が採用されてくるということですね。フォーラムの中でのそういった姿勢もそうですが、幅広く知識を持ち、ハートのある先生をどんどん採用し、そして、その人たちの活躍できる場を学校としてもつくっていただきたいという気がしました。

感想を含めて、以上です。

村橋彰 教育長

2点あるのですが、まず一点目は、7月15日に北河内教育長協議会で学力向上の取組の視察ということで梼原へ行ってまいりました。野口克海先生が教育顧問で入っておられまして、中身についてはまた別の機会にと思っております。視察先で思ったことですが、9年間の一貫校としてやっているところのノウハウを、枚方にぜひ持ってきたいと思いました。梼原町は六つの村が一つに合併してできており、一つの学校をつくっており、スクールバスで児童・生徒が登下校しています。そういった状況の中で、ここは5・4制ではなくて、4・3・2制を行っていました。枚方でいう一中一小の接続関係である船橋小学校、招提北中学校をどのような学校にしていくのかというのを、もちろん学校とも一番に話さないといけないのですが、市の教育委員会として、しっかりとプランニングをし、こういう学校をつくっていきたいというような、意見を出してもらいながら学校づくりができたらいいなと思ってるといます。

それと、7月22日の教育フォーラムですが本当にありがとうございました。教育委員会が一つとなって取り組み、本当に教職員にはプラスになったと思っています。会場を出るときに若手の教員何人かから声をかけられましたが、教育委員会としての方向性や、委員会が発信していることが直接聞けて良かったと聞きました。校長から間接的に聞くよりも、直接そういう場で現場の職員の感想が聞けて良かったと思っております。

フォーラム後に藤田室長と喜多課長とも話をしたのですが、充実した内容になるように進化した形で、このフォーラムを続けられたらいいですねと話を持ちかけたら積極的な返答があり、ありがたいことだなと思いました。フォーラムを枚方の財産にしていけたらいいなと思っていますので、さまざまな意見を聞きながら継続し、良い形にできたらいいと思っています。よろしくお願いします。