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教育委員会委員の所感(平成25年7月23日 教育委員会協議会)

[2013年12月3日]

ID:1609

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記虎敏和 委員長

6月28日、7月2日と管理職選考がありました。今年は例年に比べて年齢層の偏りを感じたのですが、現場の実情などさまざまな要素が考えられるなか、大きな視野を持ち、枚方の子どもたちの将来のための一翼を担っていただける先生の発掘をよろしくお願いしたいと思っております。

また、4日に、市議会の正・副議長と教育委員との初めての懇話会がありました。ざっくばらんに、忌憚のない意見交換をさせていただき、設定されていた時間が大変短く感じられました。改めて、教育委員と教育委員会への期待感を強く感じましたので、その期待を裏切らないためにも皆さんとともに頑張っていきたいと思います。よろしくご協力をお願いします。

6日には、以前にも報告しましたが、中学生を対象とした枚方のラグビースクールの選手と市内の中学校の技術講習会合同練習会を行いました。楠葉中学校、中宮中学校のラグビー部員とスクールの中学生、小学生、そしてまた各指導者、合わせて100名近くが参加してくれました。また、日本ラグビー協会からも公認コーチが参加してくれ、いつもと違った雰囲気でした。2時間ほどの練習会でしたが、毎年6月に行われるラグビーカーニバルとは違った練習に、とても充実感を感じていてくれたようです。今後も、市内の中学生とスクールの生徒たちとの交流を深めていきたいと思っております。

参議院選挙も終わり、政局の変化によって、今後の教育行政にも何らかの影響、あるいは新しい変化がスピードを増してあらわれてくるのではないかと思います。それに伴い、その変化に早く、適切に対応できるように、何事も想定内として捉えることができる先を見通した準備を教育委員会としても心がけていただけたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

最後に、子どもたちは夏休みに入ります。夏休みというのは水の事故や交通事故など、事件、事故に巻き込まれることが一番多いと聞いています。何事もなく、無事に2学期を迎えてくれることを祈っておりますけれども、これは子どもたちだけではなく、我々大人も事件、事故といったものに巻き込まれやすい時期ですので、皆さん方も気をつけて頑張っていただけたらと思います。暑さに負けずに、健康に留意していただけたらと思います。

以上です

徳永博正 委員長職務代理者

今、記虎委員長のお話の中で、正・副議長との懇話会のことに触れていただきました。お話させていただくことができたのは正・副議長のお二人ですが、多くの議員の方の教育行政に対するさまざまな関心、様子をお伺いし、教育委員の活動についても多くの関心を持って見ていただいてると感じました。そういう意味でも、我々としては一層気を引き締め、いろいろなことに取りかかっていかないといけないという思いを強くいたしました。

また、特段活動ということがなかったものですから、私のことを申し上げようと思います。この5月から6月の間、私の元同僚であるとか、高校の校長仲間との会合が割と多くありまして、主として私よりも年配の方々の席へ出ることがございました。それは、気楽な場の話、昔の話ということではあるのですが、その中で特に印象に残ったことを申し上げておこうと思います。

その多くの方が大学で職を得ておられ、そして引退された方もいらっしゃいます。委員長をはじめ、そういうお仕事の方がいらっしゃるわけですが、違う大学で、違う中身の仕事をされている複数の先生方が共通に言っておられたことは、何年かの間で学生のありようが変わってきている、ということです。なかには10年ぐらい職についておられる方もあり、その方は70歳ぐらいになっておられる。そういう方との話のなかで、今、大学が授業についての評価を学生たちから受ける、ということが話題となります。以前から進められてきているわけですが、現実にどんなことが起こってるかというと、大学によって違うかもしれませんが、厳しく授業をするということが心理的に難しくなっている。もう言わないでおこう、という感じになってる実態の嘆きといいますか、これでいいのかという思い、そんなことをかなりおっしゃられていたのが印象的でした。

つまり、学生の評価のありようということと、大学の授業、講義の質を高めるということが、うまく結びついてない。一部、給与にも反映させるという仕組みの大学もあるかもしれません。それがどのように活かされていくのだろうか、ということです。大学の講義によって、学生の地位が高まっていくという方向のものであるはずなんですが、そうなっておらず、結局ゆるい講義になっているということを自戒を込めておっしゃられる。そういう点が学生による評価の現実の難しさなのだということを痛感させられたところです。

もちろん、枚方市を含め行政における評価、保護者と子どもの評価というのは行われていくわけであり、そしてそれはもちろん違うレベルなんですが、そのことが学校の教育活動に向けて教員の質を高める、つまり授業の質を高めるということに向けてどのように働いていくかということは、うまく仕組みをつくっていかないと難しいだろうということを改めて感じさせられました。そういうことを痛感したということがありましたので申し上げました。

以上です。

山下薫子 委員

学校も夏休みに入りまして、小学校での水泳教室とか、学校プールの開放、中学校でクラブ活動など学校管理下の子どもたちの生活が続きますので、先ほど委員長からもお話ありましたように、安全管理の面で各学校、十分な注意を払っていただきたいとお願いしておきます。

先日テレビ報道で示されていた子どもに関するデータでちょっと驚いたものがありましたので紹介させていただきます。

子どもが不審者に出会ったケースについてのアンケートなんですけれども、相手を不審な人だと認識した割合がどのようなものだったかというものです。小学生の中学年以下で、過半数が相手を不審者と感じなかったということ、さらに低学年では70%以上が不審者だとは全く感じなかったという結果のようです。それには驚いたのですが、私たち大人は、子どもに対して、不審者が近づいてきたら、絶対ついて行かないようにとか、大声を上げるようにとか言いますけれども、そもそも子どもにとって不審者は不審な人に見えにくいということだろうと思います。

不審者をいかにして認識させるかということがちょっと難しいことなのかなということを感じました。誰でも疑うように、と教えるわけにもいかないので、子どもたちには自分で判断する力をつけさせることが大切なのかな、というふうに感じます。

これに少し関わることですが、各学校で毎年地域安全マップを作成して、交通安全や、不審者対策など危険箇所の確認、指導をしていただいていますが、マップは子どもたちが自分自身で考えてつくることが非常に効果的だということも、そのテレビ報道で危機管理の専門家がおっしゃっていました。

それはどういうことかといいますと、マップを作ったことで満足してしまうのではなくて、「どこがなぜ危険なのか」を実際に現場を見たり、写真を通して子どもの視覚的能力を生かして理解させるということが大人と違って子どもの場合は非常に大事だということらしいです。子どもを閉じ込めておくわけにもいかないので、いつも歩く景色を目で見て、危険箇所がなぜ危険なのかということを理解しながら認識させるということによって、初めて行った場所でもそれが応用されて、視覚的に危険を直感して理解する能力につながる、というようなお話でした。多くの言葉よりも目から通して感じとることが子どもには大事なのかなということをそのお話で感じたところです。これは、家庭や学校で安全指導の一つのヒントになるかな、ということを感じました。

以上です。

吉村雅昭 委員

管理職選考、それから、懇談会等については全く一緒でございます。この間、今指導している学生について、特に教員採用等の指導をしているのですが、大阪府については面接が終了し、一般教養、教職教養等の試験があったということです。試験はまだ続いているわけですが、他府県から帰ってきた学生に話を聞くと、どんな質問、面接されたということについては、非常に幅広い内容を質問されたとのことです。また、どんな問題が出たかについては、今回の大阪府の教員採用試験の教職教養の問題の中で、平成22年に出されました「生徒指導提要」と言われている、これはものすごいボリュームのものなんですが、その中から出題されたとのことでした。後で改めて見ると、内容が非常に多岐に渡っており、いじめや体罰、それからカウンセリングマインドとかいうことも含めて、かなりの内容をしっかり書かれたものでした。その中から、この項目が出題されるのか、というところがピンポイントで出たということです。

何が求められているかということは非常に難しいのですが、このご時世ですので、特に場面の対応というところで、面接も含めて知識を求められてる、ということについては、学生は改めて自分の勉強不足を感じましたということを言って帰ってきています。

我々も、法令的なことも含め、出されました通知や答申などについては、目を通していかなければというふうに思いました。

例えば、文科省が今までの表記をもう一回見直すということがあり、これも非常に気になりました。「子ども」について、子どもの「子」に平仮名で「ども」という表記であったり、あるいは「こども」と平仮名で書いてたりするのを、昔に使っておりました、子どもの「子」に漢字で「供」と表記いうことに統一する、ということが記事に出ておりました。

今後、教育再生等の会議などさまざまなところで問題提起がなされたことを、各都道府県、市町村がどのように捉えていくかということがあります。枚方スタンダートの中での表記のこともそうです。今回タイムリーに表記の話がありましたが、枚方市としてどのような表記をし、その理由はこうだから、ということが明確に説明できるよう、ポリシーを持ちながらやっていかないといけないという気がしました。また、そういう情報等についても、私の知る限り、お話をさせていただきたいと思っております。

以上です。

南部一成 教育長

7月の8日と9日に、北河内7市の地区教育長協議会の行政視察で石巻に行ってきました。震災後の復興に向けた取組と、被災した学校現場における教育の取組から、今後の行政課題を考えていくということで視察したわけなのですが、仙台空港の上空から6メートルを超える防波堤の工事が何キロにもわたって行われているのが見えました。防波堤の内側に、雨にぬれた景色だったんですが、広々とした緑の大地が広がっていました。着々と復興しているなというのが飛行機からの印象でした。

しかし、現地に足を踏み入れると、緑に覆われた土地は海水が畑や田んぼに入り、また作物が試験的にしか植えることができず、強い雑草が茂っていた状態で緑だったという現実でした。住宅地は、家屋の基礎部分のコンクリートが残ってるだけの状態でした。今後は防波堤に5メートル前後のかさ上げ工事をして宅地を区画整理をするということでしたが、人口の流出で区画整理の範囲が明確にできないこと、また土地の権利関係の整理等のための人員が足りないので、土地関係に詳しい公務員の派遣をお願いしたいという話がありました。

報道で見ていた印象と随分違って、復興はまだまだ遠いなというふうに感じました。やはり、目で見ることの大切さ、実際に見ることの大切さを感じたところです。

次に湊小学校に行き、震災当時の養護教諭から、避難所であった小学校での避難者と子どもを預かる学校との関係や、校長と教員の関係などの話から、学校を預かる校長の覚悟のお話をお聞きしました。また避難場所における教職員の関係は、校長が父親であり、教頭が母親、教職員が子ども、という疑似家族のような状況で、かたいきずなで結ばれ、初めて苦難を乗り越えたというような話がありました。

避難場所では、情報もない、市からの応援もない、隔離された学校において、特に校長のリーダーシップの大切さというものを痛感したというような報告もありました。これからの避難場所での校長の役割というのは非常に重要と思っていますし、震災の内容によっては、市からの応援なしの状況でどうしていくのか予測しておく、ということが大事だろうと思っています。

特に印象に残りましたのは、初日は避難されている方は大きな混乱はなかったが、二日目、食べる物がないことについて、学校が準備をしていないことに対する苦情や不満が学校長に一点集中した際、校長は、教員に責任転嫁することなく、前面に立って交渉をしていたという話です。その話を聞いて、自分たちも内にいる子どもをいかに守るか、ということで団結できましたという話がありました。非常に印象の深い養護教諭の話だったと思ってます。

以上です。