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あしあと

    枚方八景 万年寺山の緑陰

    • [公開日:2014年3月26日]
    • [更新日:2020年2月26日]
    • ページ番号:743

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    万年寺山の緑陰(まんねんじやまのりょくいん)

    万年寺山の緑陰の写真

    淀川沿いに細長くのびる旧枚方宿の町並みを眼下に見おろし、こんもりと突き出た丘が万年寺山です。摂津・丹波の山々や、豊かな淀川を一望に見渡せる風光明媚なこの丘は、京阪二都のちょうど中間にあり、数々の歴史の舞台となってきました。この丘の上にある意賀美(おかみ)神社の境内には、古墳時代前期の万年寺山古墳があり、青銅鏡が八面出土しました。
    言い伝えによると、推古天皇(592~628)の時代、高麗(高句麗)の僧・恵灌(けいかん)が、この地の風景を愛で、眺めが唐の林岸江(りんがんこう)に似ているとして、草庵を営んだのが万年寺のはじまりです。一千年余の法灯を伝え、夕暮れを告げる晩鐘は人々に親しまれてきましたが、明治の神仏分離令により廃寺となり、仏像等は三矢(みつや)の浄念寺に移されました。参道の石段横には、今も「長松山萬年寺」と刻んだ石柱や十三重の石塔が苔むしており、往時をしのばせてくれます。近年、境内に植えられた多くの紅白梅が大きくなり、観梅の名所になっています。梅林の西にある豊臣秀吉の御茶屋御殿跡は、展望広場として整備された眺望の素晴らしいところです。

    「万年寺山の緑陰」の詳細
    アクセス京阪電車「枚方市駅」より、南西方向へ徒歩約15分。
    備考約100本の紅白梅が咲く意賀美神社の梅林は梅の名所としても有名。

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