広報ひらかた

市民登場 No.692

フォークデュオ「TANEBI」のボーカル

上田 和寛さん

◆うえだたかひろ 平成25年に杉山勝彦とフォークデュオを結成。5月24日(水曜日)にMusicClubJANUS(大阪市)でライブ予定。詳細はオフィシャルサイト(ホームページアドレス、http://usagi-since2017.com/)参照。南中振在住。38歳。

 自らを「目立ちたがりで寂しがり屋」と評する。小学3年生のとき先生にほめられ、歌う楽しさに目覚めた。以来、歌のうまさにこだわる。「認められたいという気持ちが強いから」。

 6年前、東京でのストリートライブで声を掛けられた。嵐やAKB48など、ヒットチャートを席巻するアーティストに数々の楽曲を提供している音楽プロデューサーの杉山勝彦だった。歌唱力と人を引きつけるパフォーマンス力を絶賛され、夢を語り合う仲に。「二人なら大きな夢が見られると感じました」。杉山が作るメロディーは他の誰の曲よりも歌いやすく、その美しさに感動した。「一緒に音楽をやろう! 今しかない」。杉山への熱烈なアプローチの末、フォークデュオを結成。「いつも自分の直感に従って動いてしまいます」。

 20代でバンド活動を始めたが「音楽だけでは食えない」と仕事もしていた。しかし、「才能があるんだから、もっと本気で音楽に打ち込んで」というメンバーの言葉に心揺さぶられた。32歳で仕事を辞め、大阪市内で年200本を超えるストリートライブを敢行。自作CD10枚を1日の売り上げノルマと決め、達成できないときはスナックで「流し」をして稼いだ。「音楽で生活すると決めたから、やり切る」。東日本大震災をきっかけに誰かのために音楽を届けたいと思うようになった。「人の喜びが自分の喜びにつながる」。

 「TANEBI」としては4月末にセカンドシングルを発売し、12月には収容人員2000人を超えるホールでのワンマンライブを控えている。ソロでも全国を回る一方、4月からFMひらかたでパーソナリティーを務める番組もスタート。「枚方のテーマソングを作ってどんどん盛り上げていきたいですね」。70周年を迎える地元への愛着は深い。