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特集
教えて! ひこぼしくん 枚方市の予算

 平成27年度の当初予算が決まりました。今回の特集では、市がどんなことにお金を使っているのか、ひこぼしくんをナビゲーターに紹介します。

問合せ先、財政課 電話841-1311、ファクス841-3039

Q 枚方市の予算ってどういうものなの?

A 入ってくるお金と使うお金の見積もりなんだよ

 1年間にどのくらいの収入があって、どのような行政サービスにどのくらいの費用がかかるかを見積もったものを「予算」っていうんだ。もちろん、入ってくるお金の範囲内で費用の見積もりをするんだよ。

 入ってくるお金の半分近くは市税なんだ。市税には、個人や会社の収入にかかる市民税、持っている家や土地にかかる固定資産税など、いろんな税金があるよ。

 市に入った税金は道路や公園の整備、予防接種や学校の運営、消防、ごみ収集など、さまざまなことに使われるんだよ。みんなが安心して暮らせる社会が成り立つんだね。

Q どうやって予算は決まるの?

A 市長が予算案を作成して市議会が決定

 市長が検討を重ねて作った予算案を市議会に提出。市議会で市民が望む使い方になっているかチェックされ、決められるんだ。平成27年度の予算は3月16日の議会で決まったよ。

平成27年度の予算がどんなことに使われるのか、具体的に見てみよう!

平成27年度当初予算
安全・安心なまちづくりなど市民生活に密着した事業に重点

一般会計予算は1266億円

 安全・安心なまちづくりなど市民生活に密着した事業として大雨による浸水対策や、保育所の待機児童対策、少人数学級編制の拡充といった子育て・教育の充実などに重点を置いているよ。

一般会計の内訳(%は構成比)

 平成27年度一般会計の当初予算は前年度に比べて41億円増となっています。

歳出(使うお金)
総額1266億円
民生費 612億2223万円(48.4%)
子育て支援や高齢者・障害者施策、生活保護費など
教育費 132億3016万円(10.4%)
学校施設の管理運営、スポーツ振興など
土木費 129億4516万円(10.2%)
道路・公園などの整備や維持管理など
衛生費 115億8813万円(9.2%)
保健所の管理運営や予防接種、ごみ処理など
総務費 111億5406万円(8.8%)
税務、選挙、広報といった市の全般的な管理事務など
公債費 101億2180万円(8.0%)
過去に借り入れた市債の返済など
消防費 46億2302万円(3.7%)
消防や防災活動など
議会費 7億2067万円(0.6%)
議会の運営など
その他 9億9477万円(0.7%)
歳入(入ってくるお金)
総額1266億円
市税 550億2268万円(43.5%)
市民税、固定資産税など市民の皆さんが納める税金
個人市民税は4億8200万円、法人市民税は1億8200万円の増加が見込まれ、市税全体で3億9400万円増。
国庫支出金 244億2304万円(19.3%)
保育所の運営や生活保護など特定の事業を行うため国が交付
府支出金 114億4220万円(9.0%)
医療費の助成や統計調査など特定の事業を行うため府が交付
地方交付税 108億円(8.5%)
自治体間の不均衡を調整し、全国どこの自治体でも一定の行政サービスが確保できるよう国が交付
市債 105億7160万円(8.4%)
公共施設などの整備費や地方交付税の不足分を補うための借入金
地方消費税交付金 58億4758万円(4.6%)
地方消費税を財源として、人口などに応じて府が交付
その他 84億9290万円(6.7%)

歳出の性質別

扶助費
336億2229万円(26.6%)
[昨年度当初予算比 5億3391万円増]
生活保護費・医療費の助成・児童手当の支給など
人件費
219億8118万円(17.4%)
[職員の給与や退職金、議員の報酬などで昨年度当初予算比 14億1043万円増]
物件費
222億1441万円(17.5%)
[昨年度当初予算比 11億5161万円増]
消耗品・備品の購入や光熱水費、施設の管理委託料など
公債費
101億2180万円(8.0%)
[昨年度当初予算比 14億6073万円減]
市が借り入れているお金の返済にかかる経費
繰出金
75億3270万円(5.9%)
[昨年度当初予算比 6781万円増]
特別会計に対して一般会計から支出するお金
投資的経費
64億2856万円(5.1%)
[第一学校給食共同調理場整備事業や京阪本線連続立体交差事業などで昨年度当初予算比 21億8584万円増]
公共施設の整備費
維持補修費
22億15万円(1.7%)
[昨年度当初予算比 1億587万円減]
公共施設の維持補修費
その他
224億9891万円(17.8%)
[昨年度当初予算比 3億1700万円増]

全会計の予算総額は2591億5802万円

 市は、福祉や教育、道路整備などさまざまな事業を行っており、これらは「一般会計」としてお金の管理をしているよ。

 このほかに、7つの特別会計と3つの企業会計があって、一般会計とは区別しているんだ。例えば、国民健康保険は「国民健康保険料」、水道事業は「水道料金」などその事業のために集めたお金を使っているから、財布を分けて管理しているんだ。

各会計別予算額

(単位:百万円、金額は十万の位を四捨五入)

(※各項目、会計区分、平成27年度当初予算、前年度比の順で)

一般会計
126,600
4,100

特別会計・国民健康保険
53,604
8,242

特別会計・土地取得
943
-214

特別会計・自動車駐車場
91
2

特別会計・財産区
78
-1

特別会計・介護保険
27,839
-872

特別会計・後期高齢者医療
5,056
198

特別会計・母子父子寡婦福祉資金貸付金
21
-24

企業会計・水道事業
12,599
-335

企業会計・病院事業
10,472
-6,554

企業会計・下水道事業
21,854
1,656

全会計
259,158
6,199

 ※企業会計の予算は、収入と支出が一致しないため支出額を記載。

 ※端数処理の関係で合計と一致しない場合があります。

「市債」は市の借りているお金のこと

 市が国や銀行などから借りるお金を「市債」というよ。市債の中には、市が公共施設などを整備するために借りるものや、本来国から支払われる地方交付税の不足分を補う「臨時財政対策債」の2つがあるよ。

Q なんで借りるの?

A みんなの負担を公平にしているよ

 市債は借りるお金だから、無い方が良いと考えるのは当たり前。だけど、道路や学校などの公共施設の整備に必要な費用にその年の税金を全てあてちゃったら、その年は他の仕事ができなくなってしまうね。それに、道路や学校はこれから長い間たくさんの市民が利用する施設だから、市債を発行することで今の納税者やこれから枚方市に引っ越してくる人にも公平にその費用を負担してもらうんだ。

 また、臨時財政対策債は地方交付税の不足分を補うための借入金だから、一定の行政サービスを確保する上で必要なんだよ。

Q 将来の負担は大丈夫?

A 計画的に借り入れているよ

 市は、借りたお金の返済で市の財政が苦しくならないように、きちんと計画的に借り入れているよ。また、将来への過度な負担にならないように、積み立てた基金(貯金)を使って借り入れるお金を抑えているよ。

平成27年度の主な事業

今年度の主な事業だよ。

いろんな分野に力を入れているよ

金額は千の位を四捨五入

行政力の強化と市民自治の推進

総合計画の策定(1242万円)
枚方市の目指すまちの将来像を明らかにし、総合的かつ計画的な市政運営を進めるため、第5次総合計画の策定に取り組む。

安全で安心して暮らせるまちづくり

浸水対策を推進(16億4368万円)
蹉だ排水区で雨水貯留施設や雨水管の整備を行い、楠葉排水区で雨水貯留施設の基本設計を行う。さらに、新安居川ポンプ場と溝谷川ポンプ場の排水能力向上に向けた整備を進める。
AEDを市内のコンビニに設置(1190万円)
増設した防犯カメラの運用開始(2072万円)(「市政ニュース」のページ参照)
新消防本部庁舎の建設(8385万円)

子どもの健やかな成長と学びの支援

新たな保育所待機児童対策の推進(14億6622万円)
これまでの取り組みに加え、認定こども園の創設などにより定員増を図る。
留守家庭児童会室の改修(2億4655万円)
施設を改修し平成29年度から小学5年生、30年度から6年生までと、段階的な受け入れ開始を目指す。
第一学校給食共同調理場の整備(27億8297万円)
少人数学級編制を小学4年生まで拡充(8963万円)

都市基盤整備の推進と市内産業の活性化

枚方市駅周辺再整備ビジョンの具体化に向けた取り組み(1750万円)
京阪本線連続立体交差事業の推進(24億522万円)
商店街等の活性化促進(2360万円)

健康・福祉の増進と平和・人権の尊重

外国人住民等が安心して医療機関を受診できるようにするための医療通訳士の派遣(256万円)
出産後も安心して子育てができる産後ケア事業の実施(1766万円)
生活困窮者自立支援事業の実施(2607万円)(「市政ニュース」の参照)
終戦70年平和事業の実施(192万円)

地球環境と住みよい環境の保全

京田辺市と連携したごみの広域処理に向けた取り組み(2000万円)
穂谷川清掃工場第3プラント老朽化対策(6億3120万円)
緑の基本計画の改定(827万円)

歴史・文化を生かした魅力あるまちづくり

総合文化施設の整備に向けた基本設計(1億円)(「市政ニュース」のページ参照)
特別史跡百済寺跡再整備事業(1億1720万円)
憩いと親しみあふれる史跡公園として整備を進める。