ページの先頭です
メニューの終端です。

これからの枚方市立図書館の運営について

[2015年4月14日]

ID:4738

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

以下は、平成26年10月3日から23日にかけて実施したアンケート(テーマ:これからの枚方市立図書館の運営について)の説明資料です。アンケート結果と合わせてご覧ください。

これからの枚方市立図書館の運営について
役に立ち、価値を生み出し、特色ある市立図書館をめざして

枚方市立図書館では、従来人件費の削減など効率的な図書館運営に徹しながら、開館時間の繰り上げ、祝日開館等の市民サービスの向上を図ってきました。これからは、市民ニーズの多様化、情報通信技術の高度化、少子高齢化の進行等の社会の変化や、将来を見通せない財政状況など図書館をとりまく状況の変化に対処しながら、さらにサービスを向上していく方策が求められています。
枚方市立図書館は、今までの発想にとらわれることなく、民間ノウハウも導入しながら、民と官のそれぞれ得意とするところを生かして、運営のさらなる効率化を図りつつ、開館日数や開館時間帯の増加や学校図書館支援の強化をはじめとする子ども読書活動の推進など、サービスを向上していく具体的な取り組みを進めていく必要があると考えています。
枚方市立図書館は、今まで以上に利用しやすく、市民のくらしに役立ち、これまでなかった新たな価値を生み出して、誰からも愛される特色ある図書館をめざして、さまざまな取組を進めていきます。

1.これからの図書館運営の基本的な考え方

これからの図書館運営の基本的な考え方を説明する図

図書館の魅力を最大限まで高める=サービスを拡大・増加する(分子)/運営の効率化によりコストを抑制する(分母)

  • 図書館の魅力を最大限まで高める
    ・最小の経費で最大のサービス提供を目指す
  • サービスを拡大・増加する 分子
    ・開館時間帯・開館日数の拡大
    ・子ども読書活動をさらなる推進
    ・蔵書の充実 など
  • 運営の効率化によりコストを抑制する 分母
    生涯学習施設と図書館の複合施設の一体的な管理と利用状況に応じたフレキシブルな施設運営
    ・同複合施設への指定管理者制度の導入 など

運営の効率化(手段)
効率化の成果によるサービスの拡大・増加(目的)

  1. 民と官がそれぞれ得意とする分野を明確にして、図書館各施設の運営に生かすために、各施設の役割分担を明確化
  2. 役割分担に合った効率的・効果的な管理運営体制を構築
  3. 各施設のサービス向上を図るとともに資源(人材・物・予算)を生み出し、今までできなかったサービスのために再配分する

2.これからの市立図書館の課題

運営の効率化を図りながら、サービスを向上し、図書館の魅力を最大限高めるため、以下の具体的な課題を設定して、その課題解決に向けた取り組みを進めていきます。

図書館の課題

  1. 効率的・効果的な管理運営体制を構築します
  2. 特色ある図書館づ〈りを進めます
  3. 良質なサービスを維持・向上します
  4. 社会の変化への対応のための支援を行います
  5. 市立図書館が今まで蓄積した知識・技術・能力を継承・向上します
  6. 施設の老朽化への対応を行います
  7. 学校図書館蔵書のデータ化および市立図書館のコンピュータシステムとのオンライン化を進めます
  8. 発信力のある図書館づくりを進めます
  9. 中・長期的な図書館政策の企画・立案を行います

3.図書館の課題の解決に向けた取り組み

課題(1) 効率的・効果的な管理運営体制を構築します

中央図書館・分館・分室・自動車文庫という図書館サービスを行う施設等の役割分担を明確にすることで、その役割にふさわしい効率的・効果的な管理運営体制を構築します。

(1)図書館各施設等の最適な役割分担の明確化

a.市立図書館の施設等の配置の基本的考え方

全域サービスの維持・向上
全域サービスは、単に施設(点)を建てるのではなく、図書館を利用する市民の日常生活圏(面)の中に、中央図書館・分館・分室・自動車文庫ステーションという図書館のサービスポイントを設置して、市域全体に図書館サービスの網をかけることで、すべての市民の読書習慣の維持・向上に寄与しようとする考え方です。
枚方市立図書館は、この考え方に基づき、全国に先駆けて施設等の設置を行った図書館として有名で、今後もこの考え万を維持し、図書館サービスの充実に努めます。

b.市立図書館の施設等の役割分担の考え方

現在の考え方
これまでは、図書館各施設等それぞれの役割に関する明確な位置づけはなく、図書館全体のサービスのネットワークを生かして、図書館全体で市民の読書要求に応えていこうとしてきました。
これからの考え方
図書館全体で市民の読書要求に応えていく姿勢に変わりはありませんが、図書館各施設等それぞれの利用実態や求められているニーズ等に応じた役割を明確化することで、それにふさわしい管理運営体制に改め、効率化を図りつつ図書館サービスの向上を図ります。

c.各施設等の役割分担の明確化

中央図書館
項目現在これから課題
コンセプトなし全館の司令塔・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
位置づけ図書館全館の中核施設であるとともに近隣地域における分館の機能も果たす施設で、小説・実用書・児童書から専門書まで、幅広く提供図書館全館の中核施設であるとともに近隣地域における分館の機能も果たす施設で、小説・実用書・児童書から専門書まで、幅広く提供・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割全館および庁内・庁外の調整機能全館および庁内・庁外の調整機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割選書・レファレンス(注)等の専門的サービスのセンター機能選書・レファレンス(注)等の専門的サービスのセンター機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割貸出・予約等の基本的サービスのセンター機能貸出・予約等の基本的サービスのセンター機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割障害者サービスのセンター機能障害者サービスのセンター機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割児童サービスのセンター機能児童サービスのセンター機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割学校図書館支援のセンター機能学校図書館支援のセンター機能・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
役割図書館政策の企画立案図書館政策の企画立案・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など
その他各機能を強化するため、それを担う専門的スタッフの計画的な育成を行う・中央館機能の強化
・専門的スタッフの退職に備えた新たな専門的スタッフの配置 など

(注)レファレンス…知りたいことを職員にたずねて必要な資料等の提供を受ける「調べもの相談」のこと

分館
項目現在これから課題
コンセプトなし普段使いの図書館・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
位置づけ人口が集中している各地域に設置する比較的規模の大きい図書館施設で、小説・実用書・児童書等を中心に提供人口が集中している各地域に設置する比較的規模の大きい図書館施設で、小説・実用書・児童書等を中心に提供・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
役割貸出・予約等の基本的サービス貸出・予約等の基本的サービス・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
役割選書・レファレンスサービス等の専門的サービス選書・レファレンスサービス等の専門的サービス・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
役割対面読書等の障害者サービス対面読書等の障害者サービス・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
役割おはなし会等各種行事図書館利用の拡大のため、各種行事等については、内容を充実・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
その他選書は購入希望リストを中央図書館に送付し、中央図書館での選書会議を経て決定選書は購入希望リストを中央図書館に送付し、中央図書館での選書会議を経て決定・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
その他分館で対応が難しい難解なレファレンスは中央図書館で対応分館で対応が難しい難解なレファレンスは中央図書館で対応・生涯学習施設と図書館の複合施設における運営能率の向上と運営コストの削減
・生涯学習施設と異なる開館日数・開館時間帯の統一等のサービス向上 など
分室
項目現在これから課題
コンセプトなし居場所としての機能を重視・利用実態を踏まえた施設の有効活用 など
位置づけ分館設置の対象にはなりづらいが、比較的人口が集中している各地域に設置する施設分館設置の対象にはなりづらいが、比較的人口が集中している各地域に設置する施設・利用実態を踏まえた施設の有効活用 など
役割貸出・予約等の基本的サービス貸出・予約等の基本的サービス・利用実態を踏まえた施設の有効活用 など
役割おはなし会等各種行事おはなし会等各種行事・利用実態を踏まえた施設の有効活用 など
役割地域密着型の特性を生かした親子連れや高齢者等の居場所としての機能を重視・利用実態を踏まえた施設の有効活用 など
自動車文庫
項目現在これから課題
コンセプトなし図書館サービスのセーフティネット・自動車文庫車の買換え
・高齢化が進む運転要員対策 など
位置づけ固定施設を利用しにくい地域で巡回サービス固定施設を利用しにくい地域で巡回サービス・自動車文庫車の買換え
・高齢化が進む運転要員対策 など
役割貸出・予約等の基本的サービス貸出・予約等の基本的サービス・自動車文庫車の買換え
・高齢化が進む運転要員対策 など

(2)生涯学習施設と図書館の複合施設(分館)への指定管理者制度の導入

図書館分館の役割分担と課題を踏まえ、導入の効果が期待できる複合施設に指定管理者制度を導入し、効率化(運営能率の向上と運営コストの削減)を図るとともにサービスの向上を図ります。また、効率化により生み出した資源(人材・物・予算)をさらなるサービス向上のために再配分します。

a.指定管理者制度とは?

指定管理者制度は、自治体等の施設の管理や運営を、株式会社をはじめとする営利企業や財団法人、NPO法人、市民グループなどの法人、その他の団体に代行させることができる制度で、図書館へ平成25年度までに導入済または平成26年度以降導入予定の市町村は、全国で214自治体にのぼっています(日本図書館協会調べ)

b.複合施設(分館)への指定管理者制度導入の中身

  • 運営の効率化
    ・施設の一体的な運営(2階と1階それぞれにあるカウンター窓口を1つに集約するなど)
    ・指定管理者制度の導入による繁忙状況等に応じた人材投入
  • サービス向上
    ・開館日数・開館時間帯の増加(生涯学習施設と統一)
    ・民間ノウハウを生かしたサービス(ホスピタリティ(注)・行事)
    ・事業目的・内容に合わせた施設の一体的な運用
    (注)ホスピタリティ…いわゆる「おもてなし」のこと
  • 資源(人材・物・予算)の再配分
    再配分先
    ・特色ある図書館づくり 子ども読書活動の推進に重点的に資源を投入し特色とする
    ・良質なサービスの維持・向上
    ・社会の変化への対応のための支援

指定管理者制度導入に伴う効果額については、現在管理者に委ねる業務の精査中ですので正確にはわかりませんが、府内の先行事例の調査では、概ね現在の運営経費の1~2割程度の効果があり、本市においてもその程度の効果が見込めるのではないかと考えています

課題(2) 特色ある図書館づくりを進めます(子ども読書活動のさらなる推進)

(1)なぜ子ども読書活動に注目するのか?

  • 読書活動の必要性
     読書活動は、子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことができないものです
  • 読書と通じて得られるもの
     読書を通じて、読む力および書く力並びにこれらの力を基礎とする言語に関する能力を涵養することができます

未来を担う子ども達がこういった力を身につけることは、本市、ひいては我が国の継続的な発展のために大変重要なことです
平日に読書を「全くしない」と回答した本市の小・中学生は、平成23・24年度よりも平成25年度の方が増加しており、全国平均よりも小学生は約7%、中学生は11%多いという調査結果が出ており、早急な対策が必要です。(数値は「平成25年度 全国学力・学習状況調査」より)

(2)図書館内外での子ども読書活動の推進

図書館内外での子ども読書活動の推進を説明する図

既存の取り組み

  • 日常的におはなし会を開催
    ・職員
    ・ボランティア
     ボランティア養成(各図書館で養成)
  • 市民団体向けの図書の貸出
  • 子ども向けの各種行事の開催
  • 学校との連携事業の実施
    ・調べ学習コンクール
    ・朗読大会
    ・出前おはなし会 など

新たな取り組み課題

  • 児童書・児童書コーナーの充実
  • 団体貸出用図書の充実
  • さらなる事業の充実(学校との連携事業の実施:調べ学習コンクール、朗読大会、出前おはなし会など)

(3)学校図書館支援 特に重点的に取り組みます!

学校図書館支援について説明する図

読書力・読解力の向上により学力の向上に資する

既存の取り組み

  • 学校図書館支援
    ・学校司書の派遣(平成26年6月から3中学校に対して派遣)
     学校図書館運営
    ・団体貸出図書の配送(平成26年9月から3中学校区を中心に計14小学校に配送)
     学校巡回便運行
    ・専門的なアドバイス

新たな取り組み課題

  • 学校図書館支援
    ・団体貸出用図書の充実
     読書支援用・調べ学習用
    ・学校図書館蔵書の有効活用
     蔵書のデータ化
     オンライン化
    ・学校図書館ボランティアの養成
    ・派遣・運行先の拡大(学校司書の派遣、団体貸出図書の配送)

課題(3) 良質なサービスを維持・向上します

(1)司令塔としての中央図書館機能の強化

複合施設への指定管理者制度の導入後、中央図書館は全館の司令塔として、専門的なサービス提供とともに、全館のコントロールを行う必要があるため、その機能を強化します

  • 専門的なサービス(選書・レファレンス・障害者サービス・子ども読書活動支援など)の安定的な提供
  • 児童サービス・学校図書館支援・障害者サービス等のセンター機能
  • 職員が窓口サービスを行い、市民ニーズや利用状況を把握
  • 市民ニーズを踏まえたまちづくりに資する図書館政策の企画・立案

(2)資料の充実

運営の効率化により生み出した資源を活用して資料の充実を図ります

  • 蔵書計画に基づく資料の計画的な収集と魅力ある蔵書の構築
  • 電子書籍導入に向けた準備

課題(4) 社会の変化への対応のための支援を行います

変化の激しい社会では、変化に対応するため、常に新たな知識を身につけ、学び続けることが必要です。市立図書館は、みなさんに代わって資料や情報を収集し、提供することにより、市民のみなさんの学びを支援し、役に立つ図書館を目指します

支援内容

  • 高度情報化への対応のための支援(情報活用能力[情報リテラシー]の育成支援)
  • 自己決定・自己責任が求められる時代への対応のための支援
  • グローバル社会の進行への対応のための支援
    ・ビジネス支援
    ・世界で活躍できる子どもの育成への支援
  • 少子高齢化に合わせた支援
    ・全域サービスの維持
    ・生涯学習の場の提供と学んだことを生かす場の提供

課題(5) 市立図書館が今まで蓄積した知識・技術・能力を継承・向上します

(1)専門的スタッフの必要性

図書館の仕事
図書館の仕事といえば、カウンターで図書を貸し出しているシーンを思い浮かべる方が多いと思います。実はそこに至るまでに、利用者のニーズや学問体系を意識した蔵書のバランス等を考慮した選書、蔵書の分類等の作業が存在し、また市立図書館が所蔵していない図書のリクエストが出た場合は、全国の図書館の蔵書を検索し、取り寄せ等を行うなど、さまざまな知識・技術が要求される作業が存在しています。
また、利用者からの調べもの相談(レファレンス)も積極的に受け付けていますので、「~についてレポートが書きたいので、関連する資料を揃えてほしい」と依頼があれば、さまざまな情報ツールや今まで蓄積した経験を生かして、利用者に代わって図書館のスタッフが資料を揃えて利用者にお渡ししています。その他対面読書や録音・点字図書の制作、手話によるブックトークなど、障害者サービスも積極的に行っています。
近年は学校図書館支援にも力を入れていますので、スタッフが持つ児童書の知識を生かしながら、学校と連携して児童・生徒の読書力・読解力の向上に寄与しています。
さらに、本市が進めるまちづくりとリンクさせながら、市民に喜ばれるどんな図書館を作っていくのかという図書館政策の企画・立案も図書館スタッフの重要な仕事です。

良質な図書館サービスを維持・向上させるためには、図書館サービスを提供し、サービスをマネジメントする、豊富な知識と豊かな経験を有する専門的スタッフ、そして関係部署と連携し、本市のまちづくりとリンクさせながら図書館政策の企画・立案を行う企画部門の専門的スタッフの存在が不可欠です

(2)専門的スタッフの計画的な配置

a.図書館運営に必要な専門的スタッフ

  • サービススタッフ
     質の高い図書館サービスを市民に提供するための専門的な知識を身に付けたスタッフ
  • マネージメントスタッフ
     自ら図書館サービスも行い、各種サービスに係る全館の調整を行うとともに、サービスの内容を調査研究して、質を高めるしくみを作るスタッフ
  • 企画部門スタッフ
     図書館の利用状況や全国的な動向、本市が進めるまちづくり等を考慮して図書館政策を企画立案するスタッフ

b.各専門的スタッフの配置

各専門的スタッフの配置について説明する図
  • サービススタッフ
    ・中央図書館(自動車文庫)
     市職員のスタッフを配置
    ・分館
     複合施設には、指定管理者のスタッフを配置…指定管理者によるスタッフの研修を義務付ける
    ・分室
     市職員のスタッフを配置
  • マネージメントスタッフ
    ・中央図書館
     市職員のスタッフを配置
  • 企画部門スタッフ
    ・中央図書館
     市職員のスタッフを配置

サービススタッフは市民ニーズ、利用実態等の市民の図書館利用に係る生の情報をマネージメントスタッフに把握・報告する
マネージメントスタッフは各サービスに係る動向を企画部門スタッフに報告する
企画部門スタッフは今後の図書館運営の方針をマネージメントスタッフに支持する
マネージメントスタッフは各館の意見・報告を踏まえ、今後の各サービスの進め方についてサービススタッフに指示する

c.市職員の新たな専門的スタッフの配置

現在市立図書館には、図書館の専門職として採用された職員が26人います。長い間新たな採用を行って来なかったため、高齢化が進んでいて、このままでは10年後に3人になってしまい、今まで長年にわたり蓄積してきた、本市の図書館独自の知識・技術が失われてしまいます。
豊富な知識と豊かな経験を有する現在の専門的スタッフが在職中に、計画的に新たな専門的スタッフを配置し、現在まで蓄積した知識・技術を継承させ、さらに発展させていきます

(3)専門的スタッフの計画的な育成

市職員、指定管理者のスタッフそれぞれに、求められるスキルに応じた研修を行います

  • 定型業務
     貸出や予約の処理などの定型業務はマニュアル化が可能なため、今まで以上にマニュアル化を進め、効率的に知識・技術の継承を図ります
  • 非定型業務
     選書、レファレンス、学校図書館支援、障害者サービス、図書館政策の企画・立案などの非定型業務は、マニュアル化が困難で、職員の日々の努力の積み重ねによって得られたノウハウが求められる業務です
     今後配置する専門的スタッフには、さまざまな研修・ジョブローテーション等を通じて、これらのノウハウの継承を図ります

課題(6) 施設の老朽化への対応を行います

(1)枚方市市有建築物保全計画に基づく改修

現在市の建築物については、枚方市市有建築物保全計画に基づき、順次必要な改修・改善が図られています。図書館各施設についてもこの計画に基づき改修・改善を行っていきます

(2)香里ケ丘図書館の建替え

香里ケ丘図書館については、施設の老朽化、バリアフリー化の遅れ、開架スペースが狭隘であること、図書館の建替えが国の補助金の交付対象となる可能性があること等から、建替えに向けた準備を進めていきます

課題(7) 学校図書館蔵書のデータ化および市立図書館のコンピューターシステムとのオンライン化を進めます

学校図書館蔵書のデータ化および市立図書館のコンピューターシステムとのオンライン化を説明する図

蔵書のデータ化とオンライン化により

  • 全校の蔵書内容・蔵書構成・貸出傾向等の把握
     選書・読書指導に応用
  • 中央図書館による学校図書館蔵書の一体的な管理・運用が可能となる
     蔵書分類の統一・選書のアドバイス

学校図書館には、市立図書館にはない、カリキュラムに沿った本がたくさんあります。これをデータ化し、市立図書館のコンピューターシステムとオンライン化するとともに、学校巡回便を利用することで、学校間での本の貸し借りが可能となり、学校図書館の本の有効活用が図れます。
また、市立図書館の本を取り寄せることも可能となりますので、市立図書館を学校図書館の書庫として利用できるようになり、中央図書館の学校図書館支援グループによる各学校図書館に応じたサポートも含め、市立図書館と学校図書館が一体となって学校図書館の充実を図っていきます。

課題(8) 発信力のある図書館づくりを進めます

現在市立図書館を利用されている市民は、約20%(5人に1人)です
図書館が市民の来館を待っているだけでは、今まで図書館を利用されていない市民に図書館サービスを知っていただき、使っていただくことはできません
これからは、さまざまな手法を使って市立図書館のサービスをこれまで以上に市民にアピールし、多くの市民にご利用いただけるよう努力します

  • 学校を通じて児童・生徒、そしてその保護者に図書館サービスをアピール
  • 蔵書の内容紹介に加え、「夏休みに読むおすすめ本」など、テーマ、季節ごとの職員おすすめ図書と紹介記事を掲載するなど、見たくなるホームページの構築とSNS・メールマガジンの活用
  • ミニコンサートの開催など、図書館来館のきっかけとなる行事等の開催
  • ネットを通じたレファレンスや利用者による書評入力・公開の可能性の調査研究

課題(9) 中・長期的な図書館政策の企画・立案を行います

  • 枚方市立図書館第3次グランドビジョンの策定
    (第2次グランドビジョンは平成27年度が終期となるため、28年度以降のビジョンを策定)
  • 第3次枚方市子ども読書活動推進計画の策定
    (第3次グランドビジョンの内容を踏まえた子ども読書活動推進計画を策定)

以上の取り組みを進めることで

  • 読書習慣を身に付けた子どもを育成する
  • 市民の情報リテラシー(注)を高める
    (注)情報リテラシー…さまざまな種類の情報源の中から必要な情報を検索し、アクセスした情報を正しく評価し、活用する能力

これらの課題を解決することで、

「役に立ち、価値を生み出し、特色ある市立図書館」を構築します
目標:「図書館のまち枚方」の実現