広報ひらかた

市民登場 No.688

最高齢夫婦マラソン完走 ギネス記録保持者

内田 昌詞さん・良子さん

◆うちだまさつぐ・りょうこ 平成27年10月の大阪マラソンで夫婦合計年齢161歳349日がギネス記録に。昨年10月の「しまだ大井川マラソン」で記録を更新し、現在申請中。山之上在住。昌詞さん83歳・良子さん80歳。

 合計年齢163歳にして体脂肪率は脅威の10%前後。月に120キロメートル〜150キロメートルを走りこみ、ほぼ毎日通うスポーツジムでは筋トレを欠かさない。「基本は運動、食事、睡眠です」と体調管理も万全。1日7時間〜8時間は必ず寝て、3食をしっかり摂る。「孫たちから『おじいちゃんとおばあちゃん、めっちゃ食べるね』と笑われています」。

 若い頃から運動が趣味だった2人は勤め先で知り合った。社内の各種スポーツ同好会で意気投合。「登山、スキー、卓球、テニス、水泳…。好きなことが何もかも一緒で」。昭和34年に結婚した。登山では北アルプスなど3000メートル級の山々を2人で踏破するほどのめり込んだ。

 走り始めたのはわずか6年前、70歳を過ぎてから。ジムのイベントで初めて2人で4キロメートルを走った。「道端の花や自然、流れる風景が心地良くてね」。徐々に距離を伸ばし、3年後にはフルマラソンを初完走。「2人揃って走りきったことが本当にうれしかった」。30キロメートルを超えると苦しかったが、「沿道から孫をはじめ家族全員が励ましてくれるので、よーし、頑張らなくちゃと」。以後、走った後の達成感が病みつきに。「大好きな登山と同じ」。ギネス記録はランニングの指導者から「日本一かも」と言われたことがきっかけだった。調べてみると、当時の記録は161歳81日。「これはいけるんじゃないか」。1年後の大阪マラソンを目指して徹底的に走りこみ、世界一の座に。「この年になってこんなに素晴らしい人生が開けるなんて」と顔を見合わせ、目を細める。

 お互いを「世界で一番大切な人。いない人生なんて考えられない」と言い切る。いつも笑顔を絶やさない、まさに「おしどり夫婦」だ。目標は、記録を更新しながら平成31年の結婚60周年を迎えること。その翌年には東京オリンピックがある。「2人で聖火ランナーを務められたら最高ですね」。