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教育委員会委員の所感(平成26年2月10日 教育委員会協議会)

[2014年4月14日]

ID:1653

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記虎敏和 委員長

1月の定例会の翌日、22日に、東海大仰星付属高校ラグビー部の全国大会優勝の優勝パレード、記念セレモニー、祝賀会が開催されました。私は所用があり、祝賀会のみの参加となりましたが、パレード、セレモニーとも多くの方々に祝福に駆けつけていただいたと聞いています。枚方市民にとっては夢と感動を、そして何より子どもたちには、何事も努力すれば夢がかなうということを実証してくれたと思います。また来年も活躍されることを願っています。そんな中、ラグビースクールの子どもたちや、ラグビーをやっている小学生の子どもたちが、自分たちもそういったパレードを見たい、また参加したいという声が上がっています。日程的な調整などは難しいとは思いますが、やはり子どもたちの目で直接見て、感じさせてやりたいという気持ちがあります。機会がありましたら、よろしくお願いしたいと思います。

25日は、漢字をテーマに思いを伝える作文コンクールの表彰式・発表会があり、今年は家族についての作品が多かったように思います。身近に接している家族に対しての新たな発見や、そしてその強い思い、そういったものがそれぞれの作品から感じ取られました。今後もそういう素直な心で家族への思いを持ち続けてほしいと思っています。

27日に、大阪府都市教育委員会委員長研修会がアウィーナでありました。このスマホ時代に関係者が知っておきたいことという題材で、兵庫県立大学准教授の竹内和雄先生の現在の子どもたちが直面している携帯やスマートフォンでのトラブル等について、実例をもとに話をしていただきました。やはり一番多いのがLINEやツイッターでの仲間同志のトラブル、またアプリやネット販売の高額な請求の金銭トラブルなどなんですが、便利になればなるほど、そういうトラブルに巻き込まれる危険性が高く、落とし穴が多いということ。そういうことについて、子どもよりも大人が理解していなかったら注意できない。しかし、我々もそうなんですが、子どものスピードに大人がついていけていない。LINEなどで起こるいじめであるとか、ちょっとした言葉のニュアンスの解釈の違いでのトラブルなど、子どもたちをネット被害から守るために、家族でネットモラルをしっかりと話し合いルールをつくる。そしてそれを必ず守らせる、ということをしてからスマホデビューをさせなければならない。スマホがきっかけで親子が向き合える、そして話ができるような状況を積極的に考えて、叱るのではなく、子どもと一緒に勉強して、それをどんどん自分たちでつくり上げていくということ、「向き合う」ことが一番大事だと感じました。

30日と31日は、教育委員の視察研修があり、愛知県小牧市立光ヶ丘中学校、そして東京都葛飾区立本田小学校、両方のICT教育を視察してまいりました。タブレットを活用した教育や総務省フューチャースクール事業の取組みなどを実践されているところを見学させていただきました。詳しくは他の教育委員の皆さんからお話があると思いますので、私はこれぐらいにしておきます。

以上です。

徳永博正 委員長職務代理者

三点ほど、ご報告をしておこうと思います。一つ目は、今、委員長のお話にもありました、漢字をテーマに思いを伝える作文コンクールについてです。

委員長のお話にもありましたように、家族のことにをテーマにして述べているものが非常に多かったんですが、中には孫の立場での作品もあり、非常に身近に感じました。しかし、大体おばあさんのことを言っていましたので、おじいさんが登場するためにはどうしたらいいんだろうかと、自分のことを振り返っておりました。ともかく、発表してくれている子どもたちの話の内容を非常に興味深く聞かせてもらいました。

ただ、毎年のことながら、中学生になると女子生徒ばかりなんですね。これは残念なことです。昔、自分は漢字は嫌いじゃなかったということもあるものですから、余計に男子にもちょっと混じっていてほしいという気がしました。

ちょっと話はそれますが、枚方市として、漢字に関わって教育の中で枚方の持ち味として打ち出していくことは非常に大事なことで、こういうコンクールももちろん一つの大きな手段だと思います。これからもいろんな教育の場面でやっぱりこのことを取り上げていってほしい気持ちがあるものですから、ちょっと申し上げますと、副市長があいさつの中で、漢字は日本文化の源の一つだとおっしゃったんですね。漢字は中国から来たということは皆さんもよくご存じのことと思いますが、漢字のもともとの姿を伝えるような使い方は、日本も戦後漢字が変わりましたけれど、実は世界の中で台湾と日本だけなんですね。台湾はそのまま使っています。中華人民共和国は簡体字になっていますから、昔の漢字の面影をほとんど残していません。だから簡体字を読んだって、その漢字のそもそもの部分を偲ぶことはできません。

中国にかつて朝貢していた朝鮮、あるいはベトナムは既に漢字を捨ててしまっています。そういう意味で、日本の仮名を用い、ともに使う形で漢字を使うというのは非常に極めて日本独特の形で、副市長が日本文化の源の一つというようにおっしゃいまして、まことにそうだと思いました。そういう意味でも、漢字をどう使うかということは非常に大事なことになっている。教育の中でもこのことは非常に大きいことであって、漢字はもはや中国のものというのではないんです。日本の字なんですね。だから研究も非常に進んでいて、ご存じのとおり、白川静先生なんかの研究はもう世界的なものだと私は思っているんですが、その漢字の持っている非常に玄妙な、事によっては人間って何だろうかっていうことを思い起こさざるを得ないような、子どもにはそのまま教えられないようなことも含めて、深いものがそもそもあるんですね。だからこれをどのように我々が捉えていくかということは、今後とも大きな課題でおもしろいところだと思います。そんなことで、どうしていくかはいろいろとあると思うんですが、漢字をそのように大事にしていくことは大事なことで、これは枚方市としてテーマとしていくということはものすごく値打ちのあることだと思っておりますので、一層いろんなところで工夫していただけたらありがたいという感想を持ちました。

二つ目は、1月30日、31日と、今、委員長がおっしゃった視察です。これは私の最も不得意とする分野のテーマでの見学でして、個人的に非常に興味深く見学させてもらいました。私も正面に取り上げて、今申し上げるだけのものがないので、申しわけないのですが、今後の学校教育を超えた教育の世界そのものに大きい影響をもたらす新しい技術を使った教育ということで、枚方としてどう考えていくかは、いろいろと考えていかなければいけない一つのヒントを得られたと思っています。

余分なことなんですが、小牧市立光ヶ丘中学校でも生徒が非常に落ちついて授業を受けていました。いろんな教室を見て回ったんですが、非常に落ちついた授業の光景でした。したがって、だからいろんな機器を使った授業の狙いもきちんとあらわれていたであろうと思われます。

ちょっと気がついたことがありまして、教室の中に教員の机があるんですね。枚方はどうだったかなと思いました。小学校のように、前に机が置いてあるんですね。それも使いながら中学校の先生が授業をしていました。小学校では当たり前ですけどね。中学、高校は教科担任制ですから、普通、机は置いていないんですが、それが置いてあったんですね。

それから葛飾区立本田小学校、ここはまた当日いくつもの視察が重なるほどの有名校らしいです。ほかの団体も視察も来られてまして、大変な混雑ぶりだったんですが、子どもたちはやっぱり落ちついて授業を受けていて、我々が入ったからといってわあわあなるという気配は全くありません。慣れているんでしょうね。そんなことで非常に先駆的な取組みをやっておられるんですが、子どもたちの様子を見ていると、やっぱりそれなりのものを受け取っていってるんだろうなということは感じさせられました。いずれにしても枚方がどのようにこれを考えていけるかは今後の問題だし、自分も勉強しなければと思い帰ってまいりました。

三つ目は、学校訪問についてです。2月6日に山田中学校に参りまして、2年の理科の実験の授業を見せてもらいました。実は理科は初めての見学で、しかも実験でしたので、生徒の反応も含めて、非常におもしろかったです。7日は、樟葉北小学校へ、4年の算数の授業を見学しました。この後もまだ行けたら行きたいと思っておりますので、また感想はまとめて次の機会にでも申し上げたいと思います。

以上です。

山下薫子 委員

他の方と重ならない部分では、1月24日に、文化財防火デーの行事として、交野天神社の防火活動に参加させていただきました。

それと、今日報告させていただきたいのは、1月26日に、中央図書館主催で、第1回こころをつたえよう!ひらかた朗読大会が行われまして、参加させてもらいました。昨年まで暗唱の大会だったのを、より深く文学に親しんでもらうことを目的として、今年から朗読の大会に変更されました。私は、毎年審査員として参加させてもらっているんですが、暗唱力の競い合いではなくて、作品の内容をじっくり味わうという点に重きを置いて、方針変更されたことはよかったと感じました。この大会では、これまでも子どもたちの図書との望ましい関わりを目指して、指定する課題文も吟味するなど、取組を丁寧に検証されてこられています。そのような主催者の意図が反映されて、子どもの読書活動推進に貢献していただいているものと思っています。

ちょっと説明しますと、今年は市内在住の小中学生31名が参加して、国語の教科書からそれぞれが好きな作品の朗読を披露してくれました。審査させていただいていますと、参加者が本番に向けて、本当に暗記しているかのように何度も繰り返して読み込んで、言葉の一つひとつを丁寧に表現して朗読していることがとてもよく伝わってきました。このようにじっくり文章に向き合うという習慣をこの年代に身につけておくことは本当に大切で、またそれが教育の課題ではないだろうかということを私は思っています。自分自身が子育てを通して実感したことなんですけれども、子どもが文章に向き合ってきちんと読みといていくという姿勢をつけておくということが、その後のその子の成長の過程でどんな学問についてもベースになってくるのではないかと、欠かせないものだと感じています。

それから会場ですが、大勢の保護者の方がお見えでしたが、校長先生も何人か来ておられて、指導に力を入れていただいているという様子が伝わってきました。小学生の部の前半が終わった後の休憩時間に、ある中学校の校長先生とその生徒たちとお話できる機会があったんですが、中学生たちは出番が後ですので、本当に緊張が高まるんですよと、校長先生が一番そわそわしておられて、ドキドキされている様子でした。生徒が受賞したときには本当に喜びもひとしおではなかったのかなと思いました。

最後になりますが、31名という今回の人数ですが、これは大会の運営でも本当に決して簡単な数ではなくて、おそらく最大に近い、受け入れられる最大値じゃないかなと思いました。すき間なく全員の発表を終えても、もう何時間もかかるもので、スムーズに大会を終えられたことは担当の方々のきめ細かい段取りがあったことと感謝いたしております。

以上です。

吉村雅昭 委員

皆さんと重なる部分がかなりありまして、それぞれに参加させていただきました。愛知、東京へ行きました研修では、タブレットを使った授業などICTを関連のところでいろいろ見させていただきました。子どもたちのツールをすぐに電子黒板に写し、今どういう状況で子どもたちが考えているのか。あるいは英語等の発音についてのネイティブの発音を実際に子どもたちが自分で確認をしながら、そこでオーケーサインが出て、またそれを先生が確認していくというような、双方向での最先端なものを見せていただきました。

ただ、全部が全部そういう授業をしているというわけではないということで、ちょっと安心したんですけれども、やはり基本は先生方が生徒に対してきちんと向き合いながら、そのうえで双方向のことをどう吸収していくかというところがやっぱり主体になっていくと。このことを忘れてしまって、機器だけに頼ってしまい、少しテクニカルな面だけで、何か授業を行われることは我々としてもしっかり考えていかなければいけないという気はしました。

それと、その機器を全ての子どもたちが使えるということではないと思うので、やはり配慮を要する子どもたちに対して、その辺りをどう工夫をしていくのかということがこれから大切だということを感想として持たせてもらいました。

中学校の子どもたちにとっては、私学も含めて高校入試が始まっていきます。つい先日、大阪府教育委員会のホームページに、今まで私自身が勤めたところでは実施していたのですが、入学時に高校生活支援カードというのをつくっていこう、これを統一的にやるということで、そのフォーマットが出ておりました。これは小学校や中学校でもそれぞれされている内容だと思いますが、高等学校用のシンプルなものです。将来の目標というの項目が一つあって、それから二つ目に地域との関わりの項目、そして三つ目が、安全で安心な高校生活を送るために、これは保護者が記入してくださいという項目。これは学校によってそれぞれ違うスタイルになると思うんですが、小学校、中学校、高校と、ある程度の引き継ぎといいますか、継続させながら18歳で後期中等教育を終え、その子の発達なり課題に応じて大学等に進学する際にうまく参考にできたらいいかなと思います。一人ひとりの子どもたちを系統的に見ながら接続させていくということが、高等学校できっちりと制度化されて、各学校で行うということになっているということが発表されていました。学区制が撤廃され、前期後期の2回受験できるなど、いろいろとあると思うんですけれども、これが定着し、進路指導の中で、単に学力だけではなく、子どもたちが動じることなく、しっかりと自分の目的、興味、関心、そして将来の目標に応じ、学校選択をしていけるということを進路指導の柱としながら支援をしてあげたい気がしております。各学校、特に今、中学校3年生の子どもたちというのは非常に揺れ動いている時期を迎えているわけなんですが、しっかり支援をしていただいて、そして希望した夢がかなうようによろしくお願いしたいと思いました。

以上です。

南部一成 教育長

30日、31日の視察で感じたことにつきまして、タブレットの活用という点ではほかの委員と同じ考えなんですが、特に気になったことに経費の問題があります。1台当たり20万円程度するような機器を、枚方では3万6,000人ほどの子どもたちに貸与することになり、その金額を考えたとき、中学校給食も含めて、またぞろ教育委員会、非常な経費を使うなということになることは非常に心配になりました。コンピュータ室にタブレット等を配置し、予約制で10台から20台の活用をする方法があるということも聞いていましたので、そういう活用から入っていく方法を具体的につくっていきたいと思っています。

それから、菊花展の実行委員会等、菊花展を運営していただいている菊朋会の懇親会に2回出てきました。菊づくりをしていただいている会の方の話なんですが、ある学校に入って行ったとき、菊がきれいな芽をつけているので、どういう状態かと菊のほうに行くと、そこの子どもが「おっちゃん、この花は大事な花やねんで」と言って注意してくれた、とのことでした。ああそうか、子どもは先生方がいろいろと手をかけて育てている花が非常に大事なものだということをわかってくれているんだな、と思ったと。そして、そのきれいな花を益々咲かせていきたいというふうに感じたとおっしゃっていました。そういう感情を育てていける教育の一助となっているんだなと思っています。これからも続けていければと思っています。

また、私立の幼稚園の先生方や園長先生方とお話しすることがあったんですが、平成26年、27年にかけての認定こども園のことを非常に気にされています。公立の幼稚園も含めてなんですが、今後の幼稚園をどういうふうにしていくのかという方針を、平成26年度には出していく必要があると思っていますし、今後大きな課題として出てくると思っています。私としては、就学前の子どもが1つの施策、小学校の施策が1つ、中学校の施策が1つというような形の、その年齢に応じた形でその時々の教育が必要なのではないかと思っているのですが、これからご議論をいただけたらと思ったところです。

以上です。