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教育委員会委員の所感(平成26年6月27日 教育委員会協議会)

[2014年9月3日]

ID:1867

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記虎敏和 委員長

16日に、大阪府都市教育委員会連絡協議会定期総会がありました。各委員とともに参加いたしました。事業報告、決算報告、役員改選の定例の報告の後、大阪府教育委員会市町村教育室長の吉美氏から、教育の動きについて現状をお聞きしました。

19日は、教頭会、歓送迎会。そして30日には、文教委員協議会がありました。

そして6月3日、4日、5日と、小学校合同音楽会がありましたが、私は4日の第4部を、徳永委員とともに観賞させていただきました。平日にもかかわらず、多くの保護者が来場されて、熱心に子どもたちの歌声に耳を傾けられてました。また、子どもたちの歌声とステージワークが年々うまくなっているという印象を持ったのと、堂々と発表している子どもたちの姿に胸打たれました。準備進行などでご尽力いただきました先生方には感謝いたします。

6日は、翌日に順延した長尾西中学校体育祭と、もともとその日の日程であった招提中学と津田中学の体育祭を見学させていただきました。雨天用に少し短縮したプログラムで実施されていたのですが、どの中学も非常に落ちついた雰囲気で、生徒中心の進行で積極的に取り組んでいた様子が印象に残っております。競技と競技の間の移動ですとか、とてもスムーズに行われていました。また、子どもたちとともに教師が競技に参加する種目もあり、先生方の日ごろの指導の成果を実感しました。前年であれば、生徒の中に入って指導しなければ、競技ができない状況になっていたそうなのですが、今年は子どもたちのそういった自主的な部分であるとか、他の競技を落ちついて見れる状態になったということでスムーズに進行したそうです。そういったほほ笑ましく、喜ばしい光景を見せていただき日ごろの指導の成果を実感しました。秋にあります小学校の運動会も楽しみにしています。

22日には、枚方のラグビーカーニバルへ参加してきました。当日はあいにくの雨でしたが、午前中は例年どおり、小学生対象のラグビークリニックが開かれ、子どもたちにラグビーの楽しさを伝えてくれました。市内中学校の対抗戦の後は第1回枚方セブンズ大会という、7人制のゲームを高校の部、そして一般の部として分けて実施しました。高校の部は東海大附属仰星高校が、また一般の部はコマツ製作所が初代のチャンピオンとなりました。枚方のラグビースクールのコーチのチームも出場してましたので、子どもたちがそのコーチの珍プレー好プレーに非常に沸いた時間があったりと、最後までたくさんの観客の方が残ってくれました。4時ぐらいから豪雨となったのですが、最後まで盛り上がりをみせ、セブンズ大会としてのプログラムを変更したことが成功につながったのではないかなと思いました。今後、この大会からオリンピック選手が出てくれればと願っています。

それと少し個人的な話なのですが、地方で指導者研修会や講演会に参加してきました。枚方の子どもたちにも育てたいという表現力や伝える力などコミュニケーション能力を高めることが、本当に難しいと実感しました。私自身も、自分の思いを正確に伝えるという意味では、先日の文教委員会協議会で思いを伝える難しさを実感したのですが、やはり言葉足らずであるとか、こう言えばよかったとか、あれを伝えるべきだったというように、後から反省することがありました。同じように、若い指導者への指導や助言などについても、やはり言葉の使い方や言い方、言い回し、そういったものに対して本当に注意しないといけないと思います。整備された答えをすごく求め、答えばかりを求めるあまり、その答えが正解であるとすごく信じ込んでしまう感じがしております。それに加えて、わかったふりをし、わかったつもりでいる。また、そんなことを聞かなくてもわかってるというような態度を示している。それが今の若い指導者にあるのかなと感じています。やはり、高い目標を掲げて、さまざまな難問に立ち向かう自主的な態度や、追求あるいは探求する姿勢というのを身につけて欲しいと思っております。自分自身で考え、何でも挑戦していくということを今の指導者にも求めていく必要があります。枚方市独自の研修会でも若い先生方にいろいろと研修をしていただいていますが、ただ受講する義務だけに終わらせずに、一歩進んで積極的に学んだことを生かしていく姿勢を身につけてほしいと思ってます。非常に難しい状況の中での取組であるかもしれませんが、今後の研修会や若い先生方の研修について、力を入れていただきたいと思います。

徳永博正 委員長職務代理者

委員長とご一緒したものについては割愛させていただいて、いくつか学校訪問いたしましたのでご報告いたします。

ちょうどオープンスクールの時期でもありましたので5校訪問しました。まずは、5月18日の日曜日に平野小学校に行きました。日曜日でしたので、たくさんの保護者の方が、特に低学年を中心に参加していただいておりました。廊下にまでたくさんの保護者の方がいらっしゃって、熱気に満ちた場面に出会いました。校舎のすぐ横の中庭では、ボランティアの方が理科の担当の教員とともに授業をしていただいてたりするなど、多様な展開もあっておもしろく見せてもらいました。

それから20日には、第三中学校と招提中学校と訪問しまして、授業の様子を見せてもらいました。以前、他年度の学校の訪問の際には、なかなか落ち着かない様子の授業もあったのですが、今回はそういった心配するような場面はありませんでした。比較的に落ちついて粛々と授業を展開されていて、生徒も参加しているという様子を見せてもらいました。私も知らない内容を教えておられる授業では、その場でもっと聞いておきたいなと思うようなこともありました。教員の方が普段、地道に努力してくださっているという様子をしのばせるところでありました。

次に、21日に殿山第二幼稚園に参りました。この日は近くの保育所の子どもたちとの交流の場面だったものですから、とても賑やかでした。保育所の子どもたちを迎える前の様子と、子どもたちがやってきて、お互いに挨拶しながら、徐々に馴染んでいくというそういった光景を見せてもらい、幼稚園の取組の多様性というものを感じました。この幼稚園は年度末で閉園になるのですが、そういうことも見据えながら園長先生始め、先生方に地道な取組をしていただいているなと思い、ありがたく思って帰りました。

最後に、6月4日に高陵小学校へ参りました。単学級つまり一学年に一クラスというような、そういった小規模校の学校経営というものは、中々我々の想像し得ないような難しい問題をやはり抱え、向き合っていただいているのだなということを改めて感じました。

今後も学校訪問の際に、授業などで気がついたことはどこかでまとめて申し上げたいと思います。

それから二つ目の項目としては、研修の見学をさせてもらいました。本年度から中核市移行に伴って、初任者研修等を引き受けるということになったということもあり、昨年度、研修の在り方についていろいろと議論してきたことを思い起こしながら、5月20日には初任者研修で小学校の国語に係る研修の様子を見せてもらいました。これは学力の状況の発表と、「ごんぎつね」という有名な教材についての教育推進プランナーの方からのお話がありまして、私が聞いててもためになるというようなお話でした。

印象に残っているのは、大きな声で話さなくてもいいけど、はっきりとわかるように話をしないといけないということを何度もおっしゃってたことです。そのようなことをお聞きしながら、初任者が学んでいる様子を見せてもらいました。初任者の人にとっては、一日一日が大変な日々だと思いますが、こういった研修の機会にこそ新たな風に当たり、自分たちの仕事に生かすものを獲得して帰ってもらえたらいいなと思いました。

次に、新任教頭研修ですが、一つはビジネスマナーのことで、それから二つ目は、学校事務のことでした。どちらも私自身がそれほど経験したことがないというか、聞いたことがないような話で、ためになったと申し上げたら人ごとのようになるのですが、ビジネスマナーというようなことについての意味をあまり自分として考えたことがなかったので、よく聞かせていただきました。例えば、若手教員の中には、電話というものを日常生活であまり使うことなく就職するにまで至ったという人は結構多いと思います。そういう状況もある中で教員を指導する立場にある管理職として、注意深く応対を見ていっていただきたいと思いました。学校事務の話も非常に大事な話で、私がかつて校長をさせてもらう前にこういった話を聞けてたらよかったなと思って帰ってまいりました。

山下薫子 委員

私も個人で活動したオープンスクールの報告をさせていただきます。

まず、5月17日に、樟葉小学校と船橋小学校の公開授業に行きました。土曜日でしたので、保護者や地域の方々の様子がうかがえると思い、訪問させていただきました。両校ともに、先ほどもお話があったような全く同じ状況で、お父さんを含め、保護者の方がたくさん来られまして、廊下にあふれるほどの参観者でした。特に低学年になるほど、保護者の来校が多かったように思います。両校の校長先生とのお話からは、新任教諭を見守りながら非常にハラハラドキドキしながらも、本当に頑張ってるなというような思いを持っているとか、こういうところをこれから指導・助言していかないといけないとか、さまざまに語っておられました。

それから、5月23日ですが、地元の楠葉中学校を訪問いたしました。ちょうど学校評議員の方々の視察も来られていて、現在、大学で教えておられるという奥西元校長も英語の少人数クラスの授業を教材用としてビデオ撮影されていました。このように来訪者が多い中ですが、全クラス見せていただき、落ちついた雰囲気の中で授業が進められているという印象を受けました。

それから、道徳の授業をできるだけ視察したく、5月23日に交北小学校へ、6月2日に桜丘中学校を訪問させてもらいました。

交北小学校は、何年も前から道徳教育をテーマにした取組を続けているということで、日ごろからバックアップしていただいている久本前校長と、宮西元校長も来られていました。この先生方との会話の中で非常に印象深かったのが、道徳の教え方は本当に難しいということ。取組当初は集団討論的な授業にもなりがちだったが、何をどう取り組むかを教員みんなで検討を重ねて続け、少しずつですが確実に授業が発展してきているということを感じているとおっしゃっていた点です。

今年度は学年ごとに同じ教材を用いて一斉の授業を行っておられました。全クラス見せていただきましたが、学齢に応じた教材の選び方の工夫がされて、先生方一人一人が非常に丁寧な授業をされているという印象を受けました。学校全体が一つの目標を明確にして道徳教育に取り組んでいらっしゃるという様子がうかがえたように思います。

一方の桜丘中学校ですが、こちらはローテーション道徳と名づけて、担任だけがそのクラスの道徳を受け持つというのではなくて、副担任などもできるだけ複数の先生が生徒と道徳の授業に向き合う機会をつくるという手法をとっていました。それは生徒たちが普段かかわりのない先生と向き合い、考えを聞くことをとても喜ぶという反応があるようで、そのような機会を持つことが個々の生徒にとってさまざまな切り口であり、道徳というものを深めるきっかけになるのではないかという考えを教頭先生から説明を伺いました。

それから、先ほど委員長がおっしゃった悪天候の6月5日なのですが、山田中学校は陸上競技場で体育祭を実施されていましたので、そちらを見学させていただきました。

本当に断続的な雨と強風と雷の心配もあって、演技が始まったらすぐ雷の注意喚起があったりと、準備、進行ともに、先生方や保護者の方々が大変な思いをされていたと思います。しかしながら、さすが中学生だなと思ったことは、迫真の競技があれば笑いを誘う競技までテキパキと進行し、来賓席でも拍手が沸き、地元の方が本当に温かくじっくり長時間見ていただいているということを嬉しく感じました。校長先生の指揮のもとで先生方のチームワークのよさを感じる体育祭でした。

それから最後になりますが、お悔やみを述べさせていただきたいと思います。

5月20日に、元桜丘幼稚園長の谷口先生の葬儀に参列させていただきました。先生は、2012年に桜丘幼稚園長としてご退職の後も、本市の教育委員会の仕事にかかわっておられました。園長時代には、自らの闘病の体験をもとに、中学校に出向いて命のメッセージの講演をされるなど、幼稚園の教諭という枠を超えた教育者であられたと思っています。私は、桜丘幼稚園の行事訪問をきっかけに先生と出会い、先生の仕事への情熱や前向きな生き方に触れて、強く心を打たれました。重い病と闘いながら、職業人として今を生きるっていうことに全力投球されていたと思います。天命を果たすために生かしてもらっているという感謝の気持ちで、私は一日一日を大切に生きていますと先生がおっしゃったそのときの笑顔が忘れられません。これまで枚方の教育のために力を注いでいただいたことに感謝と敬意の思いを申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。

以上です。

吉村雅昭 委員

内容的には、各委員と同じ行動をともにしたことがあるのですが、なかなか学校訪問は行けなかったこともありますので、情報提供も含めて申し上げます。大阪府の教員採用試験ですが、一般教養がなくなり、教職教養のみの30問と出題内容が大きく変わりました。

それから新たな取組として、チャレンジテストという形で大学2年生からプレテストを行い、そこで合格すれば2年後に受ける本試験の一次試験が免除になるという取組があります。これは大阪から他府県に流れていくような教員をできるだけ早く取り込みたいという思いがあって、今年初めての取組でした。初めて行われるということで、どのように結果が出て成果をとなっていくのか。出題が教職教養だけですので、どのようになっていくのか。この対策も含めて、学生達とかかわりながら話をしていることが日々あります。

また、このいじめ防止対策に関しては、かなり時間をかけて議論し、枚方市教育委員会の責任としてきちんと取組むということになりました。学校でも策定に向けて取り組まれる一方で、先日、OECD国際教員の指導環境の調査において、中学校の教員が各34カ国の中で、特に日本の教員の疲弊感や多忙感、勤務時間が長いということがありました。果たしてこのような状況の中で、本当にいじめの芽がサインとしてわかるのでしょうか。もちろん個人のスキルの中で、日々先生方は現場で頑張られてると思うのですが、何とかその疲弊感とかいうのを減少できるような方法などはないのでしょうか。体制は整ったのですが、実行に移す際に具体的に言えば、いじめとトラブルの境界線はどこにあるのかなど、現場の先生方をサポートをしていくことも必要になってくるのではないでしょうか。また、教員自身が感性で捉えていくということをしていかないといけないので、人権教育とこの防止対策法の関係というのはすごく大切だと思っております。人権教育というのは、当然その研修の中で各教員が学びますが、日々感覚的に生徒と向き合う際の教員自身の言葉もそうですし、子どもたちが発する言葉の中からもしっかりと拾い出していくということが大切なのかなと思いました。

人権感覚を教員がどのような形で持つのかということで学生にも言ってるのですが、四つのことを申し上げます。一つは、やはり悪いことは悪いと言えるということ。それから、いけないことに対して叱れるということ。それから、啓発すべき内容については語りかけれること。四つ目は、心から諭すことができること。この感覚というのは、やはり教員の人権感覚となってくると思いますので、当然こういった指針も含めていろいろできていくものですが、そのベースにあたるところが日々学校での研修や教育委員会主催の研修となりますので、常に語りかけていかないといけないかなと思います。学校における危機管理の考え方等については、当然起こってはならないこと、もしくはいざという時についてのシミュレーションも含めて、取り組まれていく必要があると思いました。

それから危機管理の話ですが、昨今、天候が急変するということがあります。先ほどの体育祭のように落雷もありますが、枚方市はかつて短期集中型の集中豪雨の中で、実際に被害もありましたので、そういう時に通学路などの危険箇所や河川の氾濫について、あるいは雨が急激に降った時などはどうするのかということも、各学校によってマニュアル等は考えてると思うのですが、常にアンテナを張りながら、子どもたちの安全にかかわるようなことについては教育委員会としてもしっかりと把握をしたり、あるいは指揮をしたりしないといけないのではないかなということを、少しですが危機管理の観点から考えさせていただきました。

以上です。

村橋彰 教育長

この間、校長面談をして今年度の柱になる取組や各学校における課題に対する対策を聞きました。そこでですが、楠葉西中学校の取組をひとつ紹介したいと思います。生徒と教員が接する時間をとにかく大切に持っていてほしいということを職員に伝えていて、今年度から朝の迎えを大切にしたく、8時20分から8時40分の20分間、学級担任全員がクラスへ行くようにしているそうです。生徒と触れ合い、生徒を温かく迎えるんだと。そこでプラス要素として出てくるのが、遅刻しがちな生徒たちとそこで話ができる時間ができる。楠葉西中学校では1限目、2限目という、時限から時限のチャイムが鳴りません。朝、昼休み、放課後の予鈴は校歌を流しています。昨年度のことなのですが、25分の予鈴の時点で遅刻する生徒が多いということもあって校長先生が打ち出したと思うのですね。今年度、この4月22日から5月28日まで集計をしたところ、平均して12人から2.6人まで減ったと聞きました。取組の効果を保護者の方の声も含めて、学校だよりに記載をされていました。校長が発信をして、職員が同じ方向に一つになって動く。それによって子どもが変わる。ずばりそのことが成果として出てるんだなと思いました。その他の校長先生方の取組も本当にすばらしく、昨年度の反省から今年度はこうやってみたいというお話も聞いております。本日はその中から楠葉西中学校の取組についてお話をさせていただきました。以上です。