広報ひらかた

新春インタビュー2016

人もまちも、もっと輝く枚方に

 新春企画として、ゆかりの著名人や枚方を盛り上げようと頑張っている市民、事業者の皆さんに直撃インタビュー!ふるさと枚方や仕事への思い、新年の抱負などを語ってもらいました。

足元にある「ええとこ」伸ばして
漫才師 ハイヒール・リンゴさん

 ◆ハイヒール・リンゴ 昭和36年生まれ。殿山第一小・第一中出身。57年に漫才コンビ「ハイヒール」を結成しテレビ・ラジオなどで活躍。情報番組の司会者としても人気を集め、昨年、聴講生として通う大阪学院大学から、経済学を分かりやすく解説した活動が評価され名誉博士が授与された。

―情報番組の司会者として金融論の勉強をされているそうですね

 学生の時、経営学を学んだんですけど結局身に付いてなくて。ずっと世の中は政治が動かしてると思ってたけど、実は経済なんですね。経済といえば金融、お金の流れです。番組内で自信持ってコメントするために勉強を始めたんです。おかげで普段聞かないような難しい言葉を、生活で使用している分かりやすい言葉にかえて説明することができてきたかなと思ってます。

―情報を得る方法は?

 私は紙世代やから新聞を読むことが好きですね。ネットのニュースも見るけど、誰かが結婚した話もテロも同じ大きさで優先順位が分からない。新聞は表1面か、裏1面に載っているかで世間の評価が分かるんですよ。

―東京で仕事していて枚方の知名度は

 知名度なんてないです。全然ない(笑)。でも、大阪の人って東京を意識しすぎじゃないかと思うんです。自分らの足元見て、大阪のええとこ伸ばしたらええんちゃうかな。枚方にもいいところはいっぱいあると思うんですよ。東京にはないところをもっと伸ばしていったらと思います。

―住んでいた頃と比べて枚方のイメージは

 私が小・中学生のときはどんどん人口が増えている時期で、校舎の建設が追いつかなくてプレハブで授業を受けたくらい。あの頃と比べると、子どもが減ってさびしくなりましたよね。

―選ばれるまちになるには

 大切なのはやっぱり教育やと思うんです。それに枚方には大学生も多いでしょ。もっと市内に学生さんが遊んだり何かできる場所があったら、にぎわいにつながるんじゃないかな。

―社会に出る若者にアドバイスを

 これからは能力が評価される時代です。コミュニケーションでも、運動でも、料理でも、何か1つ得意分野を見付けることが必要だと思います。親にお金を出してもらって漠然と学校出てなんとなくっていうのは通用しません。何か自分の武器になるものを持って頑張ってください。

「人の力」がまちの強み
枚方市長 伏見隆

◆ふしみ・たかし 昭和43年生まれ。高陵小・第一中出身。市議会議員・府議会議員を経て、平成27年9月に市長に就任。妻と一男一女(双子)の4人家族。

 今後も人口減少が予測される中で、枚方も外から人が集まり住みたいと思ってもらえるまちづくりをしていかないといけない。駅前ににぎわいを取り戻し、子育て教育環境の充実にも力を入れたい。 枚方には年間通じて市民主体のイベントがたくさんあります。そんな「人の力」が何よりの強み。「枚方おもしろいやん」と人が集まってくる取り組みを後押ししたいですね。 好きな言葉は「失敗とは成功する前にやめることである」、松下幸之助さんの言葉です。今年は本格的な取り組みをスタートさせる1年。粘り強く挑戦していきます。枚方が元気になるまちづくりを一緒にやっていきましょう。
実は、リンゴさんとは第一中学校・寝屋川高校・京都産業大学と出身校が同じなんです。大学はゼミまで同じ。身近に活躍している人がいると誇らしいですよね。

▲12月10日、枚方市駅中央改札前のFMひらかた駅なかスタジオに生出演。今後も市政、まちの話題、時事問題などを話す「フラット駅スタ779」を不定期に放送予定。

枚方は作曲の原点 ロックバンド アンダーグラフ

◆アンダーグラフ 平成11年結成。平成16年のデビュー曲「ツバサ」が売上40万枚を記録し、一躍人気バンドに。ワクチン普及のために印税を寄付するなど社会支援活動にも積極的に参加中。平成26年にミニアルバム「未来は続くよどこまでも」で再メジャーデビュー。

 離れて分かったけど枚方はすごく過ごしやすい。品もあるけどくだけている…そんな「人の雰囲気」がいいですね。 夢に生きたいと東京へ行きました。何かをつかまないと帰れない…そんな気持ちを素直に歌ったのが「ツバサ」です。枚方は作曲の原点。自分の柱です。恩返しをしたいという気持ちがずっとあって、昨年、枚方市内に音楽プロダクションを立ち上げました。10月の蹉跎生涯学習市民センターでのライブでは地元の人たちに「いつでも帰っておいで」と声を掛けられてうれしかったですね。今年はバンドとしてライブ活動に力を入れます。日本だけでなく海外でも。もちろん枚方でも皆さんに歌を届けたいですね(真戸原さん)。

ベース 中原一真(なかはらかずま) さん

小さい頃、山田池公園で釣りをしていたら30㎝くらいのカニを見ました。でも、誰も信じてくれません(昭和52年生まれ。田口山小・長尾西中出身)

ボーカル 真戸原直人(まとはらなおと) さん

小学生の時、家出したことがあるんです。相談なしに家族が犬を飼っていたことにすねて。でも場所はすぐ近くの蹉跎公民館(現・生涯学習市民センター)。夜は閉館するのでちゃんと家に帰って寝ました(昭和52年生まれ。蹉跎小・第二中出身)

ドラムス 谷口奈穂子(たにぐちなおこ)さん

中学生の頃はビブレに姉とよく買い物に行きました。今でも帰った時は京阪百貨店やくずはモールに行きます(昭和56年生まれ。寝屋川市出身)

サッカーでまちを一つに
元Jリーガー 新井場徹さん

◆あらいば・とおる 昭和54年生まれ。船橋小・招提北中出身。平成10年にガンバ大阪ユースからトップチームに昇格。平成16年、鹿島アントラーズに移籍し、J1リーグ戦3連覇を含む7つのタイトル獲得に貢献した。平成25年からセレッソ大阪に移り昨季引退。11月、500試合以上出場した選手から選ばれるJリーグ功労選手賞を受賞。枚方市在住。

 Jリーグ参入を目指し新井場さんが平成16年に設立したサッカークラブ。社会人リーグ5部からスタートし、現在は関西リーグ1部に所属。幼少期、小・中学生の育成も行う。

「中3の時にお世話になった先生に声を掛けられて」と開いた桜丘北小でのサッカー教室(11月14日)。

 生まれ育った枚方が大好きです。友人もたくさんいるし。ぼくみたいに枚方好きな人っていっぱいいると思うんですよ。「FCティアモ枚方」で、もっと地域が一つになれればいいなって。9年間プレーした鹿嶋市(茨城県)って、小さなまちなんですけど、週末にはサッカーを観にたくさんの人が集まる。Jリーグのチームができれば、まちのシンボルになると思うんです。子どもの可能性は無限です。だから、夢や目標を胸張って語ってほしい。子どもたちが地元でプロになれたら素晴らしいですよね。 引退して1年になる今年は、もっとティアモのことを知ってもらいたいし、子どもたちにサッカーの楽しさや技術を伝えたい。Jリーグで見てきた強いチームの作り方とか、みんなで応援する形とか、経験を枚方に還元していきたいですね。

「オモロい枚方」発信してます
地域情報サイト 枚方つーしん

◆ひらかたつーしん メンバー12人。平成20年開設。愛称は「ひらつー」。枚方市民向けに「開店・閉店情報」など独自の視点でのマニアック情報が満載。月間170万アクセスを誇る。

ふろ グルメ取材のたび思うけど、ランチ食べられるお店いっぱいあるよね。昔からある古い食堂にオシャレなメニューがあったり。
ばばっち 住んでいても知らないことってたくさんあるよね。
ふろ 津田サイエンスヒルズの取材でも、枚方にこんな会社あったんや!って改めて思ったわ。
ばばっち メード・イン・ヒラカタ!枚方で生まれた工業製品の多さにびっくり。市内にギュッと集まっているのがすごいよね。
くら サイエンスヒルズは夜景もお勧め!「枚方宿くらわんか五六市」は市外の人からもすごいって言われた。歴史街道をうまく使っているのは珍しいって。
ふろ 出身地の岡山から友達が来たときはいつも枚方市駅からひらパーまで歩いてる。雑貨見たりカフェに立ち寄ったり、めっちゃ楽しいから一回は行ってほしいな。
ばばっち 私は子どもを連れて河川敷行くよ。バーベキューしたりお昼寝したり。木がぽつんと立っているところ、あそこだけ見たら外国みたいに見えるよね?
ふろ 穂谷もドライブにいいよね。
ばばっち 枚方、いろんな顔があるね。
くら 年を重ねるごとに生まれ育ったまちの良さを知っていくね。
ばばっち 枚方って公園は多いけど、雨の日に子どもが遊べる屋内施設がもっとあればって思う。車乗らないから駅前にほしいな。取材先でもそういう声多いよ。
ふろ 学校給食を取材して、素材や調理法をすごく工夫していることを知って。だから一般の人も給食食べられる施設があれば面白いよね。枚方食堂とかどう?
くら 食育にもなるよね。今年もいっぱい取材して、ひらつーを枚方の辞書みたいに使えるようにしていきたいね。

市駅前再生の起爆剤に
株式会社ソウ・ツー 吉冨聡さん

◆よしとみ・さとし 昭和43年生まれ。TSITE事業を手掛ける株式会社ソウ・ツー執行役員・不動産事業本部不動産企画部部長。

上質な時間届ける「まちのリビング」に

 コーヒーを飲みながら本や雑誌を読め、一日中ゆったりと過ごせる滞在型の空間で上質な時間が流れる場所にしていきたいと考えています。読みたい本の先には関連するお店があり、詳しく説明する人(コンシェルジュ)もいて、日常をより豊かにする暮らし方や過ごし方を提案していきたい。 コンセプトは「まちのリビング」。ゆったりと豊かな時間を過ごしてから、自分の家に帰っていくという感覚です。

気持ちを動かすきっかけに

 枚方市駅は乗降客約10万人で京阪沿線3番目の利用数です。周辺には医療、教育、行政機関、淀川などの自然もそろっているのに「居心地」が良くない。良くするには「枚方市駅周辺再整備ビジョン※」にあるように、魅力をつなぎ、まち全体に回遊性を持たせる必要があります。T‐SITEができることで人が集まり駅前再生の起爆剤になれば。「居心地の良い空間をつくりたい」「店舗の魅力を高めたい」「駅前をもっと楽しみたい」と市駅前を利用する全ての人の気持ちが動くことが大切です。自信と誇りを取り戻すきっかけにしてほしい。

ライフスタイルを提案する新たな商業施設として大きな話題を呼んだ東京の代官山T-SITE。枚方市駅南側の旧近鉄百貨店跡地に建設が進む「枚方T-SITE」は代官山、湘南に続く関西初のプロジェクト。枚方市駅前発祥の蔦屋書店を中心とした地下1階、地上9階建て。8階には市街を一望できるテラス付きのレストランも入る。
▲特徴的なデザインは本棚から情報が飛び出しているイメージ。透明感のあるガラス張りで、夜は駅前を明るく照らす。

※枚方市駅周辺再整備ビジョン まちの中心市街地にふさわしい再整備を目指し市が平成25年3月に策定。交通環境の改善と人々の行動範囲を広げることで人が主役の「ゆとり」とにぎわいのあるまちづくりを目指す。