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教育委員会委員の所感(平成26年4月22日 教育委員会協議会)

[2014年7月28日]

ID:1661

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記虎敏和 委員長

この時期、非常にいろいろな行事、式典がありました。1日は中核市移行記念式典と辞令交付式に参加いたしました。中核市として新たな取組や多くの先生方の人事異動などによって、本市の教育における新たな歴史のスタートであり、大変重要な1年になるかと思ってます。今年度も多くの新規採用の先生方をお迎えしましたので、その先生方が今どのように過ごされているのか非常に気になるところですが、枚方市の新任の先生方は頑張っているということを聞いておりますので、一流の先生を目指して、力強い戦力になってくれることを願っております。

4日、7日、8日と各学校園の入学式に出席いたしました。新しく校長、教頭先生になった学校園に出席させていただいたのですが、非常に緊張されている様子が伝わってきました。今後も常に適度な緊張感を持ち続けて学校経営に励んでいただきたいと思っています。具体的な内容については本日は控えさせていただきますが、近ごろ各式典で小さなミスがあるということを耳にします。来賓者に対してちょっとした気遣いであるとか、あるいは心配りによって解消されることですので、チェック体制を確立させるなど、常に細心の注意を図る習慣を身につけていただきたいと思っています。今一度、各学校園の管理職に対して、指導、助言をお願いしたいと思ってますので、よろしくお願いします。

それと、9日、14日は校園長会、教頭会に出席しました。そして20日は体育協会創設40周年記念式典祝賀会に、各委員とともに出席させていただきました。

また、9日、18日と政策会議が開催されました。冒頭の挨拶でも述べましたが、まだまだ多くの課題が山積されております。本市の教育目標実現のためには、教育委員会と学校園が一丸となって取り組むことをより明確にするために、今年は留意点を指針として改めました。そういった意味では指針として方向性を明確に打ち出したということで、事務局としても意識を高めなければならないんではないかなと思っております。昨年以上により良い結果があらわれるように、そして課題の克服のためにも何事にも一から地道に取り組んでいっていただきたいなと思います。

「日々新たなり」という言葉がありますが、こんなことぐらい、これぐらいという、そういう安心感を持たずに、本当に新たな気持ちで確実にその一年一年を乗り越えていけるように、しっかりと取り組んでいただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

徳永博正 委員長職務代理者

行事については、委員長のおっしゃった内容と重なりますが、辞令交付式はやはりあれだけの新規採用の先生方の顔を見ますと、中核市となり、研修も含めて市教委でやっていくということの重みというのを実感いたしました。もちろん校長先生をはじめ、現場でご指導くださるわけですが、教育委員会としてもより一層一体となり、新人を育てることに取り組んでいかないといけないと感じておりました。入学式ですが、磯島小学校、長尾西中学校、枚方幼稚園に参りました。小中学校の式は厳粛でよかったと思っております。幼稚園については、それは厳粛とはいかないかと思っているのですが、来賓として子ども達を横から見るわけですね。そして、その向こう側に年長児がこちらを向いて座っておりまして、年長児が目の前にいる新入児を見ているのですね。ざわつく新入児に対して年長児はじっとして式に参加してくれてました。この1年の違いの大きさをまざまざと感じさせてもらうという、毎年ながら非常に貴重な機会でした。また、幼稚園教育の意味の大きいことを、感じさせてもらうという貴重な場であったと思っております。園長先生以下のご苦労が偲ばれますけど、これからも頑張っていただきたいなと思いました。

また、先ほど委員長がおっしゃったことと関連するのですが、毎年、式典後の雑談の中で式典に関わる率直な感想を耳にします。その感想の中にやはり気になるものも正直言ってあります。こういったことは校長、園長先生方は、それなりにお感じ取りになることだろうと思うのですが、中にはやはりきちっと受けとめておいていただきたいなと思うこともあります。何より、直接子どもを指導される教職員の方の振る舞いということについても、なかなか厳しい目が向いてることはいつもながらのことなのですが、保護者ということじゃなくて、地域の方、殊に年配の方が多くおられる、そういう方々のお感じになることを、とりわけ若い教職員の方が増えるだけに、若い教職員が肌で感じるということも時には必要ではないかなと思います。なかなかそのような機会はありませんが、学校を支えてくださってる地域の方々の思いというものを全職員が感じ取ることができたらないいなということを、委員長のお話に絡んで感じて申し上げておこうと思いました。

それから20日の体育協会創設40周年記念式典祝賀会のことですが、本当にたくさんの人と団体が表彰され、すごいなと思いました。あれだけの方が、さまざまな形で体育協会と関わって活動し、裾野が育っていると改めて実感いたしました。教育委員会がどのように関わっていけるのか、大事な場面であったように感じがいたしました。

さて、校園長会が9日にございまして、このときに私は山内昌之さんという方の「政治家とリーダーシップ」という本をご紹介したんですね。現役の学者の方であるだけではなくて、さまざまなジャンルの本を古今東西にお読みになっていて、書評を集めた本などがもう5冊以上出てます。私は素人ですから、そのようなものによって啓発されることが多いのですが、お書きになった書物が、中身は論争的なものを一部含んでおりますが、要するにリーダー論でもありますので、校長先生や教頭先生方にも読んでいただきたいとおもいました。また、事務局の皆さん、まさにリーダーであるようなこの場におられるような方にも、時間があれば読んでいただきたいと思っております。

それから、教頭会のことですが、一昨年に引き続いて世界の宗教と政治の関わりについて取り上げました。学校においても国際理解教育との関わりでお願い申し上げたわけですね。なぜそういうようなことをお話ししたかったという背景について、補足としてここでお話をしたいと思います。といいますのは、こういう本を読んだことがきっかけの1つなのです。それは森孝一さんという同志社大学の神学部の教授をしておられた方で、今は神戸女学院の院長をしていらっしゃいます。この方が「宗教からよむ『アメリカ』」という本を今から18年前に出しておられまして、その本の中でアメリカの大統領の就任式の日本での報道の仕方について、ある特徴があるといって、報道の在りようを通して考察していらっしゃいました。

取り上げられてるのは2つありまして、レーガン大統領の時と、クリントン大統領の時なのです。レーガン大統領の就任演説について、朝日新聞が詳報として逐語訳的に丁寧に翻訳をしているそうなのです。ところが英字新聞と読み比べてみるとはっきりしてくるのは、詳報なのにある事柄が省略されているというんですね。レーガン大統領はさまざまな祈りの会がアメリカで持たれていることを感謝をして、「我々は神のもとにある国民である、one Nation under God」と言っております。森先生はそれにまつわるレーガン大統領の演説の部分が省略されているということを「意図的に省略されたとしか考えられない、朝日新聞がこの箇所を翻訳しなかったのは、宗教は個人的な事柄であり、大統領就任式のような公的な領域において、宗教が本質的な部分を占めるはずがないという思い込みである」と指摘されていました。それから12年後のクリントン大統領の就任式典全体については、NHKがアメリカのABCテレビの配信・配送から中継をして放送しているのですが、その場面では正副大統領の宣誓と大統領の演説のみ音を入れて中継したんです。演説以外にも牧師がお祈りのことを言ったり、聖歌隊が合唱をしたりするのですが、映像もなく音もありませんでした。アナウンサーや解説員が演説についていろいろと説明するという内容であったのです。森先生は「NHK総合テレビは、大統領就任式とはアメリカとアメリカ人にとって何なのかという現実を放送するのではなく、日本における常識をアメリカに当てはめて報道するという安易な方法をとったことにより、大統領就任式の現実を正確に報道することに失敗したのではないだろうか。」と言っておられました。その上で、先ほどの朝日新聞の翻訳も含めてもですが、誤解のポイントとなったのは、アメリカにおける政治と宗教の関係と、大統領という公職が持ってる宗教性についての日本のマスコミの無理解であったとし、報道機関としての基本的な任務に十分に応えたと言いがたいと厳しく評価しておられました。

この件について、私は森先生のご指摘が当たってると思います。私もその場面を見たときに、どうしてここを省略するのかといつも思っておりました。そして残念ながら、このような状態が今も改善されたと思えないんです。ただ、森先生が言われている日本における常識をそのまま当てはめたと言われると、私も日本人ですから、「そうかな。」と思いますが、むしろ日本人の常識というよりは、戦後に宗教的なものの無感覚が強まったことがある、つまり非科学的や時代遅れだとかいう、そのような捉え方や観念が日本のマスメディアの担い手に強まったことの現われではないかとも思いました。

ともあれ、今の2つのマスメディアだけではありませんが、マスメディアの在りようがそのようなものですので、学校教育においては国際理解教育等をきちっとやろうということから考えますと、教員には一層しっかりと勉強をして、正確に事実を教えていただきたいと思っております。なかなか課題もあるのですが、ともかくそのようなことを前々から思っておりましたので申し上げたところです。そういう点では学校教育の果たすべき役割、場面というのはまだまだあると思いますので、しっかりと考えていただけたらなと思います。勉強していただくのも大変だと思いますが、勉強はおもしろいですので、先生方もおもしろがっていっぱい勉強していただきたいと思います。その上で子ども達に世界の多様さを教えていっていただきたいと思います。以上です。

山下薫子 委員

入学式で私も毎年感心させられました。ついこの間まで幼稚園児や小学生であった子ども達が、小学校、中学校に進学するにあたり、わずか数週間でぐっと成長した気がします。特に中学校1年生は厳粛な式典に臨んでる中で、終始緊張感を持続させ、規律をもって中学生になったということを受けとめているというように感じました。このようにけじめを体感させることは子ども達の成長にとって本当に大事で、それが規律を学ぶことなどにつながるものだと思っています。

それから今年度は、先ほどからお話がありましたように、管理職、教諭とともに新規の方の採用人数が多いこと、そして他市の教員の転出入者の数や市内の配置替えも合わせて、例年よりも先生方の動きが多い年なのかなと受けとめています。特に小学校は新規採用の校長先生が12名、教頭先生が10名ということですので、この春から学校現場の状況は大変変化していると受けとめておかないといけないと思っています。新任校長、新任教頭の先生方には、新たな立場で力を発揮していただきたいなということを期待しています。また、同時に経験のない課題や戸惑いにきっと向き合われることも多々あると思いますので、事務局としてもその点を十分配慮していただいて、適切なバックアップやアドバイスをしていただけるようにと、年度初めに当たりましてお願いしたいと思います。以上です。

吉村雅昭 委員

活動については各委員から今話があったとおりでございます。式典については本当に温かい状態で入学式、入園式を迎えたという印象を持ちました。また、年度初めにこのような式典に参加させていただいたことは、私自身にとっても心洗われるようなことがたくさんありました。高陵幼稚園の入園式へ行かせていただいたのですが、園長先生や祝辞を述べられた高陵小学校の校長先生が、人形劇のようなパフォーマンスをしながら、子ども達の気持ちを引きつけ、楽しくみんなを迎えるんだよというような感じでされてることが非常に印象深く、工夫をされているなと思いました。どれが良いとか悪いとかということではなくて、温かく迎えいれているということが保護者の方々にも十分伝わったのではなかなと思います。ここに子ども達を通わせるのだなというような思いで保護者の方々は、にこにことDVDを撮られているようにも思えました。

また、20日の日の枚方の体育協会の40周年の式典が盛大に行われました。その際に、たまたま会場であるパナソニックの体育施設を運営をされている担当者の方とお話をする機会がありまして、特に小中学校において、スポーツ的な活動の指導者不足による子ども達のニーズになかなか応え切れていないというところの話をさせていただきました。これはもう当たり前の話で認知はされている状態なんですが、学校現場では知・徳・体をバランス良くと言われていますよね。子ども達の居場所づくりの中で、学校が安全で安心で、なおかつ居心地のいい場所であることは当然学校としての使命でありますし、保護者、地域の方々も学校の関わる使命ということについては感じられてると思うのです。その中で、活動したいがその学校ではなかなかできないということについて、どう工夫していくのか。当然、総合型地域スポーツ等の分野の中で考えていかないといけないことがたくさんあるのだと思うのですが、やはり学校の現場にいる教員が、例えば指導技術なり理論を持ちながら子ども達を育てるということが大事だと思います。中学校も19校ございますので、高度な技術を持つ人材をバランスよく配置していただくのも大切な要素かなということを強く感じさせていただきました。この子ども達が枚方で育ち、社会人となって外へ行ったとしても、クラブ活動での経験といった勉強以外の活動における良い思い出が、将来戻ってくるきっかけの一つになるということで、人事的なことも含めてスポーツ振興に関わるようなことを考えていかないといけないかなと思いました。その担当者の方と、教育長も一緒にその辺のことをお感じになった部分も多分あったと思いますが、他の委員の方とは少し視点の違うところでのスポーツの部分について、私が20日の日にすごく感じた部分も含めてお話をさせていただきましたので、また何かのご参考にしていただきましたらと思います。

村橋彰 教育長

私と教育次長は明日から学校訪問ということで、新しく校長として就任した学校を中心に訪問していきます。この4月当初というのは学校では入学式や始業式など本当にさまざまな行事があり、校長先生はもちろん職員も忙しくされている時期なのですが、やはりクラス経営をするに当たって最初は大事ですので、特に初任者のクラスをのぞきたいなと思っております。そういう中で特に学校教育部にお願いなのですが、初任者も本当に多い中で、初任者の授業を見る機会をとにかく作ってもらいたいなと強く思ってます。また学校現場もそうですが、事務局にも念頭に置いて取り組んでほしいなと思ってることに、「見える化」ということがあります。とにかく双方の「見える化」をどんどん進めていってほしいなと思ってます。「見える化」なのですが、双方の信頼回復につながり、本当に大きな力になるなと思っていますので、その所をよろしくお願いをしたいと思います。以上です。